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Mt.ランドネ会員のみなさまに、奈良県広陵町で作る”山歩きソックス”をプレゼント!

靴下の生産量日本一を誇る、奈良県広陵町。この町で「創ることの喜び」を起点に、日本一ワクワクする靴下工場を目指す企業「創喜」がある。日々、新しい取り組みにも挑戦し続ける、老舗工場の考えるものづくりとは。創喜の5代目社長・出張耕平さんにお話を伺いました。

地域の産業を守りながら、靴下を楽しむ未来を目指して

――広陵町は「靴下のまち」ということですが、どのくらいの数の工場が町にあるのでしょうか?

出張 昭和30〜40年代頃は、およそ200軒の工場がありました。その当時は、待っているだけで注文がどんどんと来ていた時代。現在、残っている工場は30軒ほど。いま、世の中に求められる靴下は、早くできて、安くて軽いもの。私たちのつくる靴下とは、真逆のものだと思います。

――創喜のつくる靴下は、どんな特徴のあるものですか?

出張 高品質な天然素材を使い、ローゲージの編み機で編む上質な靴下。手間をかけているし、重くて価格も高い。けれど、一度履いたらそのよさをわかってもらえると思っています。ローゲージの靴下は、ゆっくり編むことで空気を含み、ふっくらと仕上がる。クッション性があり、生地が厚いので暖かい。けれど、靴の中ではゴソゴソしない。毎日履くことのできる靴下なんです。

▲工場内にある編み機の多くは、1980年代からおよそ40年間稼働しているもの。つくりたい型や糸などの情報を書き込んだ設計図は手書きで、それをもとに機械を調整するアナログスタイル。古い機械を大切に使うことにもこだわる。

――今回、ランドネオリジナルブランド・かわり芽で靴下をつくりたいと思い、相談させていただいた理由のひとつは、まさに履き心地のよさです。天然素材を使用しているところも、山好きの選ぶ靴下として、ぴったりだなと!

出張 ありがとうございます。「いいもの」をつくるのはあたりまえ。「安くていい」では、生き残れないと考えていて。私の両親は、〝こんなに糸をくう靴下をつくり続けて、やっていけるのか〞と、しきりに言っていました。けれど、その靴下を履いたお客さまからは「こんな靴下、履いたことない!」と言ってもらえることもある。なによりもまずは、知ってもらい、使ってもらうことで、価格以上の価値があると感じてもらう。そして、この靴下を履き続けたいと思ってもらえたらなと。

――知ってもらう、という部分ではどのような取り組みを行なっていますか?

出張 まず、広陵町は「靴下のまち」と謳っていますが、「つくっているだけのまち」でもあったんです。せっかく町を訪れたとしても、靴下を買える場所がない。これではもったいないと思いました。町の人たちすらも、地元でつくられている靴下を履いていない。町の駅前はキレイに整備され、若い人たちも増えていくいっぽうで、地元の産業は衰退していく。その仕組みを変えたいと思い、工場に併設するショップをオープンさせました。

▲元々、倉庫だった場所を改装して2021年にオープンしたショップ。年間とおして創喜の作り出す400 種類以上の靴下を、手に取り買うことのできる、いま奈良に来たら必ず立ち寄りたい場所。

――靴下を買える場所ですね。

出張 はい。しかし、買えるだけでは、ネットショップが普及しているため弱い。そこでスタートしたのが、チャリックスです。つくりたい靴下をイメージして、自分で糸を選び、自転車のペダルを漕ぐことで、ローゲージの編み機が動く。15分もかからずに靴下が編み上がります。この体験をとおして、私たちがこれからも残していきたい、広陵町の靴下づくりを知ってもらうきっかけになったらと思っているんです。

――とてもおもしろい体験です!実際に編み機が目の前にあり、靴下ができあがる瞬間に立ち会えることにも、特別感がありますね。

出張 選んだ糸でどんな色味の靴下ができあがるかは、つくってみないとわからない。そんなワクワク感も味わえます。ものづくりをする私たちにとっては、お客さまの顔が見える場所ができたこともうれしいし、とても意味があることだと思っています。

