【日帰り/山小屋泊】編集部おすすめ!6月に歩きたい山旅ルート(尾瀬編)
ランドネ 編集部
- 2022年05月31日
標高の高い場所の残雪も少しずつ消え、夏山シーズンに向け、徐々に表情を変える6月の山。青々とした木々の緑がまぶしく、足元には小さな高山植物が日ごと顔を出していき、訪れた登山者を楽しませてくれます。
群馬県と福島県、新潟県にまたがる尾瀬も、ここからハイキングがより一層楽しくなる季節です。尾瀬といえば、ミズバショウが有名ですが、5月下旬に開山してから、10月下旬頃に閉山するまでのあいだに、多種多様な植物に出会える場所(現在わかっているだけで900種!)。
ミズバショウの開花時期は、5月下旬から6月上旬頃。まだ残雪のある時期が見ごろとあり、雪を踏み抜かないよう注意が必要ですが、その姿は、やはり尾瀬を象徴する植物のひとつだと納得させられる存在感と愛らしさ。尾瀬ヶ原や大江湿原などの湿原だけでなく、森の中の水の流れる場所でも見つけることができます。
ワタスゲも、6月の尾瀬を象徴する植物のひとつ。6月下旬頃になると、ふわふわの綿毛(果穂)をつけたワタスゲが湿原を幻想的な景色に変えてくれます。綿毛になる前の花は、少し地味で湿原では見つけにくいですが、一度好きになれば、意識せずとも目に飛び込んでくる。それが高山植物の楽しさです。
そして、尾瀬のサクラは6月に咲きます。桜前線の最後の最後。夏のような日差しが降り注ぐ日常から、少し季節を逆戻りして、涼しくて心地よい風の吹きぬける尾瀬を、歩いてみてください!
おすすめルート(1泊2日の場合)
1日目:鳩待峠~山ノ鼻~尾瀬ヶ原~見晴(1泊)
2日目:見晴~白砂峠~尾瀬沼~大江湿原~三平峠~一ノ瀬~大清水
※日帰りで楽しむ場合は、鳩待峠(群馬県側)~尾瀬ヶ原。または、御池・沼山峠(福島県側)~大江湿原・尾瀬沼へ。
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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