『5G時代ってなんだろう?』 、7月31日から4日間、Rakuten OPTIMISM開催
- 2019年06月27日
7月31日〜8月3日の4日間、パシフィコ横浜で『Rakuten OPTIMISM』というイベントが開催される。
これまで『楽天EXPO』とかカンファレンスとか『楽フェス』など、各事業部ごとのイベントはいろいろ開催されてきたが、初の楽天グループ総力戦のイベントだそうである。
キャッチフレーズは『5G時代を、先取りしよう。』つまり、背景を読むと楽天の携帯電話事業参入、来年に控えた5Gに向けてイベントを。そして、どうせなら巨大になった楽天グループの総力を挙げたイベントにしようということらしい。
5Gというのも大きいけど、楽天は携帯電話参入も新しい事業。ドコモ、au、ソフトバンクがいるところに、ドカン!と名乗りを挙げたいということだろう。
『5G時代を、先取りしよう。』と言われるけど、5Gになるとどう幸せになるんだろう?
キャッチフレーズは『5G時代を 、先取りしよう。』
が、しかし、そもそも5Gって何なんだろう? と、筆者は思う。
もちろん、5G通信のローンチがすぐそこまで迫っているのは分かっている。ドコモも、auも、ソフトバンクも5Gの準備に余念がない。
でも、5Gが使えるようになったら、どうなるっていうんだろう?
実は、筆者、新しいモノ好きだけど、数字だけが上がる話にはあまり興味はない。そういう意味では、4Kや8Kがにもあまり興味はない。ウチの狭い部屋で芸人の顔が巨大になったって、暑苦しいだけだ。
通信速度を上げるより、従量制をやめて欲しい。通信速度が100倍になったって100倍の速さでパケ死する(さすがにそれはないんでしょうけど)。3時間ぐらいの速さで、月の通信量を使っちゃったらどうするんだろう?
『5Gになったら、4K映像をモバイルで見られます』って言われても、屋外で4K映像見なくてもいいし、『VR映像を高画素で送れます』って言われてもそもそも家の光回線はそのぐらいの速度出るよね? VRならそれで十分。
『4Gが来たら、オレクラウド使うんだ』とは思っていなかった
大切なのは、数値のスペックじゃなくてコンテンツだ。
たとえば4Gが使えるようになって、便利になったのはクラウドサービスや、YouTubeなどの映像が当たり前のように見られるようになったことだろう。
でも、3Gの時に、「4Gが来たら、オレクラウド使うんだ」とは思ってなかったし、「4Gが来たら通学中の電車でYouTube見るんだ!」とは思ってなかったろう。つまり、通信速度っていうコンテキストが来てから、それにフィットするコンテンツが成立するのだ。
そういう意味では、5Gが来てから、何が起こるんだけど、携帯電話各社におかれましては、やっぱり「5G、これだよね!」っていう提案をして欲しい。今の提案されているものに、5Gだからって夢中になるようなコンテンツはないと思うんですよね……。
……このRakuten OPTIMISMに行ったら見られるのかもしれない。ぜひ、行って見てみよう。
凄いメンツの『カンファレンス』と、YOSHIKI登場の『ライブ』
イベントは大きく分けて、3つの要素で構成される。チケット制の『ビジネスカンファレンス』、入場無料の『体験型イベント&フェスティバル』、そして『招待制のライブパフォーマンス』。
ビジネスカンファレンスは三木谷さんの人脈が駆使されまくりで豪華絢爛。インテルCEOのロバート・スワン、クアルコムSVPのドゥルガ・マラーディ、竹中平蔵、iSP細胞の山中伸弥、サイバーエージェントCEO藤田晋さん……と、どのお一方をとっても話を聞きたい人がズラリと並ぶ。
そして、ライブはなんと『Rakuten YOSHIKI Night』として、YOSHIKIのライブ。これは楽天サービスを使っている人の中から、抽選で2200組、4400人が招待される(詳細はこちら https://event.rakuten.co.jp/optimism/2019/performance/ )。
……となると、やっぱり一般の人が入れる『入場無料の体験型イベント&フェスティバル』っていうのが何をやるのかがキモですよねぇ。こちらもサイト( https://event.rakuten.co.jp/optimism/2019/festival/ )で情報は公開されていますが、さっきの5Gの話と同じで、今のところ『絶対行かなきゃ!』感はない……。
ちなみに会場は完全キャッシュレス。『え〜っ!』と思った方もいらっしゃるでしょうが、楽天Pay Rakuten Point R Edy Rakuten Cardの他にもSuicaなどの電マネーや、他社製クレジットカード、デビッドカードも使えます。
そして、なんと当日、会場での楽天Pay使用は55%ポイントバック!(ただし、ポイントバックは1000ポイント/人まで)これはけっこう大きい。
Rakuten 自身にとっても初の、パシフィコ横浜での総力を挙げてのビッグイベント。盛り上がるだろうか? そして目からウロコの5Gコンテンツが飛び出すだろうか?
(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2019年7月号 Vol.93』)
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。