BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ポリカーボネートボディの異色モデル「iPhone 5c(2013)」の中身は?|iPhone超分解図鑑

短命だったポリカーボネート製。5色の、文字通り異色モデル

このカラフルでポップなiPhoneは、iPhone 5sと一緒に発表、発売されたが、あまり売れず、わずか1年でラインナップから落とされてしまっている。

『ポリカーボネート製のカラフルなiPhone』というと人気が出そうなものだが、商品設定が悪かったのか、登場のタイミングが悪かったのか、あまり購入する人はおらず、静かに退場した。最大の原因は、廉価モデルのように見えるのに、価格がほぼ5sと同じだったことだろう。同じ価格で、性能もほぼ変わらないのなら、高級そうに見えるものを選ぶ……というのが人間心理なのかもしれない。

カラフルなラインナップは、少し性能が落ちて、価格も安いなら、人気モデルになったかもしれない。難しいものだ……。

本モデルの最大の特徴は、ボディ本体にポリカーボネーターを使っていることにある。素材としては、3Gや3Gsのようなポリカーボネート製ボディを持つということになりそうだ。

また、カラフルであるということの他に、本体がポリカーボネートモデル製なので、電波の心配をあまりしなくていいというメリットもある。

iPhone 4、4s、5、5sと、金属製のボディが続いていたが、このiPhone 5cはプラスチックなので、電波が通るとか、通らないという心配が不要。メリットは大きかったのに、人気が出なかったのはちょっと残念だ。

製品としてはiPhone 5sのバリエーションモデルの域を出なかった。ボディがポリカーボネートだという以外はたいした違いはない。樹脂ボディへのメカニズムの固定方法も興味深い。また、短命なモデルゆえの希少価値からか、最近の中古市場では密かな人気モデルだったりする。

iPhone 5cの中身を大公開!その細部に迫る

内側にはステンレスのプレート

ポリカーボネートのボディの内側にシールドのためのステンレス製フレームが接着されている。すべてがアルミで賄われている5や5sの方が効率的に思われる。重量も増加。

ネジも本体カラーに準じる

唯一露出する、Lightningコネクター左右のネジは、iPhone 5sのネジは本体の色と同色。5cはシリーズすべてブラックとなっている。
左2つはそれぞれゴールドとシルバーのiPhone 5sのネジ、1番右はiPhone 5cシリーズのネジ。

頑丈に補強されたホームボタン

ディスプレイ側はほとんど5sと変わらない。トラブルの多かったホームボタンは5cにいたってはかなり頑丈に補強されている。5sにはTouch IDが搭載されたが、5cにはなし。

指紋認証がなくほぼ5と同様

ホームボタンに指紋認証がないので、5と同じに見えるディスプレイユニット。もちろん細部は異なり共通部品ではない。

内部の基本構造はiPhone 5sと同じ

基本的な構造は5sと同じ第2階層。強いて言うとインターフェイスモジュールがスピーカーと一体化されている。

5cのウリであるポリカボディ

内部構造を見るとステンレスフレームに完全に覆われている。当然、重量も5sより重いのが残念なところ。

ガッチリとした構成のステンレスフレーム

ステンレスのプレートにディスプレイ側を受けるクリップや雌ネジが溶接されている。ポリカの柔らかな肌触りは魅力的だったし、一部では人気があったのだが、もう少し安ければ。

A7が搭載された5sには穴が

ロジックボードの裏側は電磁波シールドに覆われているので、中身を見ることはできない。当時最新のA7を積む5sにはプレートに穴があった(左/iPhone 5s、右/iPhone 5c)。

シンプルなスピーカーの構成

スピーカーユニットは5sはセパレート式。5cはLightningコネクターの方まで広く覆う一体型となっている(左/iPhone 5s、右/iPhone 5c)。

ロジックボードはほとんど同じ

上から見ると、ロジックボードはほぼ同じに見えて区別がつかない。わずかに形状が違う部分があるので、同じ部品というわけではなさそうだ(左/iPhone 5s、右/iPhone 5c)。

バッテリーサイズはほぼ同一だが、違う

5sは1,560mAh。5cは1,508mAh。わずかながら5sの方が大容量のバッテリーを使っている。ちなみに5は1,440mAhだった。5sは電源管理も違い、長持ちする(左/iPhone 5s、右/iPhone 5c)。

バイブレーターは5sの方が小ぶり

5cの側はフレームに取り付けるため、やや大ぶり。振動を伝えるものなので、メインフレームにしっかりと固定する必要がある。5s側のステーはとても短かった(左/iPhone 5s、右/iPhone 5c)。

シンプルな800万画素カメラ

800万画素のカメラは5に対してセンサーサイズが大型化され、より高感度に強くなっている。手ブレ補正はない(左/iPhone 5s、右/iPhone 5c)。

iPhone 5c スペック

ポイント

1.3Gs以来のポリカモデル
2.性能は5sとほぼ同等
3.別に安くないのが敗因?

スペック

・ポリカーボネートボディ
・LTE
・1,136×640ピクセルディスプレイ
・8、16、32GBストレージ
・800万画素背面カメラ
・120万画素前面カメラ
・132g
・124.4×59.2×8.97mm

出典

SHARE

PROFILE

flick! 編集部

flick! 編集部

各電子雑誌配信ストアから配信される電子専用マガジン。デジタルは好きだけど使いこなせてない、これから活用したい人たちへ、最新ガジェットやウェブサービス、アプリ情報を配信。

flick! 編集部の記事一覧

各電子雑誌配信ストアから配信される電子専用マガジン。デジタルは好きだけど使いこなせてない、これから活用したい人たちへ、最新ガジェットやウェブサービス、アプリ情報を配信。

flick! 編集部の記事一覧

No more pages to load