BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

柔らかなRボディに包まれた「iPhone 6/6 Plus(2014)」の中身は?|iPhone超分解図鑑

4.7と5.5インチの2サイズ展開に。内部の完成度はさらに高まった

4で基本フォーマットを完成し、5でアルミユニボディとLTE、Lightningコネクターを実現したアップルは、2014年の6の世代で、2モデル化を実現する。

そもそも、アップルはかたくなにラインナップの複雑化を避けていた。画面サイズを共通化することで、アプリの開発は容易になるし、ボディ変更を2年に1度にすることで、iPhoneケースの文化も醸成することができた。

2モデルは6と6 Plusで、それぞれ4.7インチ1,334×750ピクセル、5.5インチ1,920×1,080ピクセルのディスプレイを装備していた。Android端末のディスプレイサイズは競争の結果、拡大の一途をたどっていたし、アップルの提案は控えめなものだったこともあり、対応として少し遅かった感はあるが、それでも2モデル化は歓迎された。そしてこの画面サイズは、6s/6s Plus、7/7 Plus、8/8 Plusと、4シーズンに渡って採用されている。

ボディの基本構造は5から継承されるアルミユニボディ。6から採用されたのは、角のエッジの立たないRに覆われたデザイン。これも8/8 Plusまで踏襲されており、形状の変更で奇をてらわないアップルとしては、これらのデザインは完成の域に達していると判断しているのだろう。

ご覧のように内部構造は5の流れを汲む配置だが、Plusの方には2,915mAhの大型バッテリーを搭載し、そのすき間ともいうべき場所にコンポーネントを配置している。

6以降の世代では、チップ類のさらなる集積化、接続のシンプル化、ボタンやコネクター類の密閉化が徐々に進んでいく。これらの進化により、iPhone内部はさらにシンプルに整理され、集積度は高まっていく。また、6/6 Plusからの新機能としては、NFCが搭載されたことが挙げられる。これによりApple Payが実現するが、当時、日本は未対応だったので、あまり話題にはならなかった。

iPhone 6/6 Plusの中身を大公開!その細部に迫る

これでも5sよりかなり大型化したiPhone 6

現代の標準ともいうべきサイズで持ちやすい。内部コンポーネントの多くは6 Plusと共通だが、バッテリーの差は大きかった。

薄く広く。部品で見ても大きなシャシーのiPhone 6 Plus

3,000mAh近い巨大なバッテリーが内部構造の多くを占める6 Plus。実際に電池の持ちもいい。ただし充電するのに時間がかかる。

シャシーはさらに高剛性に

シャシーは周囲にやわらかなカーブを描く部分ができたこともあり、さらに剛性が高まった。重さは6が約27g、6 Plusが約37g。

iPhone 6Plusには手ブレ補正が

カメラユニットのサイズに大きな違いはないが、iPhone 6Plusには手ブレ補正の機能が付いているため、少し大ぶり(左からiPhone 5、iPhone 6、iPhone 6 Plus)。

アップルマークはリキッドメタル

アップルマークにはリキッドメタルが使われている。リキッドメタルはSIMピンにも使われている技術で、強度に優れている。

Plusは超大容量

左から1,560mAh(iPhone 5s)、1,810mAh(iPhone 6)、2,915mAh(iPhone 6 Plus)。消費電力は増しているが、それでもバッテリーのサイズなりに持ちはよくなっている。

6と6 Plusの基板はほとんど同じ

A8などさまざまなチップをロジックボードに搭載しており、集積度はかなり高くなっている。サイズも年々大きくなっている(左からiPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus)。

部材の厚みなどに、設計のノウハウが集積されている

削り出しなので部材の厚みは自在にコントロールできる。コーナーなどの強度が必要な部分を厚くするなどのノウハウが蓄積されている。

アンテナを区分けする樹脂部分

iPhone 4以来の、ボディ外縁部をアンテナとする仕組みも成熟している。これにより、全体を金属製としつつ高い受信感度が得られる。

NFCチップとアンテナを装備

Apple PayのためのNFCチップとアンテナ。ロジックボード中の黒く盛り上がった部分がチップ。上部の左半分あたりがアンテナ。

徐々に耐水、防塵性能が高まる

各々ボタンの周囲にパッキンが備えられるなど、徐々に耐水、防塵性能を高める装備が増えてきている。今後、iPhoneの耐水機能を検討していると思われた。

Touch IDのケーブルは画面側に

フラットケーブルが、画面の裏側を這うように通ってホームボタンに通じている。ケーブルを引っかける心配がないので、分解時のリスクは減る。

iPhone 6/6 Plus スペック

ポイント

1.同等性能2モデル展開
2.NFCを初搭載

スペック(iPhone 6)

・アルミ削り出しボディ
・LTE
・1,334×750ピクセルディスプレイ
・16、32、64、128GBストレージ
・800万画素背面カメラ
・120万画素前面カメラ
・129g
・138.1×67×6.9mm

スペック(iPhone 6 Plus)

・アルミ削り出しボディ
・LTE
・1,920×1,080ピクセルディスプレイ
・16、64、128GBストレージ
・800万画素背面カメラ
・120万画素前面カメラ
・172g
・158.1×77.8×7.1mm

出典

SHARE

PROFILE

flick! 編集部

flick! 編集部

各電子雑誌配信ストアから配信される電子専用マガジン。デジタルは好きだけど使いこなせてない、これから活用したい人たちへ、最新ガジェットやウェブサービス、アプリ情報を配信。

flick! 編集部の記事一覧

各電子雑誌配信ストアから配信される電子専用マガジン。デジタルは好きだけど使いこなせてない、これから活用したい人たちへ、最新ガジェットやウェブサービス、アプリ情報を配信。

flick! 編集部の記事一覧

No more pages to load