町でも山でも身につけたい、エクスペディションドライドットアンダーウエアの魅力

ランドネ /

ランドネ編集部

2025年06月20日

過酷な環境で選ばれる機能を、日常にも。優しく、心まで軽くなるようなアンダーウエアはどんなシーンでも、自然体の自分を包む存在。そんなアイテムの魅力を、女性向けショップ「ザ・ノース・フェイス 3（マーチ）」の店長にうかがいました。

お話をうかがったのは

ザ・ノース・フェイス 3（マーチ）店長
此﨑翠さん

ゴールドウインのさまざまなブランドで接客を担当。学生時代はバスケやソフトボールに打ち込み、社会人になってからは剱岳など本格登山を経験。現在はトラウトフィッシングに夢中

軽やかにすごしたい毎日に寄り沿うアンダーウエア

「エクスペディションドライドット」で採用されている「ドライニット」は、どんな生地ですか？

此﨑：もともと登山などのアクティビティ向けに開発されたもので、山のプロにも頼られる高機能素材で、日常でも活躍する素材。Wニットで肉厚ですが、柔らかい肌触りで、汗戻りしにくいのが特徴です。

生地を見ると、水玉模様のように小さな穴が開いていますね。

此﨑：これが生地の大きなポイントです。穴に見えるドット状の接結部分から汗を吸い上げて、外側へ吸水拡散する構造になっています。綿や一般的な化繊生地の場合、汗をかいたあとに肌が湿ったままになりがちですが、エクスペディションドライドットならベタつかず、さらりとした状態が続きます。

▲ドット状に接結しながら、W ニットに編み上げた独自構造。肌にふれる裏面（内側）は水をはじいて汗を表面に移し、表面（外側）は吸水して拡散する層になっている。汗を効率的に外に逃がすことができるため、さらりと快適な肌をキープ

ほかにも特徴はありますか？

此﨑：「ポリジン」という抗菌防臭加工技術が施されています。湿った状態では、においの元になるバクテリアが繁殖しやすいのですが、それを抑えてくれるんです。

ブラの特徴を教えてください。

此﨑：カップはすっきりした三角形状で、トップスにラインが響きにくいデザインです。山では薄手のウエアを重ねることが多いので、そういった点を考慮しています。ただし布面積はある程度大きめなので安心感もあります。はっ水性のあるメッシュパッドを採用していて、胸まわりに熱がこもるのも防いでくれます。

背中ではなく前にホックがある点も大きな特徴ですよね。

此﨑：はい。山でバックパックを背負うと、背中のホックが当たってかゆみや痛みの原因になることがあります。そこで、あえてフロントホックを採用。背面がフラットになりストレスがありません。また、ホックのないかぶりタイプは締めつけが強くて着替えにくいことがありますが、こちらはラクに着脱できます。

肩ヒモも細めで軽やかですね。

此﨑：肩ヒモの幅が狭いぶん、すれ感は少ないと思います。それでいて柔らかいので、肌への食い込みも気になりません。ラン用のように胸の揺れを抑える強いホールド感はなく、優しくサポートしてくれる設計です。激しい運動には向きませんが、日常や軽めの山歩きにはちょうどいい。コンパクトにたためるので、旅や縦走時の替えにも便利です。

自然な着け心地が魅力ですね。ショーツの特徴も教えてください。

此﨑：はきこみ丈に余裕があるのが特徴です。丈が浅いと体に食い込みやすく、深いと動きやボトムに干渉しますが、こちらは絶妙な丈。タイトすぎず着心地もしなやかです。ウエストゴムも太すぎず、さらっとした肌触りでムレにくい。端の処理もフラットで、ボトムにラインが響きにくいのもポイントです。

おすすめの着用シーンは？

此﨑：山旅はもちろん、家でのリラックスタイムやちょっとした外出など、日常にもぴったりです。私は趣味の釣りでも愛用中です。特別なお手入れは不要で、洗濯機で洗えるのもポイント。薄い生地のため、ネットに入れると安心です。

どんな方にこのアンダーウエアを使ってほしいですか？

此﨑：年齢を問わず着てほしいですね。サイズ展開もS〜XLと豊富。ブラはお店での試着も可能なので、着心地やフロントホックのよさを体感してもらえたらうれしいです。