5月はテント泊始めに絶好の季節 ！奈良県・弥山で足慣らしをしてきました

山の緑が濃くなり、空の青さが増してくると、いよいよ夏山シーズンへの期待感が高まりますね。「今年こそ、あの憧れの山へ」と、胸をときめかせている方も多いのではないでしょうか。

今回は、Mt.ランドネのメンバーが、それぞれの経験から紡ぎ出した「夏山への準備」のヒントやアイデアをご紹介します。

夏はもっぱらテント泊

5月のゴールデンウィークは、毎年シーズン初めのテント泊をすることにしています。

冬のあいだも山に登っているとはいえ、日帰りや山小屋泊が中心。夏はテントを背負って北アルプスへ出かけることが多いので、寒さがゆるむこの季節から、夏山にむけた装備と身体の準備を始めています。

毎年おなじことをしていても、久しぶりのテント泊はさまざまな気づきがあります。余分なものを持っていたり、パッキングが下手になっていたり……。昨年のことを思い出しつつ新しい情報や道具を取り入れ、試行錯誤を繰り返しながら自分なりのスタイルを整えていきます。

余裕をもって夏本番を向かえるためにも、5月のテント泊始めは私にとって欠かせない習慣です。

テント泊始めの山の選び方

久しぶりのテント泊、心と身体に負担をかけないよう、私は以下のポイントで山を選んでいます。

・コースタイムは1日3～6時間
・標高差は900～1,500m前後
・森林限界以下のテント場

過去に登ったことがある山は、体力の変化に気づきやすく安心感もあるのでおすすめです。私も、昨年に引き続き奈良県の弥山（みせん）に行ってきました。

弥山は、登山道がゆるやかで歩きやすいのですが、今年は後半ペースが落ちてしまい……。防寒対策で服を持ちすぎ、荷物が重くなったせいかなと反省。帰宅後さっそく装備を見直しました。

北アルプスのベストシーズンは7月下旬から。それまでに、 準備を整え身体を慣らし、夏本番に備えたいと思います。