アプリの力を借りて、いつもの食事をもっと豊かに!
- 2020年11月19日
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作り手をアシストするAI!
家庭で聞かれる「今日の食事は、何にする?」という何気ない会話。この言葉が現代社会、特に『家庭で料理をする人』の間で、大きな負担になっている。現代人は仕事や趣味に何かと忙しい。よって料理にかけられる時間も限られる。加えてテレワークが一般化した事で、お家時間を充実させようと思うと、まずは食事から…というのもわからなくない。
でもそこで、今日は「何にしよう?」と思い、毎日毎日献立を考える者の足かせになっていたりする現状がある。
そのわかりやすい指標が、大手書店だ。店内の目立つ大きな書棚には、必ずといっていいほどに、『つくりおき』『時短』『週末』『◯分で』と名のつく料理本が、これ見よがしに並ぶ! フェア台が、いつの間にか常設にされる勢いだったりすることさえある。
実際、そのキーワードをタイトルした本は、飛ぶように売れている。流行に敏感な出版社は、必ずそのワードを入れた本を出したくなるのもわかる。
そんな、家で調理をする人の悩みに着目し、この度(株)ニチレイからリリースされたアプリが『conomeal kitchen』(https://kitchen.conomeal.jp/)だ。このアプリは『スマート』『ロジカル」『ナチュラル』等の大きく6つに分けたユーザーの好み入力し、続けてアプリ内のスケジュールに落とし込む事で、複数のレシピを提案してくれる。その中で選択したデータを人間が評価する事で、そのデータをもとに、AIがその人の好みを徐々に学習。次の複数のレシピを新たに提案してくれるという仕組みだ。
AIが苦手な人間の心理をバズタグで改善。
入力する内容も、家族構成や、スケジュールに合わせてゲストまで入力できるので、大人数の食事会にも対応できる。またメインを選んだ後、カロリーまで計算された副菜を数点提案、もちろんそれは減らす事も、変更することも可能だ。
見逃せないのは、バズタグという機能。これはAIが苦手とする人の今の気分を感じ取る事。それをこれで入力する事で、人間の心理をキャッチする仕組みだ。
冷蔵庫のお片づけの手伝いにも活躍すること間違いなし!
また、レシピから献立を決めるのではなく、冷蔵庫の中から使いたい食材を入れる事で、レシピを提案してもらう事も可能! これによりご近所から大量に頂いてしまった季節食材やお土産、田舎からの贈り物等を消費するのにも大変役にたつだろう。
もちろん材料リストを見ながら、手元にある食材を削っていく事で、買い物リストを作る事もできる優れもの。
つくりおきのスペシャリストにもなれる。
さらに、凄いのは複数日の献立を作っておけば、週末やまとまった時間が作れた時にミールキットを作っておけるので、更に時短が可能! 当日は「焼く」「温める」「盛る」だけのお手軽仕様にする事もできる。もう、このアプリを使っている事さえ言わなければ、プロの料理人にでも変身したと周りから思われるに違いない。
これらの事を可能にした『conomeal kitchen』だが、季節によってレシピをアップデートしながら、今後はこのアプリをネットスーパーと連動させるなどして、さらなる進化を検討中!
AIと共に生きていく事で、自分にないアイディアを提供してくれ、より豊かな生活を提供してくれそうだ。
(菊池基)
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PROFILE
菊池 基
眉毛がチャームポイントのPEACSグループきってのクルマ馬鹿。休日の楽しみは鉄屑求めてトレジャーハント! フットワークの軽さをウリに、取材に趣味に全国どこでも自慢のV8を振り回し、駆け巡る。現在、flick!編集部にて、デジタル音痴を克服中。
眉毛がチャームポイントのPEACSグループきってのクルマ馬鹿。休日の楽しみは鉄屑求めてトレジャーハント! フットワークの軽さをウリに、取材に趣味に全国どこでも自慢のV8を振り回し、駆け巡る。現在、flick!編集部にて、デジタル音痴を克服中。