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【いつか泊まりたい山小屋#20 北アルプス・白馬大池山荘】山の上に浮かぶ湖のほとりで、日常を忘れるひととき

「あの山小屋に泊まってみたい」。そんな憧れが、山へ向かうきっかけになることもあるはず。本連載では、立地や食事、山小屋の主人やスタッフの人柄など、その山小屋ならではの魅力にスポットを当てながら、ランドネ編集部おすすめの山小屋をご紹介。20軒目は、北アルプス屈指の高山湖のほとりに建つ白馬大池山荘をピックアップ!

湖と山小屋があるのは、真夏でも雪渓が残る山の上

▲白馬大池の向こう岸に佇む、壁も屋根も真っ赤な建物が白馬大池山荘だ。

北アルプスのなかでも最北端に位置する白馬乗鞍岳の西側にある湖、白馬大池。この遠い昔の噴火時の溶岩により形成されたせき止め湖で、栂池自然園から白馬岳を目指す道の途中、標高2,379mに位置する。真っ赤な色合いが特徴的な白馬大池山荘は、この湖の湖畔沿い建つ山小屋だ。

▲空の色をそのまま映し出した真っ青なブルーの水面に、雪渓が島のように浮かぶ。
▲街の光が届かず、遮るもののない白馬大池周辺。天候にさえ恵まれれば満天の星空を眺めることも。

登山口である栂池ロープウェイから片道約3時間半でたどり着ける場所にあるため、この場所を目的地にするというよりは、白馬三山への登山のベースとして利用する人が多いかもしれない。しかしながらこの山小屋の周辺には、ここでしか味わえない景色と時間の流れがあるので、ここをゴールにして歩いても、満足度は充分に高いはずだ。

山小屋の前にはテント場もあり、夏や秋には多くのテントが山小屋を囲むように並ぶ。山小屋泊よりも、さらに自然に近い感覚で朝晩を過ごせるので、テント泊での利用もおすすめだ。

▲山小屋の夕食で提供されているカツカレー。そもそもボリューム満点だが、さらにおかわり自由なので、翌日の登山のエネルギーをバッチリ補充できる。
▲白馬大池山荘には個室がなく、廊下の両側に2段の蚕棚タイプの客室が設けられている。

滞在の隙間時間に、かわいい生き物を探してみよう

▲湖畔には雷鳥も生息している。とくに白馬大池から小蓮華岳へ延びる雷鳥坂で、出会える確率が高いとか。

標高2,300mの池の畔という特徴的な環境から、白馬大池山荘の周辺には多様な生物が生息している。山小屋到着後などに時間があれば、そんな生き物たちとの出会いを求めて散策してみよう。白馬大池の周辺にいる生き物は、登山者に大人気の特別天然記念物、雷鳥のほか、オコジョ、クロサンショウウオなど。コマクサやハクサンコザクラなど、希少な高山植物も自生しているので、観察を楽しんでいたら、あっという間に時間が過ぎてしまうかも。

▲幼いうちは湿原や池沼に生息しているクロサンショウウオ。長い尾がキュート。
▲山小屋の前には、薄紫の可憐なハクサンコザクラやコマクサも自生している。

山小屋から目指すおすすめルート【白馬大池山荘~栂池自然園 片道約2時間30分】

▲夏、多くの高山植物で彩られる湿原。秋の紅葉も美しく、写真撮影を目的に訪れる人も多い。

白馬大池山荘への登山口にあたる、栂池ロープウェイの山頂駅に隣接するのが栂池自然園だ。標高約1,900mの場所にある湿原を整備した観光スポットで、初夏のミズバショウにはじまり、シラネアオイ、チングルマ、ニッコウキスゲなどの大群落を、木道の遊歩道を歩きながらのんびり鑑賞することができる。一周すると約5.5㎞あり、所要時間は約4時間と歩き応え充分。アップダウンが少ない歩きやすい道で、場所ごとに見える景色が変化する。下山後は通り過ぎてしまわずに、コースタイムにしっかり入れて一周の木道ハイクを堪能してみて。

▲白馬乗鞍岳から栂池自然園へと下る途中に眼下に広がる湿原、天狗原。木道が敷かれていてとても歩きやすい。ここでも、夏にはチングルマなどの高山植物を楽しめる。

山と湖と空が視界を埋め尽くす白馬大池山荘のまわりには、ただそこにいるだけで日常を忘れられるほどの独特の時間が流れている。白馬三山の縦走の拠点にするのも手だが、ピークハントに留まらない登山の醍醐味を体感する場所として、ぜひ利用してみてほしい。

白馬大池山荘
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/hakubaooikesanso.html
・標高:2,380m
・営業期間:7月2日~10月10日(2022年度)
・宿泊料金(税込):1泊2食13,000円、素泊まり9,500円、お弁当1,500円
・電話番号:0261-72-2002
・コロナ禍での確認事項:完全予約制、インナーシーツまたはシュラフカバー・枕カバー・マスク・除菌液・ウェットティッシュ・ごみ袋・宿帳を要持参

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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