
今年も夏の大冒険へ!~見たい景色に会いにいくために~

Mt.ランドネメンバー
- 2025年05月30日
山の緑が濃くなり、空の青さが増してくると、いよいよ夏山シーズンへの期待感が高まりますね。「今年こそ、あの憧れの山へ」と、胸をときめかせている方も多いのではないでしょうか。
今回は、Mt.ランドネのメンバーが、それぞれの経験から紡ぎ出した「夏山への準備」のヒントやアイデアをご紹介します。
わたしの夏山でのヒヤリハット体験
初めて燕岳に登った6年前。
ダイナミックな景色と、澄んだ空気に冴え渡る夜と朝の空の美しさにすっかり魅了され、そこからほぼ毎年、夏は北アルプスを訪れています。
槍ヶ岳から上高地へ下りてきたとき、徳澤園のソフトクリームがおいしくて一気に食べたら、腹痛におそわれてまぁまぁの距離を次のトイレまで小走りしたこと。
登山道で真新しいクマの落としものをみて、怖くなり山小屋へ引き返したこと。
稜線上で雷が鳴りだして、生きた心地がしなかったこと。
夏の山行の充実感とともによく思い出すのは、そんな少しヒヤリとした瞬間です。心臓がキュッとした記憶が重なるほど、そのために準備して山にいこうという思いが強くなりました。
最高の瞬間に出会うために、心と身体を整えておこう!
わたしは、階段や急な上りが苦手で、仲間と山を歩くときにいつも一番息が上がってしまいます。そのため、いま心がけていることは、週に1度は累計標高差500mくらいの山を、息が少し上がるペースで上り、筋力と肺活量を鍛えること。暑くなる季節に身体を慣れさせていくことも兼ねています。
今年の初めから続けて、自分の心地よいペース配分や、消費する水分と行動食の量・タイミングなどが以前より把握できてきました。こういったすべてのことが、ヒヤリとしたときの心の余裕にもつながることを実感しています。
夏山シーズンまであと少し。心と身体の準備から始めています。
自分の足で、一歩一歩、歩いてしかたどりつけない景色に会いにいくために。
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PROFILE

Mt.ランドネメンバー
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。
山や自然をこよなく愛し、自分たちの“好き”を共有するコミュニティーサービスの一員。会員限定イベントなどを通じて、山や自然の新しい魅力を見つけたり、自分らしいアウトドアを楽しんでいる。