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日本の国立公園を 知る、歩く。【#8】海岸沿いに広がる絶景と三陸復興国立公園の知られざる魅力

東日本大震災により、被災した三陸地域の復興に貢献するために創設された、三陸復興国立公園。南部地域は波風が立ちにくく、水深の深いリアス海岸であることから、入江を利用した養殖漁業が盛んな地域として知られている。また、南と北からやってくる海流がぶつかることにより、多様な海洋生物や植物が生息するのに適した環境となっている。

三陸復興国立公園

▲今年6 月に全線開通5 周年を迎える 「みちのく潮風トレイル」。八戸市の朝市でお腹を満たしたら、蕪嶋(かぶしま)神社で参拝し、海を眺めながら歩くプランがおすすめ

三陸復興国立公園には、国内外からたくさんの人が訪れているが、その理由のひとつとして挙げられるのが「みちのく潮風トレイル」だ。八戸市から相馬市までを結ぶ1,000㎞を超える道であり、海風を感じながら海岸沿いを歩くことができる。また、この地域では「やませ」と呼ばれる涼しい風が夏の季節に吹くことから、快適にトレイルを楽しむことができる。北部地域ではやませの影響を受けて、標高の低い海岸付近の遊歩道で山に見られる植物が自生するため、山に登らずとも植物観察をすることも可能だ。これらはまさに、三陸復興国立公園ならではの魅力と言えるだろう。

▲遊歩道沿いに咲くニッコウキスゲの群生

そのほかにも、利用者と地域の方の交流も多く、みちのく潮風トレイルを歩いているハイカーに対して、声をかけているようすも見受けられる。それだけでなく、国立公園を守るレンジャーとの交流も盛んに行なわれており、ビジターセンターなどで出会うとスタンプを押してもらえるハイキングパスポートは、旅の記念にぴったり。ただ歩くだけで終わらず、地域との関わりを楽しめるのもうれしいポイントだ。

▲地元の漁師が操縦・案内を行なう、三陸の美しい自然をめぐる碁石海岸サッパ船遊覧ツアー
▲三陸復興国立公園の中で標高が一番高いとされる階上岳。 標高は740mで初心者でも登りやすい山とされている。 山頂の展望デッキからみえる美しい海岸線が魅力

三陸復興国立公園が考えている今後の展望を、東北地方環境事務所の自然保護官である丹野宏俊さんに尋ねてみる。

「東日本大震災をきっかけに創設されて以降、多くの関係者のみなさんのご協力のもと、地域とともに歩んできました。今後もさまざまな取組みを通じて三陸の魅力を再発見することで、利用者にも地域にも、よい影響をもたらしていきたいと考えています。三陸復興国立公園は、青森県から宮城県にかけてまたがり、地域によってたくさんの特色があります。ぜひ、三陸沿岸ならではのハイキングの楽しみ方を見つけるため、遊びにきてください」

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ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

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