音楽と人と街をつなぐアウトドアな旅企画「ototabito」#1 豊岡編/Keishi Tanaka【ひととまる/TAS】
ランドネ 編集部
- 2022年02月09日
INDEX
音楽をきっかけに、アウトドア旅をする「ototabito」がスタート!
ototabito(オトタビト)では、音楽をきっかけとした、自然と街、そこで暮らす人たちと出会う旅を提案していきます。毎回1組のアーティストが、自身の音楽とつながりのある街と思い出の場所を紹介。写真と文章のほか、思い出の話や、おすすめしたい理由などをアーティストの「声」で聴くこともできます。そして、旅するきっかけを後押ししてくれるような、音楽イベントやライブをお伝えします。
第一回目のアーティストは、Keishi Tanakaさん。旅先として紹介してくれるのは、兵庫県豊岡市です。2020年から「ミュージシャン・イン・レジデンス豊岡」の取り組みに参加し、何度も豊岡を訪れ滞在をしています。そのなかで出会った人や場所、そこで生まれた音楽。それらをつないで楽しむ旅と、旅をしながら聴いてほしい曲、Keishi Tanaka『Sunny』をお届けします。
こちらの記事も、併せてご覧ください!
豊岡編/Keishi Tanaka【オーベルジュ豊岡1925/とど兵】
豊岡編/Keishi Tanaka【豊岡旅で立ち寄りたい、おすすめスポット】
日常を忘れ、ゆっくりとすごせるゲストハウス「ひととまる」
Keishi Tanakaが音声でお届けする「ひととまる」の魅力
10年間空き家だった築60年ほどの建物を、オーナー家族が一つひとつ改装し、2017年にオープンしたゲストハウス「ひととまる」。1階は本のある場所「のほほん」、2階は個室4部屋の宿泊スペースに。入口からすぐの壁一面の本棚に並ぶのは、ひととまるに泊まった人や、地域に縁のある人が「好きな本」をテーマに寄贈した本。それらのページの最後には、寄贈した人の感想が書かれ、「本と人、人の想い」がこの場所でつながっていることを感じる。
オープン以降も、少しずつ改装を続けているというオーナーの石丸佳佑さん。「海が近いので、外壁には塩害に強く交換しやすい焼杉を張っています。その作業も、自分たちでやりました」。元々建物の1階は喫茶・スナックだったことからカウンターが設けられている。そこを、土日は宿泊者限定のカウンターバーとして開放しているという。
本棚には、Keishiさん楽曲「秘密の森」の世界を表現する絵本『ひみつのもり』も並ぶ。年々ここに並べられる本の数が増えているので、棚を増やそうか検討中とのこと。
本棚の奥の壁には、「たけののほほんマップ」と題された竹野エリアの手描き地図が。地図には、おすすめの読書スポットやお食事どころ、夕日スポットなど。「手作り感を大切にしたい」という、石丸さんらしいおもてなしだ。
「古ければよいわけではないし、清潔感も大切。おしゃれな家具はいくらでもあるけれど、背伸びはせずに、自分たちらしさのある空間作りができればと」。2階の部屋に置かれたテーブルは、古道具で見つけたもの。写真の部屋は、「うみねこ」(定員1~3名)。洗面台付き。
ひととまるから歩いて15分ほどの場所にある「ジャジャ山公園」。青い海と竹野浜が一望できる高台に位置する。ここもKeishiさんのお気に入りスポットのひとつ。
本と寝床、ひととまる
兵庫県豊岡市竹野町竹野49-6
TEL.080-4243-1400
宿泊料金:1名4,500円~
食事(要予約):夕食/干物定食1,200円、お刺身定食1,800円、朝食/和食ごはん700円
https://hitotomaru.com/
城崎温泉の裏路地で、多くの人に愛される焼き菓子を作る「TAS」
Keishi Tanakaが音声でお届けする「TAS」の魅力
観光客でにぎわう城崎温泉の裏路地。町の焼き菓子屋さん「TAS」は、ひっそりと佇むGreen terraceを間借りし営業している隠れ家的お店。2020年4月にスタートして以降、ここで作られた焼き菓子は、豊岡市内のおにぎり専門店「58N」をはじめ、城崎や日高,京丹後のショップなどにお届けする「卸し」がメイン。出張販売も行ない、「商品を持っていける限り、お客さんの近くにお届けする」のが、TASらしいスタイル。
イートインスペースがあり、カフェ利用もできるお店。地元のお客さんを中心に、ゆっくりとお茶とおしゃべりを楽しみ長居する人が多いという。そのほか、遠方から訪ねてくるお客さんも。城崎出身のオーナー田岡悠さんは「あのお店があるから城崎に行きたい、と思ってもらえるとうれしい」と話す。
悠さんの作る焼き菓子は、定番のピーカンナッツブラウニー(378円)やカカオスパイスバー(302円)など。旅のお土産にもぴったり。生菓子は、(写真一枚目右)栗のチーズケーキ(450円)や、(写真一枚目左)マシュマロカップケーキ(380円)など、デザインもこだわり考えているという。
開湯から1300年もの歴史があり、多くの文豪や歌人に愛されてきた城崎温泉。「まち全体がひとつの旅館」とされ、城崎温泉駅をくぐり、廊下(道)を進み、客室(旅館)で休み、大浴場(7つの外湯)に浸かるのが、訪れた人の楽しみ方。宿泊者が浴衣で温泉街を歩く姿は、城崎温泉らしい風景だ。
TAS
兵庫県豊岡市城崎町湯島218
TEL.080-3532-4176
営業時間:11:30~
定休日:火・水
https://tas-bake.stores.jp/
こちらの記事も、併せてご覧ください!
豊岡編/Keishi Tanaka【オーベルジュ豊岡1925/とど兵】
豊岡編/Keishi Tanaka【豊岡旅で立ち寄りたい、おすすめスポット】
Keishi Tanakaのライブも観られる、豊岡旅へ!
Keishi さんがバンドセットで出演する音楽イベント「MIR TOYOOKA presents MUSIC FESTIVAL」が、2022年3月5日(土)に近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」で開催します。今回、Keishiさんが紹介してくれた、さまざまな豊岡のおすすめスポットを巡り、素敵な出会いを繰り返しながら、Keishiさんの待つライブ会場へと足を運んでください。会場では、新曲『Sunny』と、ototabito×Sunnyオリジナル手ぬぐいの販売もあります!
MIR TOYOOKA Presents MUSIC FESTIVAL
開催日:2022年3月5日 (土)
開催場所:兵庫県豊岡市 出石永楽館
Open 15:00 / Start 15:45
出演 : Keishi Tanaka / bonobos / EMOTIONs /ふわのん/ Applepie
一般チケット 3,000円 / 高校生チケット 500円 (共に配信アーカイブ付き) / 生配信視聴チケット 2,000円
チケットの購入:チケットぴあ
問い合わせ: GREENS
TEL.06-6882-1224(月~金/12:00~18:00)
Keishi Tanaka
1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。最近はV6への楽曲提供が話題となる。「I’m With You」や「Sunny」などの新しい曲を持って、3月5日の豊岡でのライブに向かう。https://keishitanaka.com/
★ototabitoのアンカーアカウントを開設しました!
https://anchor.fm/randonnee-mag
SHARE
PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。