iPhone 5s|歴代iPhone名鑑
flick! 編集部
- 2020年12月17日
初の64bitとTouch IDを搭載した「iPhone 5s」
2年ごとに本体を刷新するとともに、間となる年はそれ以外の部分に集中して性能アップすることで、継続的な成長を続けてきたiPhone。2013年は、ボディデザインは変わらず、メカニズム的な熟成が進む年だった。
ボディは2012年iPhone 5で実現したスリムな4インチのアルミユニボディ。これを元に大きく性能アップしたのがiPhone 5s。次の6/6 Plusが発売された後も併売され、その後、格安携帯電話ブランドのY!モバイルや、UQモバイルからも販売されるなど、息が長いモデルになった。
ボディはほぼ5と同様のアルミユニボディ。指紋認証システムのTouch IDが導入された点が外見上の大きな違いとなる。いちいちパスコードを入れなくてもいいという利便性の高さは大きなメリットだ。
SoCはApple A7を搭載。スマートフォンでは初となる64ビットアーキテクチャということでさすがに処理速度が高かった。さらにA7とは別にモーション処理専用のコプロセッサApple M7を搭載。加速度センサー、ジャイロセンサーなどの信号を継続的に処理し、A7の消費電力を節約することに貢献している。アウトカメラは800万画素のままだが、レンズのF値が2.2に。センサーサイズを大型化して、光が十分でないより日常的なシーンでの撮影に強くなっている。
本体色にはゴールドを追加。搭載するiOS 7では、スキューモフィズムを廃し、フラットデザインに移行した。
iPhone 5sの特長
・Touch ID採用
・64bitのA7搭載で高速処理
・iOS 7でフラットデザインに
iPhone 5s スペック
発売日 | 2013年9月20日 |
発売時のOS | iOS 7.0 |
最終対応OS | 最新OSにアップデート可能 |
CPU | Apple A7 デュアルコア1.3GHz |
ストレージ | 16/32/64GB |
ディスプレイ | 1,136×640ピクセル 326ppi |
バッテリー | 1,560mAh |
通信 | LTE |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 120万画素 |
サイズ | 123.8×58.6×7.6mm |
重さ | 112g |
iPhone 5sが登場した2013年
ウェアラブルとの連携が始まった
この頃にはiPhoneといったスマホの存在が前提となる世の中になってきた。いつも身近にあるスマホとの連携で、他の製品もさまざまな使い方ができるようになってきていたのだ。
その最たるものがウェアラブルデバイス。これは消費電力の少ないBluetooth 4.0の普及とともにどんどん利用されていった。小型軽量なデバイスを身に着け、そこからiPhoneを親機のように見立ててデータを送ることで、とても小さなデバイスでも情報のやりとりができるようになった。
その他にもカメラやサイクルコンピュータなどのさまざまなデバイスがiPhoneと繋がり、そこからさらにクラウドを経由するようになり、便利になった。
iPhone 5sと同時に発売された5c。5から据置きの機能が多いが、価格はそれほど安くなかったためか、あまり売れず翌年には姿を消した。
ウェアラブルデバイスの最右翼として知られたJawbone。日常から、活動している時間、寝ている時間の記録を残し、スマホに転送してくれる。
まるごとITデバイスのようなテスラ。6,000本以上の18,650バッテリーを持ち、コクピットには17インチのディスプレイ搭載。
比較的リーズナブルな360度カメラTheta。これもデータはiPhoneに送ったりとスマホなしでは楽しめないデバイスだ。
ソニーのカメラはWi-Fi連携に優れている。映像を見て楽しんだり、リモートでシャッターを切ったりすることができる。
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