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アウトドアスタイル・クリエイター四角友里さんの歩く、田辺の魅力【#4】何度も訪れたいふもとの町

山、海、町、食、そして人。南紀白浜空港から、車で30分ほどの立地にある和歌山県田辺市は、旅のきっかけを見つけるには充分すぎるほどの魅力にあふれる場所。この田辺を、山や自然を愛する人が旅をするなら――。そんな目線で、登山靴を履き、バックパックひとつを背負って”田辺時間”をすごした四角友里さん。たくさんの山と町を歩き、心を動かしてきた友里さんが見つけた田辺の魅力を、お届けします。

【#1】ここにしかない山と町の風景
【#2】表情の異なる地元の愛され山
【#3】熊野古道・中辺路
【#5】田辺で暮らす人の思い出が宿るお菓子

懐かしさを感じる田辺の町

温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、どこかおおらかでのんびりとした雰囲気が漂う田辺の町。平安時代から熊野古道の玄関口として、江戸時代には城下町として栄えてきたそうで、古い町家や細い路地、桝形などにその名残が見られます。ほかにも武蔵坊弁慶ゆかりの地や、博物学者・南方熊楠の旧居、世界文化遺産である鬪雞神社、天神崎の絶景などの見どころも。また紀伊田辺駅周辺にはチェーン店が少なく、個人商店が多いのも特徴で、魅力あふれる町の個性を堪能するのも楽しいひとときです。

田辺の町にいると、自分の故郷ではないし、初めての訪問なのに、不思議と湧き上ってくるのは“懐かしい”という感覚。その懐かしさには、日本人が失いかけている大切なものが息づいているのだと思います。現在進行形の田辺の日常にお邪魔し、私は半分旅人、半分暮らすような気持ちですごしました。

山と海、道と道、自然と人、過去といま、そして人と人をつなぐ町、田辺。山歩きも、町歩きもどちらも主役にした旅を作り上げてみてください。

モーニングの食べられる喫茶店

町のあちこちに昔ながらの喫茶店があり、モーニングと呼ばれる朝食の食べられるお店がざっと10軒以上ある田辺。地元の方々が新聞を開いたり、おしゃべりに華を咲かせたりと、交流の場にもなっています。
モーニングセットはトーストに卵、サラダにナポリタンに珈琲など。自分では作れそうで作れないおいしさです。こんな田辺のモーニングの虜となり旅のあいだに何軒か訪ねましたが、どのお店もそれぞれに昭和の趣がある店構えで、選ぶパンや切り方、焼き方、卵の半熟度、盛り付け……、それぞれに個性がありました。
「きっと今日は素敵な日になる」そんな確信を貰える旅先の朝食です。

喫茶軽食 ケルン
田辺市湊8-12
TEL.0739-22-7432
営業時間:8:00~18:00
定休日:日曜12時以降

ルーブル
田辺市中万呂133-80
TEL.0739-26-1128
営業時間:モーニング8:00~11:00
定休日:水曜、第2木曜

珈琲館 サバ
田辺市新屋敷町9-8
TEL.0739-25-2710
営業時間:8:00~16:30
定休日:水、日

地元の人が愛するローカルフード

田辺の海辺の漁師町、江川地区には数軒のお好み焼き屋さんが点在し、「江川ちゃんぽん」と呼ばれるご当地グルメがあります。それがこちら。麺に注目していただきたいのですが、焼きそばと焼きうどんが「ちゃんぽん」(混ぜるの意)になり、卵が乗せられています。麺は1玉ずつ使われているゆえに一皿2人前。すこし酸味のある濃厚なソースもたっぷりで食欲をそそります。メニューには近畿地方ではおなじみの冷やしあめも。他のお店との食べ比べもおすすめです。

千芳 
田辺市江川18-22
TEL.0739-24-1044
営業時間:11:00~13:30、18:00~19:30
定休日:木・金

田辺の夜をすごすなら迷わず「味光路」へ

夜ごはんを食べるなら「味光路(あじこうじ)」へ。駅近くの迷路のような一角に、居酒屋やスナック、割烹などが200軒以上びっしり軒を連ねているスポットです。おすすめはなんといっても海の幸。とくに田辺漁港に15時に揚がったばかりのもちもちの「モチがつお」があったら必食!客引きや勧誘もないため安心して食べ歩けるだけでなく、どれもこれもおいしくリーズナブルで地元の方々が頻繁に通うというのも頷けるノスタルジックでディープなスポットです。

酒菜処 Sushi hide
田辺市湊9-15
TEL.0739-34-2613
営業時間:17:30~23:00
定休日:日曜

とっくり
田辺市湊11-23
TEL.0739-24-7952
営業時間:17:00~22:00
定休日:日曜

旅の拠点となるゲストハウス

熊野古道を歩く国内外からの旅人を迎えるため、ホテル以外にもゲストハウス(ホステル)の文化が成熟している田辺。町家や古い煙草屋を改築した宿や、カフェが併設されている宿、絶景を望む一棟貸しの古民家などさまざま。どこも風呂やリビングは共用となるスタイルで、部屋はドミトリーや個室タイプなど自分に合う場所を見つけてみましょう。ホストはみなさん明るくやさしくて、田辺に暮らす方ならではの情報を教えてくれたりと、触れ合いも生まれます。

the CUE
田辺市湊16-6
TEL.0739-20-4297
宿泊料金:1名1泊4,000円~

田辺ゲストハウス ICHIE
田辺市新屋敷町25-1
TEL.0739-26-3239
宿泊料金:1名1泊4,600円(2名以上は1名増えるごとに3,000円)
※料金に朝食代わりのシフォンケーキを含む
※年末年始は休みの可能性あり

愛和荘
田辺市古尾28-24
TEL.080-1032-5879
宿泊料金:平日1泊(4名様まで)30,000円、休前日1泊(4名様まで)35,000円

1年をとおして味わえる、ミカンと梅干し

黒潮が流れる海岸部に面し、暖かな日差しが降り注ぐ温暖湿潤な気候を活かして栽培されている田辺のみかん。温州みかんをはじめ、年間80種類以上のみかん(柑橘)が栽培されているそうで、ほぼ1年中、旬のみかん(柑橘)を味わうことができます。今回の田辺の旅でみかんの美味しさに開眼し、好きな果物ランキングのみかんの順位がすっかり格上げされました!
また田辺は梅の産地としても有名で、お隣のみなべ町とあわせて梅の収穫量が全国の50%を占めるほど。江戸時代に紀州田辺藩主が栽培を推奨したのが始まりといわれ、以来400年、高品質な梅を持続的に生産しています。どちらも山の土地を利用しているため、梅の花やみかん畑を眺める山歩きも田辺ならではです。

秋津野直売所きてら
田辺市上秋津1487-1
TEL.0739-35-1177
営業時間:9:00~16:30
定休日:年末年始

 

 

〜旅人 アウトドアスタイル・クリエイター 四角友里〜

「山スカート」を日本に広めた女子登山ブームの火付け役。現在は講演や執筆、アウトドアウエア・ギアの企画開発を通し、メッセージを発信する。海外の山や日本全国の山を旅しながら、土地の食や文化を味わうのがライフワーク。著書に、登山ノウハウが満載の『一歩ずつの山歩き入門』(枻出版社)、山の思い出を綴ったエッセイ『山登り12ヵ月』(山と溪谷社)など。雑誌『ランドネ』にて「にっぽん食名山」を連載中。Instagram@yuri_yosumi

 

【#1】ここにしかない山と町の風景
【#2】表情の異なる地元の愛され山
【#3】熊野古道・中辺路
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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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