【K2 Japan ski & snowboard 黒部源流Expedition】 スライドトークショー開催決定!
PEAKS 編集部
- 2019年11月18日
毎日10時間行動! 幸せ絶頂な4日間! 北アルプス北部の名峰、薬師岳と黒部五郎岳に登って、滑る「K2 Japan ski & snowboard 黒部源流Expedition」スライドトークショー
日本のラストフロンティアと呼ばれる北アルプス黒部源流部に堂々とそびえる日本百名山の2座、薬師岳(2,926m)と黒部五郎岳(2,897m)。
この黒部源流エリアのシンボルとなるツートップに登って、滑走する4日間のスノートリップ、名付けて「K2 Japan ski & snowboard 黒部源流Expedition」が5月7日−10日に決行された。
リーダーである日本山岳ガイド界の重鎮、佐伯岩雄さんとともに向かったのは、K2サポートライダーの4名と太郎平小屋の主人、河野一樹さん。
同行したカメラマン杉村航さん、大塚伸さんによる写真と、K2ライダーたちの熱いトークで、この旅を振り返るスライドトークショーの開催が決定した!
ここでは、スライドトークショーの導入部として、旅の様子をざっくりかいつまんで紹介しよう。
まずはメンバー紹介。左から田中幸さん、橋本貴興さん、佐伯岩雄さん。メンバーのひとりとしてこの旅をサポートした太郎平小屋の主人、河野一樹さん。半田譲さん、中村俊啓さん。
GW明け直後、北アルプス富山県側の玄関口である折立はまだまだ雪がたっぷり残り、車でアクセスできなかった。そこで岐阜県飛騨市神岡町の飛越トンネルから入山することになったのだが、これが大変。ベースキャンプとした標高2,330mの太郎平小屋までは、標高差1,000mアップ、行動時間10時間を超える長丁場!
雪に埋もれた飛越新道は細かいアップダウンが続き、スプリットボーダーたちを悩ませた。まず、めざすは北ノ俣岳。
北ノ俣岳からシールをとって、ようやく滑走。キャッホーと叫ぶはずだったが、ガスで視界ゼロの徐行運転。日没前になんとかベースキャンプ太郎平小屋に到着し、初日は移動だけで終了。
夜中に降雪があって、2日目はまさかのパウダーコンディションに!
薬師岳山頂に向かって登りはじめるものの、あまりの雪質のよさと、青空と太陽に背中を押されて、ついつい1本滑っちゃった宮城蔵王からやってきた山岳ガイドの半田譲さん。
見よ、北アルプスが誇るこの劇軽・MAY・パウダーを!
薬師岳山頂を踏んだら、すかさず金作谷カールへドロップ〜!
黒部川が深く削り流した圧倒的な山並みを視界に入れながらの極上一本。
1日の終わりは、太郎平小屋のスタッフが作ってくれたおいしいごはんでチャージ。
もちろんキンキンに冷えた生ビールもありました!
3日目は、2日目よりもさらに晴天!
「雪よ、溶けるな。おれたちが行くまでは」と願いながら黒部五郎岳を目指した。
黒部五郎岳山頂直下の肩から北斜面へドローップ!
とろける〜。
黒部五郎岳の広い肩には幾筋ものシュートが延び、そこに思い思いのラインを描くライダーたち。
狙ったのか? たはまた偶然か? 佐伯岩雄さんの雷鳥セッション!
赤木沢へ重力にまかせてそのまま水のごとく滑り込むー。
右奥の頂が、昨日登った薬師岳。
スキー、スノーボードという道具やスタイルにとらわれず、雪を愛するスノーヤーがひとつの斜面に向かって、自由に、楽しく、アグレッシブに登って滑った4日間。
往復で丸2日間かかった天空リッジは、彼らにとってまさに桃源郷だった。
夢のような4日間を振り返るスライドトークショーは、残雪期に北アルプス最深部を滑走する臨場感を手に汗握りながら感じられるまたとない機会でしょう。
イベントの詳細、申し込み方法は以下でご確認ください。
https://peaks.peatix.com/view
SHARE
PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。