iPadを教育に活かすために『子供を伸ばす! 学校と家庭のiPad超活用術』作りました!
- 2021年10月11日
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Amazonでの予約がスタートしました。(リンク)
(Amazon掲出の表紙は、まだダミーです)
GIGAで配布されたiPad、活用できてますか?
GIGAスクール構想の補助金を使って210万台のiPadが、全国の小学校に配布されました。
OECDに加盟する先進国の中で、学習におけるデジタルデバイスの利用がスバ抜けて少ない日本の現状(参考:生徒の学校・学校におけるICT利用)を、変えて行く大きな一石になったとは思います。しかし、一方で、「どう活用していいかわからない」という声もあります。デバイスを渡すだけでなく、それを活用する先生が、学校が、保護者が変わらなければ意味はありません。
そこで、子供たちの学びにiPadを活用するカリキュラムを数多く掲載した本を作りました。上手に活用してらっしゃる全国7校の先行事例も掲載しています。配布されるiPadはどういう仕様で、どういうセッティングになっているのか……などについてもベンダーの方のところに取材に行っています。
全国の書店・コンビニ(一部都市部のみ)・ネット書店、電子書籍で、10月18日発売、990円(税込)です。
上手くいっている先行導入事例やカリキュラムをぜひ真似して欲しい!
取材した学校は、熊本市五福小学校、上越教育大学付属中学校、伊那市立伊那中学校・伊那西小学校、香蘭女学校、港区立麻布小学校、聖ドミニコ学園小学校の7校。
いずれの学校も驚くほど上手にiPadを活用されているのですが、中でも大自然の中で駆け回りながらiPadを使っている伊那西小学校の光景は衝撃的でした。反対に麻布小学校は六本木ヒルズがすぐ近くにあるような場所の公立小学校。国際化も進んでいるし、ご家庭のWi-Fi普及率も高い。学校それぞれの事情の中で、先生方は子供たちの学びのために、上手にiPadを使ってらっしゃいました。
また、滋賀大学の岳野公人教授を中心としたApple Distinguished Educatorのみなさんが、これからiPadを導入する先生方のために作られたカリキュラム例についてもご紹介しています。各学年、教科に分けて、どんな活用をすれば、子供たちの学習に役に立つのか? 非常に参考になるレポートです。
また、7年も前からひとり1台のiPadを導入されている同志社中学の反田任先生からはApple クラスルームとAppleスクールワークの活用法について教えていただきました。
先進的な英語教育を実践されている東京成徳大学中学・高等学校の和田一将先生には、『なぜ、多くの日本人は英語が話せないのか? iPadを使った教育でどう変わるのか?』というタイトルで寄稿いただいています。
キッティングの仕組みや導入されるiPadのセッティングをご存じ?
学校で配布されるiPadって、どんな状態かご存知でしょうか? たとえば、盗難に遭った時に初期化される危険はないのか? 自宅で独自にお気に入りのアプリは入れられるのか? 子供がYouTubeばっかり見ちゃったりする心配はないのか……? そんな疑問にお答えするために、iPadの導入をささえる導入支援企業も取材しています。
ソフトバンクC&Sさんでは、iPadを導入する学校の先生方に提供されている『マインドチェンジ研修』の内容を、シスコさんでは生徒達のiPadを管理するMDMや自動デバイス登録の仕組みについてお話をうかがって家庭用のiPadとはまったく違うアカウント設定について、お話を聞きました。またシスコ・アンブレラによって危険なサイトにアクセスするリスクから守られてるというお話も聞きました。大塚商会さんでは、何千台ものiPadを開梱してセッティングする『キッティング』という作業について取材。学校は導入支援企業に何をしてもらえばいいのか? どういうことが可能なのかについてレポートしています。
これら、事前の導入支援、回線やWi-Fi、セキュリティなどの環境の構築、そして初期のiPadのセッティングの上手下手が、学校へのiPad導入の正否を大きく左右します。これまで、あまりオープンに語られなかった部分ですが、ここはぜひ見ていただきたいところです。
家庭で活用したいアプリや周辺機器も!
さらに、子供たちが学校から持って帰ったiPadをどう活用すればいいかということで、子供の学習に活用できるアプリを多数、教育ICTコンサルタントの小池幸司さんにご紹介いただきました。小さな小学校低学年のお子さんから、中学生の受験勉強にまで役立つさまざまな最新の教育アプリをご紹介していますので、ぜひご覧下さい!
また、Wi-Fi、ドキュメントスキャナー、キーボード、プリンター、スキャナーなど、家庭にあると学習がはかどる周辺機器についてもご紹介しておりますし、もちろん、現在各校に配布されているiPadや、そのバリエーションモデルなど、iPad自体についても詳しく解説しています。
教育にiPadを活用される先生方、親御さんにぜひ読んでいただきたい1冊になっております! 発売日に入手いただけるよう、ぜひ、ご予約を!
(村上タクタ)
(最新刊)
flick! digital 2021年10月号 Vol.120
https://peacs.net/magazines-books/flick-906/
デジタル超整理術 リモートワーク編
https://funq.jp/flick/magazines/20164/
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。