誰もがYouTubeなどの発信者である時代の高級USBマイク、BlueのYeti Xを試した(試聴動画あり)
- 2021年02月04日
誰もが音声コンテンツの発信者になった……という意識が必要だ
「この人の声、キンキンして聞きづらいなぁ」と思ったことはないだろうか?
会議でも、ノイジーな音声の人、耳障りな人は心証が悪い。増してはそれがYouTubeやクラブハウスなどの音声コンテンツだとなおさらのこと。
逆に聞いていたい声というのはある。その人のぬくもり、息遣い、雰囲気が伝わってくる、心地よい音というのはある。深夜ラジオなどで、「この人の声、心地よいな」と感じた記憶がある人も多いだろう。
YouTubeや、Clubhouseなどはもちろん、ビデオ会議などでも人の音声の心地よさというのは、とても大事なことだ。
そんなシーンに、Logicoolからリリースが発表されたのが、レディ・ガガや、デヴィッド・ボウイなどが使っていることで知られるBlueマイクロフォンズの、USBマイク。扱いやすく、かつ臨場感のある音を表現してくれるという。
今回発表されたのは、最上位機種のYeti X(2万4860円・税込)と、廉価版のSnowball(9900円・税込)の2機種。本日2月4日発表で販売は2月18日から。
ハイグレードだが、手軽に使えるUSBマイク
最上位機種のYeti Xは、ひとりでマイクに向かう時の単一指向性モード、複数人で囲んで収録してくれる時の全方位モード、囁き声や環境音などの収録に向いたステレオモード、そして、マイクを挟んでを収録する時の全方位モードがダイヤルひとつでセッティングできる。
4つのφ14mmのコンデンサーカプセルを搭載し、より高音質、明瞭な集音を可能としている。
ご覧のように、USBで簡単にできるけれども、本格的なコンデンサーマイクとしての性能を持っており、手軽にハイグレードな『声の体験』を提供できる。
マイクって難しくて、いわゆる急にプロレベルのマイクを買っても、性能が高すぎて、エアコンの音とかを拾ってしまったり、そもそもスタジオのように吸音性のある壁の部屋でないと、あまりに性能の高いマイクだと声が壁や天井に反響してしまって、聞き取り難くなってしまったりする。
録音中の音をモニターする際、マイク音量を確認・調節できるよう、 本体前面に音量レベルが一目でわかるLEDライトとスマートダイヤルが用意されている。このダイヤルは、 マイクのゲイン・ミュート・ヘッドフォンの音量・ヘッドフォンで聞くBGMとマイク音量のバランス調整をコントロールでき、1秒間プッシュするたびに機能が切り替わる。
手軽に使えてポップなSnowball
もうひとつ発売されたのは9900円(税込)と手軽なSnowball。
2つのコンデンサーカプセルを内蔵し、『単一指向性モード』『全方位モード』に加え『マイクの感度を-db減衰する単一指向性モード』を搭載し、YouTubeやゲーム実況、ビデオ会議などの他、ライブ演奏など大音量の音源もディストーションなしにクリアに録音できる。
どちらも、メッキパーツを上手に使って、クラッシックでお洒落な、アメリカンクラッシックな雰囲気を醸し出しており、デスク周りで使うガジェットとしては、非常にスタイリッシュ。
また、「Blue VO!CE」「Logicool G HUB」などで、音質の微調整をしたり、イコライザーのプリセットをかけたりすることもできる。
ラジオのような雰囲気にしたり、親密な雰囲気を演出したりと、簡単に操作が可能。
これによって、Logicoolの販売するBlueマイクロフォンズのラインナップは以下のようになった。
YouTubeライブで、ぜひ聞き比べていただきたい
といっても、文字で書くだけではなかなか分からない。今夜19時から、YouTubeライブで、今手近にあるマイク6種類と、Yeti Xを試してみるので、ぜひ実際にサウンドを聞いて、どれがいいか確認してみていただきたい。
使ってみたのは、MacBook Airの内蔵マイク、AirPods Pro、StreamCam内蔵マイク、C340、maonoのコンデンサーマイク、Snowballでそれぞれしゃべってみるので、聞き比べていただきたい。
あとで、私が聞いて見たところでは、Yeti Xやっぱりけっこう優秀。
特に、声を張っても割れないのが安心感大きいし、なんというか空気感、僕の声の雰囲気も出てる。MacBook Airが意外といいんですよね。ノートパソコンの内蔵マイクって、通常ダメダメなんですが、Macはとても優秀。意外とAirPods Proがイマイチでした。今回試した中で唯一ワイヤレスだからですかね。そういう意味ではちょっと不利な戦いだったかも。
ぜひ、感想を聞かせて下さい。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。