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プレイアース アドベンチャーとのコラボツアー!紡がれる歴史文化と里山里海の暮らしを感じる伊勢志摩国立公園2日間をレポート

国立公園を舞台に、自然や文化、歴史の魅力を味わえる株式会社ゴールドウインのプロジェクト「プレイアース アドベンチャー」とランドネがコラボ。伊勢志摩国立公園で、歴史や文化、その土地の歴史を感じながら、山と海を楽しんだ1泊2日の旅のようすをお届けします。

プレイアース アドベンチャー
についてはこちらから!

Day1/伊勢神宮について知る

JR伊勢市駅に集合したら、まずは伊勢神宮の外宮参道にある「外宮参道ギャラリー」へ。アウトドアショップ「BUD PALMS」のオーナーであり、伊勢神宮のガイドも務める山本武士さんに伊勢神宮の紹介をしてもらいました。

伊勢神宮には、太陽を司る神の「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」を祀る「内宮」と、衣食住の守り神である「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」を祀る「外宮」があることや、外宮で毎日行なわれている神様に食事を出すお祭り「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」についてなど、一つひとつていねいに教えてもらいました。

伊勢市役所産業観光部の森下さんより、魔を祓ってくれるという言い伝えのある木札をいただき、いざ外宮参拝へ。

Day1/「豊受大御神」を祀っている伊勢神宮外宮へ

外宮で祀られている豊受大御神は、内宮で祀られている天照大御神の食事を司る神様。食とは言い換えれば「エネルギー」。その神様を先に祀ることを「外宮先祭」といい、それにならって、外宮から内宮の順にお参りするのがならわしになっています。この日は土曜日ともあって、ものすごい数の人が参拝に訪れていました。

外宮のはじまりともいわれる火除橋を渡って右側にあるのが「清盛楠(きよもりぐす)」という大木。伊勢神宮を訪れた平清盛がこの木の枝に頭をぶつけたため、枝を切らせたという言い伝えから、この名前がついたのだとか。 「驕る平家は久しからず」。神に不敬をはたらいた戒めの象徴と語られます。樹齢はおよそ1000年ほどといわれ、二本あるように見えますが一株なのだそう。

参道に入ると、「ざくざく」と砂利を踏む音が心地よく感じます。まずは正宮まで歩き、お参りを。正宮に祀られているのが豊受大御神で、食だけでなく、衣食住、あらゆる産業の守り神として人々に親しまれている。その後は、多賀宮、土宮、風宮の順でお参りを。

鳥居の前や、ご正宮を囲む垣にサカキの木がかけられていましたが、これは、「境の木」の言葉から転じたといわれていて、その先が神聖な場所だということをあらわしているのだとか。月に三度新しいものに取り替えられ、常に若々しいサカキになっているそうです。

Day1/ランチは伊勢の郷土料理を

お昼ごはんをいただくために訪れたのは、伊勢志摩の郷土料理が食べられる「お食事処 桂 外宮」。特製醤油に漬け込んだマグロやタイをのせた桂風手こね寿司と、太くて柔らかい麺に濃厚なタレをかけた伊勢うどんのセットをいただきました!

Day1/標高555mの朝熊ヶ岳登山

昼食後は、伊勢志摩国立公園最高峰の朝熊ヶ岳へ。「お伊勢参らば、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節でも唄われているように、伊勢神宮へお参りする人は、朝熊ヶ岳へ登り、金剛證寺にも参詣するのが習わしだったのだとか。ここからの道を案内してくれるのは、「BUD PALMS」店長の山本学さん。

一歩登山道に入ると樹林帯が広がり、凛とした森の空気に包まれます。道中には、「町石(ちょういし)」と呼ばれる石の標識が置かれています。1町109mで、1~22までの町石を目印にして歩いていきます。

道中では、いたるところでお地蔵様や石仏にも出会いました。

十町目にある橋からは、ふもとの景色が一望できるポイントが!山道を案内してくれた山本学さんから、見える景色について教えてもらったり、参加者同士で撮った写真を見せ合ったりと盛り上がりました。樹林帯を歩いているときには感じなかったさわやかな風も吹き、心地よい時間。

山頂までは約2時間30分ほど。終始上りだったので、山頂に着いたときの達成感はひとしおでした!

