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Keishi Tanaka「月と眠る」#01 トレーラーコテージと焚き火

ランドネ本誌で連載を続ける、ミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2019年春から、連載のシーズン2として「月と眠る」をスタート。ここでは誌面には載らなかった当日のようすを、本人の言葉と写真でお届けします。

Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちらから↓↓
>>>「ランドネNo.105 5月号」

3月の初旬。世間では「平成最後の冬の終わり」と呼ばれていたその時期に、僕はキャンプに出かけたい衝動に駆られていた。とはいっても、テント泊をするにはまだ少し寒い。山登りのときもそうだが、別に修行のようなことをしたいわけではないのだ。そこで、今回は迷わずコテージ泊を選択。googleとの数日間に渡る共同作業の末、今回は富士ぐりんぱのトレーラーコテージに泊まることに決めた。理由はそのコテージ自体の見た目の可愛らしさと、富士山である。

あいにくの天気だった1日目。到着してすぐに焚き火を始めた。暖をとりたいというのももちろんあったが、新しく買った焚き火台を早く使いたいというのが心の声。大きなファイヤーピットがあるにも関わらず、メインとして使ったのは自分のものだった。

▲焚火台はすぐに火がつく構造でとても楽!(商品詳細は最下部へ)

▲薪は売店で購入。その場でさらに小さく割ることもできる。

焚き火と同時進行で炭をおこし、休むこともなくBBQを始める。到着して最初のほうはテンションが上がっているため、みんなの動きがとてもスムーズ。一緒に来た友人や子どもたちも楽しそうでひと安心だ。

▲道の駅で買った肉とビール……最高!!

今回改めて思ったのは、キャンプでは昼食や夕食という概念があいまいだということ。BBQをしながらビールを飲み、少し落ち着いたらそのままつまみ食いをしながら夕食の準備に取り掛かる。時間的にはすべて繋がっているのもキャンプならではだろう。夕食はハンバーガーを作ろうということになっていて、友人の相沢くん(※1)がブロック肉から粗挽きのミンチのパテを作り、それをコテージ備え付けのBBQグリルで焼いた。

※1画家。Keishi Tanaka名義の絵本「ひみつの森」の絵を担当。
2013.12.4 on sale CD付き絵本「ひみつの森」

▲こだわりのパテを焼く。

▲何度でも乾杯をしよう!

夜も深くなってくると、酒のつまみが必要になる。簡単なものですませ、別の楽しみに時間を使うのも良いが、今回はここに時間を使おうと思っていた。そうなると、やはり燻製だろう。先ほどBBQをしていたものがスモークマシーンにもなるので、僕はそれで燻製を作ろうと思っていたのだが、なんと相沢くんが使い捨てのスモークマシーンを買って来た。考えていることは一緒のようだ。というわけで、食べ比べをしてみようという展開になり、大燻製大会がスタート。結果から言うと、どちらも美味しくできたが、まだまだ燻製は奥が深いということでドロー。ともにもっと美味しく作れるはずという向上心を残し、今大会は幕を閉じた。

▲食材によって燻す時間が変わるので、欲は仇となる!?

▲使い捨て燻製器のほうも美味しかった。

真夜中に少し雪が降り、芝生は白く雪化粧をした。テント泊にしていたらどうなっていたんだろう、という思いが頭をよぎる。ちなみに、もう1つの目的である富士山はここまでまだ姿を見せていない。深い霧のせいで気配すら感じないので、富士山のことを忘れていたほどだ。まあ半分は酒のせいでもあるのだが。
眠る直前、ふと富士山のことを思い出し、明日は姿を見れると良いなと思いながら目を閉じた。

▲あえていうなら「平成最後の雪」。

翌朝、とても美しい朝焼けを見ることができた。そして、コテージの裏には太陽に照らされた大きな富士山。この辺の感動は「ランドネNo.105 5月号」のコラムで書いているので、よかったら読んでみてほしい。前日の霧や雪があったからこそ感じられる光の暖かさと美しさに、心が満たされていくのを感じた。

▲朝焼けに浮かぶ観覧車がなんとも美しい。

▲iPhoneとフィルムカメラで記録を残す。

本誌では、フィルムカメラを使ってお気に入りの1枚を残していこうという企画になっている。今回選ばれたのは、朝焼けの写真。上記のiPhone写真と本誌のフィルム写真を比べてみるのもおもしろいだろう。どちらにも良さがある。手軽にスナップ写真を撮りためるのもキャンプには必要だし、逆にゆっくりとフィルムのシャッターを切ることで見えてくるものもある。素人のフィルム写真も、今後楽しみにしていただけると嬉しく思う。

▲こちらにも1枚だけフィルム写真を。今回の目的はこの2つ!

▲コテージのバルコニーと扉

▲1日目の夕方、霧に浮かぶコテージ

★今月のニューフェイス

ユニフレーム ネイチャーストーブ ラージ 7,900円(税込)

コンパクトな焚き火台。リュックに入れて持ち運べるものを探していたときに出会った1品。五徳も付いているので鍋やケトルも使えるし、網を乗せれば1、2人分のBBQもできる。有名なメーカーだが、キャンプ初心者の僕にとってはこれも新しい出会い。とても良い買い物をした。
https://www.uniflame.co.jp/product/682982

▲コンパクトでさまざまなシュチュエーションで活躍しそう!

▲収納時はグローブくらいのサイズに!

▲火がつきやすいので、火起こし器としても使える

〇Keishi Tanaka
1982年11月3日、北海道生まれ。ミュージシャン。作詞家。作曲家。Riddim Saunterを解散後、2012年よりソロ活動をスタート。ライブハウスや野外フェスでのバンドセットから、ホールやBillboardでの11人編成ビッグバンド、さらには小さなカフェでの弾き語りなど、場所や聴く人を限定しないスタイルで年間100本前後のライブを続けている。自主企画として、バンド編成の[NEW KICKS]と、アコースティックの[ROOMS]を不定期に開催中。また、3月20日にベストアルバム「CLIPS」、5月8日に4thアルバム「BREATH」をリリース。『ランドネ』での連載は4年目に突入。

http://keishitanaka.com/

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PROFILE

Keishi Tanaka

ランドネ / ミュージシャン

Keishi Tanaka

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。
https://keishitanaka.com/

Keishi Tanakaの記事一覧

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。
https://keishitanaka.com/

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