サーフボードの上手なワックスの塗り方を教えて!|サーフィンの基本
FUNQ NALU 編集部
- 2021年06月29日
サーフボードは見た目からしてツルツルしてきれいだ。しかし、そのままの状態で海に入っていくと、デッキ面についていえば、足が滑ってライディングもままならない状態になってしまう。それを防ぐためのアイテムがワックス。スキーやスノーボードと違って、滑り止めのためのものだ。それをサーファー自身が海に入るごとに塗り重ねていくわけだが、上手に塗らなければ、その効果が半減してしまう。
◎出典:SurfStyle 2021 ◎illustration : Akira Tsukakoshi
特にワックスが塗られていない状態のサーフボードにワックスを塗る行為は「ワックスアップ」と呼ばれ、最も重要な作業だ。そのときのコツとしては、水温に最適なタイプのワックスを使用し、温度管理をしっかりして塗り始めるということ。そして、塗るときは余分な力を入れず、初めは格子状、最後は円を描くように塗っていくようにしよう。サーフィンするたびに重ね塗りをするということも重要で、季節の変わり目や汚れてきたときには、一度剥がして塗り直すことも忘れないようにしよう。
水温対応表
ワックスにはCOLDやTROPICいう文字が書かれている。これが表すのは使用するワックスの適正水温。季節に合わせて適切なものを購入しよう。
- COLD:真冬用
- COOL:秋~冬用
- WARM:春~夏用
- TROPIC:真夏用
上手なワックスの塗り方
【1】アップをするには、まずワックスやボードが熱くなりすぎたり冷たくなりすぎたりしないように温度管理をすることが大事。その上で塗る範囲全体に、斜めの線を引くように均等な間隔をあけてワックスを塗っていく。
【2】その斜めの線と直角に交わるようにして逆方向も塗り、格子状の模様を作っていく。そのとき、ワックスの角を使うと塗りやすい。力の入れすぎはNG。
【3】次にワックスの面を使って、円を描くようにその上から重ね塗りをしていく。満遍なく塗り、最終的にダマ状になったときにグリップ力が最大化する
塗る範囲をしっかり理解しよう
ワックスは足をつく場所に満遍なく塗ろう。ロングの場合はウォーキングするのでノーズの先端まで、ショートはテール寄り2/3まで塗るのが正解。
滑り止めの役割を果たすワックス。これを上手に塗るかどうかで驚くほどグリップ力が変わる。
ポイントは季節や水温に応じて使用するワックスの種類を見極めること。
温度管理もしっかりした上で手順を追ってきれいにワックスアップしていこう。
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FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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