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江戸七富士のひとつで由緒ある富士塚|富士山とおなじご利益あり!全国の富士塚に登る【#14 豊島長崎富士塚】

登れば本物の富士山を登ったときとおなじご利益があるとも言われている富士塚に、地図好き芸人・小林知之さんが参拝。みなさんの抱える悩みやモヤモヤを、山の頂に届けてくれます!

江戸七富士に数えられる、由緒ある富士塚

年末年始、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

忙しくなくても町や周りがせわしなくしているから、なんとなく気分的にも思考的にも”忙しモード”になっちゃいますよね。最近は「のんびり=ぜいたく」な風潮になっていて、本当はのんびりしたいけど、やることがあふれているし、あれこれやらないと好きなこともできないし、のんびりを羨ましがっる日々です。みなさん、忙しくとも心に少しの余裕と、深呼吸を忘れずにいきましょう。春は近いですよ。

今回はこんなお悩みいただきました。

【お便りいただいたY子さんのお悩み】
「忙しい毎日のなかにも、山を感じられるような楽しみを見つけたい!」

「豊島長崎富士塚」で悩みを成就

まさに、忙し種族の現代人ならではのお悩みです。毎日忙しいから、好きな山にもいけないのでしょう。でも山は感じたいから、現地に行かなくても日常の中でせめてもの小さな山を楽しみたい!

わかります、わかります、このお悩み。

今回は地下鉄有楽町線・要町駅から歩いて5分。高松富士浅間神社境内にある、豊島長崎富士塚に悩みを聞いてもらおうと思います。近くの街は池袋。特別な用事がないと降りることがないであろう要町駅。でもいいじゃないですか、これを機に要町駅に降り立ちましょう。商店街を抜け住宅地に雄大にそびえる豊島長崎富士塚。

造られたのは江戸時代後期。品川富士や千駄ヶ谷富士と並んで、江戸七富士のひとつに数えられる由緒ある富士塚です。そんな豊島長崎富士塚からY子さんへのアドバイス

「足を止めて目をつぶり、思えばそこが山となり、想像すればどこへだって行ける」

富士塚の起源は、富士山に登りたいけど登れない町の人々や病人、女性や子どものために、気軽に登れる塚として築かれました。富士塚に登れば、富士山を登ったときとおなじご利益が得られるとして、爆発的に人気になりました。

たとえ簡単に登れる富士塚だとしても、山頂で拝むときは、本物の富士山を想像し向き合い願いをたくしていたと思います。Y子さん同様、日々の暮らしのなかで、山(富士山)を感じたい!と思った人々のオアシスになり人気になったのです。

しかし、現在の豊島長崎富士塚は気軽に登ることができず、登れるのは1年間のうち、富士山の山開きとおなじ7月1日と2日の2日間だけ。なので富士塚に登るタイミングが合わなければ、日本全国に広がっている、富士見坂、富士見町など山の付く地名や駅名を見つけ、山を感じてみてはいかがでしょう?忙しくても想像すれば、どこへだって行けるはずです。

でも忙しさは、ほどほどにしてくださいね。たまには休んで、富士塚登山を楽しんでみてください。

プロフィール/小林知之
太田プロダクション所属の芸人。芸人といいながら日本大学地理学科で学んだ地理好きスキルを使って、地図会社で働いたり、国土地理院で地図の講習をしたり、国旗の本を出したりと、謎のWワークをする二児の父。芸人としては竜兵会所属、コント中心のおもに「つっこみ」と呼ばれる役割を担っている。Instagram:@cobayashitomo 

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PROFILE

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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