突如発表、新型iPad Air10.5インチ、iPad mini 第5世代! iPadは5機種から選べるように!
FUNQ
- 2019年03月18日
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あなた好みのiPadが選べる充実の5モデルに
来週、3月25日に発表会があると聞いていた我々にとっては寝耳に水の話だが、突如、新型iPad Air 10.5インチとiPad mini 第5世代が発表された。これにより、iPadは、超高性能な12.9インチと11インチの2種類のiPad Pro、高性能でリーズナブルなiPad Air10.5インチ、安価なiPad 9.7インチ、コンパクトなiPad mini 第5世代の5モデルになる。
来週の発表会では、エンターテイメント系のサービスが発表されると噂されている。これら豊富なiPadのラインアップで、それを楽しめるように事前発表したということだろうか?
アップルは、一方のニュースで、もう一方のニュースが紛れてしまわないように、発表日を分散することがよくある。どうしても新製品のニュースはバズりやすいから、このiPadのニュースで、来週のサービスの発表が霞まないように……という戦略なのだろうか?
A12 Bionicを搭載し、Apple Pencilもスマートキーボードも使えるiPad Air10.5インチ
ともあれ、新しいiPadのニュースについて確認しよう。
重要なポイントは、iPadのラインナップが充実し、選択肢が増えたということだ。
従来モデルだと、iPad ProとiPad 9.7インチの間には、価格的にも性能的にも大きな隔たりがあった。そこを埋め合わせるのが、iPad Airということになる。このiPad Airは、iPad ProのA12X BionicとiPad 9.7のA10 fusionの間の性能を持つA12 Bionicチップを搭載する。
もう少し簡単にいうと、筐体サイズや諸元からすると、従来のiPad Pro 10.5インチにA12 Bionic(性能向上版のA12Xではなく、iPhone XR/XS/XS Maxに搭載しているもの)を搭載したモデルと思えば良さそうだ。iPad Proほどの性能は必要ないが、Apple Pencilやスマートキーボードを使いたい……という人には嬉しい選択肢だ。価格も一番安価なモデルで5万4800円(税別)、256GBのセルラーモデルにしても8万6800円(税別)と、最上位モデルにすると20万円を超えるiPad Proよりかなりリーズナブルだ。
最強のコンパクトな手書きデバイスiPad mini 第5世代
iPad mini 第5世代は、iPad Airと同様に、A12 Bionicチップを搭載。さらに、Apple Pencilが使えるようになったので、片手で持てるデジタルのメモデバイスとして、非常に独特なポジションを獲得することになりそうだ。
特に日本では、もっとも小型のiPadであるiPad miniを望む声は多かったので2015年のiPad mini 4登場以来3年半ぶりのアップグレードを歓迎する声は大きいだろう。
価格はもっとも安価な64GB Wi-Fiモデルで4万5800円(税別)、256GBのセルラーモデルにしても7万7800円とこれもリーズナブルな価格設定。
さぁ、3月25日の発表会に向けて準備は万端だ!
これでiPadのラインナップは価格上位から、iPad Pro 12.9>iPad Pro 11>iPad Air10.5>iPad mini第5世代>iPad 9.7第6世代ということになる。
過剰なまでに超高性能なiPad Proと、3万7800円(税別)と非常に安価なiPad 9.7インチの間を、従来のiPad Pro 10.5、iPad miniの基本コンポーネンツにA12 Bionicチップ、Apple Pencil 1などを組み合わせてて、非常に充実した、多彩な選択肢を作りだした戦略は、兵站を重視するティム・クックCEOの技量が光るといっていいだろう。
来週公開される、新ウェブサービス、また6月のWWDCで発表されるであろうARやマシンラーニング系の機能が充実したiOS 13の発表に向けて、どのマシンでも十分に楽しめる下地作りが完成したといえるだろう。
(村上タクタ)
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