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心まで裸になれるサウナは、人生の余白かも!? 「サウナのあるところ」試写会に行ってきた。

こんにちは、FUNQの小林弘典です。普段はプロダクトデザイナーとして働きつつ、フィンランド政府観光局サウナアンバサダーとして、サウナライフを満喫しております!

フィンランド政府観光局サウナアンバサダーになった経緯はこちら

大使館にさえサウナ完備! サウナ大国フィンランドの大使館に行ってみた。

大使館にさえサウナ完備! サウナ大国フィンランドの大使館に行ってみた。

2019年08月09日

突然ですが皆さん、「サウナのあるところ」という映画はご存知でしょうか?

「サウナのあるところ」はこんな映画だ

フィンランドのサウナでの日常を描いたドキュメンタリー映画なのですが、2010年にフィンランドで公開後、1年以上上映が続くほどの人気!

監督はヨーナス・バリヘル。本作でヨーロピアンフィルムアワードにノミネートされたり、2010年米国アカデミー賞にのフィンランド代表にも選ばれるほど、世界的に有名な映画監督なのです。

先日、9/14(土)の日本公開に先立って、アップリンク渋谷にてフィンランドサウナアンバサダー限定試写会が行われました。以前から観たいと思っていた映画だったので、参加出来てとてもありがたい!

試写会の様子。
試写会の様子。

美しいフィンランドの風景と、フィンランドのサウナで交わされる会話を描いたドキュメンタリー映画。

最初は、あられもない姿の男達が立て続けに登場し、驚きました。笑
また、サウナ内で交わされる話も、楽しい話題ばかりではなく、人生の悩みや苦しみを打ち明けるものもあり、少し身構えました。

でも、サウナという独特な空間で繰り広げられる会話を観ているうちに、自身が経験したことがない話題でさえ、不思議と引き込まれます。いつしか映画内で話を親身に聞いている聞き手と同じように、話を聞いていました。

サウナという安全な巣の中で、男たちはみな子リスのようだ

僕が特に印象に残ったのは、最後に登場人物全員で合唱するシーンです。

サウナの中で朴訥と語っていた男達からは想像が付かないほどの、力強い歌声にも驚きましたが、最も印象深かったのは「リスは木に登り、平和の旗を振る」というフレーズ!

フィンランドサウナアンバサダー仲間の小林文菜さんに聞いたところ、この歌は、アレクシス・キヴィという19世紀のフィンランド人作家の「七人の兄弟」の作中で登場する歌で、フィンランド国民に愛され、歌い継がれている詩歌なのだとか。

そもそも映画の原題は、「Miesten vuoro(”男の番”という意味)」。
公開当初、普段あまり感情を表に出さない!?と言われる、フィンランド人の男性が、自分の感情を示すシーンが多くあったからこそ、多くの共感を呼んだそう。

なるほど。僕自身、会話の中で言葉を探して寡黙になることがよくあるので、映画を観ながらフィンランドの寡黙な男達に感情移入し、ついには「木に登って平和の旗を振っているリス」に男の悲哀を感じたのかもしれません。

小林聡美さんが「サウナという安全な巣の中で、男たちはみな子リスのようだ。」というこの映画に対するコメントを寄せておられましたが、映画を観終わり、言葉の意味が自分なりに腑に落ちた気がしました。

自分の本音を言える環境、相手がいることは、本当にありがたい。そういう「人生の余白」は僕にはとても重要。鑑賞後、いつも仲良くしている友人達の顔を思い出しました。

フィンランドでは、映画館の上映時に、観客がこの歌を唄うこともあったそう、一緒に唄いたかったな〜!!!笑

共感しすぎて「七人の兄弟」が収録されている本も買ってしまいました。
共感しすぎて「七人の兄弟」が収録されている本も買ってしまいました。
サウナのあるところ
公開日 2019年9/14(土)
上映館 アップリンク渋谷アップリンク吉祥寺新宿シネマカリテ横浜シネマリン
※その他映画館でも順次公開予定
公式WEB  https://www.uplink.co.jp/sauna/

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PROFILE

小林 弘典

ディレクター

小林 弘典

サービスのコンセプトメイキングとフロントエンド開発を行います。ブランドの熱量を、時代に最適化されたデザインで、人に届けることを心掛けています。

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