▲チャリックスでは、和紙とシルクの2本のほかに、36色ある綿糸のなかから好きな3本をセレクト。6~7分ペダルを漕ぐと編み機が動き、靴下が編み上がる大人も子どもも楽しめるワークショップ。

――かわり芽とコラボさせていただくブランド「Re Loop」について、教えてください。

出張 私が社長になってから、2015年にスタートしたブランドです。「人にも環境にもやさしくあること」をテーマに掲げ、オーガニックやリサイクル糸などの環境に優しい素材を使い、ていねいに編み上げつくっています。エゴにならず、気持ちよく環境に配慮した靴下を選んでもらえるよう、見た目やデザインから「いいな」と思ってもらえるものをつくることを心がけています。

――ブランド名に込めた想いはありますか?

出張 「Re」は、リスペクト、リサイクル、リユース。「ループ」は、一本につながった糸。自分たちが文化を守りながら、誇りをもってつくった靴下を、自分たちで発信して、売っていく。それを、次の世代までループのように、つないでいくことができたらうれしいですね。

▲オリジナルソックスをつくるにあたり、希望のデザインや機能を相談すると、リサイクルウールを使用した生地や色とりどりの糸見本
を用意してくれた。

――これから先、考えている構想や取り組みはありますか?

出張 もっともっと広陵町を盛り上げていきたい。そのひとつとして、「靴下のテーマパーク」を創りたいと思っていて。靴下は身近なものだからこそ、楽しめるものだし、親しみをもつことができると思うんです。

――テーマパーク!?聞いているだけでワクワクします!

出張 いま、日本製の靴下は全体の一割を切っています。そんななか、自分たちにできることは、靴下をつくること。この広陵町でそれを続けていきたい。また、より多くの人たちにそのことを知ってもらい、楽しんでもらって、お土産に持ち帰ってもらう。それは、ここ奈良県広陵町でしか味わえない体験になるのだと思っています。

ローゲージの風合いをもつ、環境に優しい山歩きの靴下

かわり芽とRe Loop とのコラボ「毎日が山歩きソックス」が完成!見た目がかわいいだけでなく、山歩きにも履けるように、速乾性に優れるリサイクルウールとリサイクルナイロンの混紡糸を使用。3本の糸をミックスしながら編み上げられたカラーは、いつものスタイルになじむブラウンとグレーのほか、山旅コーディネートの差し色になるようなレッドの3色。サイズは、S(22~24cm)とM(25~27cm)。

歩くとパンツの裾からチラリと覗く位置に配した、かわり芽の刺繍がポイントに。自分のスタイルに合わせて毎日選んで履きたくなる一足です。

Mt.ランドネ会員のみなさんにオリジナルソックスをプレゼント

Mt.ランドネ(まうんとらんどね)とは、ランドネの新しい定期購読です。情報とコミュニケーションの取り方が多様化するいま、雑誌、オンラインショップ、リアルイベントなど、さまざまな方法で「山旅の楽しみ」をお届けします。そんなMt.ランドネ会員のみなさんに、お好きなカラー・サイズの「毎日が山歩きソックス」を一足プレゼント!

2025年4月30日(水)までに「Mt.ランドネ」の有料会員にご入会いただいた方も対象となります。

  • Mt.ランドネ(本誌配達+電子書籍版)月額 980円(税込)
  • Mt.ランドネ(電子書籍版のみ版) 月額780円(税込)

※5月頭の時点で無料会員である(5月1日以降に入会した)方、5月頭に月額料金の決済がされない退会済みの方は対象外となります。

初月無料・入会特典あり!

「Mt.ランドネ」
入会はこちらから

※希望のサイズ・カラーにつきましては、別途メールでアンケートをお送りさせていただきます。
※2025年5月1日(木)以降、FUNQTENで「毎日が山歩きソックス」は販売いたします。

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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