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南相馬市“サーフタウン”計画をリアルに体験【by 九島辰也】

 どこよりも早く“サーフツーリズム”を謳っていた街がある。福島県南相馬市だ。サーフポイントはもちろん北泉海岸とその周辺。2000年代初めからそこに目をつけサーファーを招いてきた。2010年まではリピーターが毎年のように増え、定住を考える人も次第に現れるようになったとか。

プロサーファーも集結!プロジェクトの魅力はサーフィンのみならず

毎週末のように北泉には多くのサーファーが波を求めてやってきていたようである。東日本大震災までは……。という背景のもと、南相馬市が新たなプロジェクトを立ち上げた。北泉海岸をメインにした“サーフタウン”計画である。

そもそもここはサーフィンに適していると言われる。遠浅のビーチブレイクで波は一年を通してセットでキレイに入ることが多く、アウトサイドからインサイドまでしっかり乗れる感じだ。それに駐車場は広くて駐めやすく、ボードを持って歩く距離は短い。

またここにはドッグランやキャンプ場が併設されているので、サーフィンをやらない人も楽しめる。気持ちのいい潮風を感じながらのキャンプは最高だ。シーンとした山の中のキャンプ場とは違い波の音をバックにのんびりできる。アルファ波ダダ漏れだ。

南相馬市がここを押す理由は他にもある。常磐道の南相馬インターから遠くなく、街からもクルマで10分程度で海岸まで行ける。アクセスは大切だ。北関東、特に北茨城からはかなり近く感じる。

といったサーフタウン計画を立ち上げた南相馬市は文化面でも魅力あることを付け加えよう。代表的なのは国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追(そうまのまおい)」だ。これは甲冑を着た約400騎の騎馬武者が時代絵巻をリアルに行うイベント。例年7月最終土日月に開催される。市全体を使っての行事だけに大掛かりだ。事前に南相馬市博物館へ行けば、きっとより理解を深められるだろう。

甲冑体験をしたプロロングボーダー宮内謙至さんとプロサーファー川畑友吾さん

そしてそれに準じるように、甲冑着付けや乗馬体験といったアクティビティが用意される。甲冑を身に纏うのはレアな経験だし、馬に乗ったままの海岸トレッキングはいい思い出になるはずだ。

震災に関しては、南相馬市消防防災センターへ足を運ぶと多くのことが学べる。当時、時間の経過共に南相馬市でいったい何が起きていたのかを知ることができるだろう。リアルに波がこの高さまで来たという表示には驚かされる。

いったサーフタウン計画に関する一連の流れを南相馬市まで行って体験してきた。このPRイベントに参加したのは、プロロングボーダー宮内謙至氏、プロサーファー川畑友吾氏、それとSea flowers Shonanメンバーの3人の女性サーファー。ナビゲーター役は福島県サーフィン連盟理事長の室原慎二氏と地元プロサーファー佐藤広氏だ。つまり、ローカルサーファーも全面協力のサーフタウン計画である。そう、ここが大事。

ということで、みなさんも北泉海岸へ行ってみては? シンプルに海の色の碧さと白い砂浜に感動しますよ。

 

南相馬市のサーフタウン計画についてもっと詳しく知りたい方はこちらをクリックして。

 

取材協力:南相馬市

写真写真: 佐原健司

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FUNQ NALU 編集部

FUNQ NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

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