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【尾瀬沼エリア】尾瀬を一望できる東北の最高峰。燧ヶ岳に登る|尾瀬ガイドが解説

至仏山とともに、尾瀬のシンボルといえる燧ヶ岳。優しく雄大な景色を眺めながらふたつの頂へ。

ふたつの美しい湿原と抜群の眺望に魅了される

日本百名山に選ばれ、東北地方最高峰である燧ヶ岳。尾瀬の展望台とも呼ばれ、ふたつの山頂からは、尾瀬全体はもとより、日光連山や越後の山々を見渡せるほど、抜群の眺望を誇る。

「柴安嵓(しばやすぐら)と爼嵓(まないたぐら)からなる双耳峰なので、角度によって見え方が異なる山容が特徴です。尾瀬沼からはゴツゴツした山容に、尾瀬ヶ原からは独立峰のような姿。会津駒ヶ岳からはきれいな双耳峰にと、どこから見てもちょっとずつ違って、燧ヶ岳を『見る』のも楽しみ方のひとつです。爼嵓に上る登山道から見る、柴安嵓と尾瀬ヶ原、至仏山は双耳峰だからこその景色だなと感じ、個人的にとても好きです。毎回写真に収めてしまいますね」と館山美和さん。

高山植物とあいまって見せる優しく雄大な景色も、多くの人を魅了する。「黄金色の木道歩きを楽しめる秋や、ニッコウキスゲの黄色が山の上からも眺められる初夏。池塘に写る雲や一面に咲く高山植物など、どんな季節でも新しい発見があって楽しめるので、自分の好きな季節や景色を探してほしいです」

POINT1:山頂からは尾瀬沼と尾瀬ヶ原を一望

爼嵓の頂上に立つと、眼下に尾瀬沼が広がる絶景が。また、尾瀬ヶ原を隔てた至仏山をはじめ、会津駒ヶ岳や越後駒ヶ岳、那須岳、天気がよい日には富士山まで360 度のパノラマを楽しむことができる。標高2,356m と東北最高峰である柴安嵓からは、尾瀬ヶ原がより近くに。7月中下旬には、大江湿原のニッコウキスゲの大群生も見下ろすことができる。

POINT2:柴安嵓と俎嵓からなる双耳峰

柴安嵓・爼嵓・ミノブチ岳・赤ナグレ岳・御池岳と5 つのピークで構成される燧ヶ岳。そのなかの柴安嵓と爼嵓は、標高の高いふたつの山頂。「嵓」という字は、岩がゴツゴツしているという意味があり、燧ヶ岳が噴火した山であるということを表している。御池から熊沢田代を越え山頂を目指す場合、露岩や砂礫地が混ざり、歩きにくい場所もあるので要注意。

POINT3:池塘と木道が織りなすふたつの田代

コース上には、広沢田代・熊沢田代と、尾瀬屈指の美しい湿原が2 カ所ある。どちらも山肌を縫うように木道が延び、夏は木道脇にワタスゲの真っ白な穂が風になびき、秋はキンコウカがオレンジ色に染まる。その絶景はまるで天上の楽園のよう。熊沢田代は、ふたつの大きな池塘の横にベンチもあり、ひと休みするのにもぴったり。

コース

道中に水場やトイレがないので、登山口の御池でしっかり身支度を整えよう。行動時間が長いので、朝早く登り始めるのが◎

7時間

御池→1時間→広沢田沢→50分→熊沢田代→1時間40分→俎嵓→30分→柴安嵓→3時間→御池

案内してくれたのは

館山美和さん

片品山岳ガイド協会会長。群馬県片品村で暮らし、夏は尾瀬の登山ガイド、冬はスノーボードのレッスンやバックカントリーを楽しむなど幅広く活動中。尾瀬ガイド歴は20年。

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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