Day1/ゲストハウスでくつろぎの時間を

この日のお宿は、伊勢の中心にあるゲストハウス「THY GUEST HOUSE」。2020年にオープンしたゲストハウスは、白と木が基調となっていて、ナチュラルな雰囲気。この日は貸し切り利用だったため、ゲストハウス周辺での夕食を楽しんだあとはラウンジに集まり、今日1日の旅を思い返したり、今後のイベントについて思いを膨らませたり、最近の山歩きや旅について話したりと、夜の時間をたっぷりと満喫しました。

Day2/「天照大御神」を祀っている伊勢神宮内宮へ

2日目はまず、伊勢神宮内宮へ。外宮に引き続き、山本武士さんにご案内していただきました。

朝のすがすがしい空気のなか、神と人とを結ぶ架け橋となる「宇治橋」を渡ります。途中で上流側に柱のようなものがあることに気が付く。聞くと、これは「木除杭(きよけぐい)」といい、川から流れてくる木が宇治橋の橋脚にあたることを防ぎ、橋を守る役目になっているそうです。

第一鳥居をすぎると、石畳を敷き詰められた「御手洗場(みたらし)」があらわれます。ここを流れているのは「五十鈴川(いすずがわ)」。澄んだ流れのなかで、身も心も清めてお参りへ。

御手洗場の奥にあり、水の神様を祀っている瀧祭神、恵みの雨をもたらす風の神様を祀っている風日祈宮にお参りをして、正宮へ。鳥居の先に白いカーテンのような布がかけられた場所がありますが、この奥にご正殿があり、ご神体は鏡とされています。参拝では、感謝と祈りをお伝えしますが、神の目を浴びる場所として、鏡に写った自分を見つめ直せる場ともいえるでしょう。

石段を下りるとちょうど朝日が木のあいだからさしこんでいました。この奥の敷地は、「式年遷宮」といって、20年に一度社殿を建て替える場所であり、過去に正宮があった場所でもあるのだそうです。

神宮が育てている田んぼで収穫されたお米が納められ、お米の神様が祀られているという「御稲御倉」や、古くは天皇以外から奉られたものが納められていた「外幣殿」について教えてもらいながら、天照大御神の活動的で積極的な荒御魂を祀っている荒祭宮へお参りをして帰路につきます。

Day2/漁師の島「答志島」の暮らしに触れる

朝食をいただいたら、鳥羽マリンターミナルへ。ここから船に乗り、鳥羽湾最大の島である答志島に向かいます。案内してくれたのは、鳥羽の自然と暮らしを体験できるエコツアーやアクティビティガイドを行なう「海島遊民くらぶ」のきくさんときえさん。

答志島は人口1800人ほど。この日は波が高く、漁はお休みでしたが、ワカメやシラス、サワラをはじめとする漁業がさかんで、島民の多くが漁業に従事している「漁師の島」です。定期船乗り場を降りてすぐに漁船の停留所があり、作業している漁師の方にワカメの養殖についてのお話を伺うことができました。ワカメ養殖の繁忙期には、答志島で暮らしながらワカメ養殖のお手伝いをする漁業版ワーキングホリデー「結(ゆい)」というプロジェクトが行なわれているそう。

その後も、稚魚の保護のための行事で島の子どもたちが歌うという「あわびの唄(小さい魚や貝を捕らないでという内容)」をみんなで歌ったり、島民が氏神様として信仰している「美多羅志(みたらし)神社」でお詣りをしたり(島の人は本殿の前で靴を脱ぐのが習わしなのだそう)。

答志島に1軒しかないという山下豆腐店で、揚げたてのひろうず(がんも)ミニと自家製豆乳をいただいたり。(ひろうずは外サクサクの中はほくほくで絶品。自家製豆乳はとてもさっぱりしていてごくごく飲めました!)

年に一度の「八幡祭(豊漁を祈願するお祭り)」で行なわれる「お的」という行事や、答志島の市場で行なわれる「入札」の体験をさせてもらったり(どちらも初めて触れる文化で、どきどきわくわくしながらの体験でした)と、答志島を歩きながら、島で暮らす人々の生活や文化に触れることができました。

答志島めぐりの締めくくりは、現役の海女さんが営む「ロンク食堂」へ。新鮮なお魚をお刺身やかき揚げ、煮つけなど、家庭料理でいただきました!

Day2/カヤックでしか行けない無人島へ

鳥羽に戻ったら、待ちに待ったシーカヤックに挑戦!きくさんときえさんに陸上で漕ぎ方を教えてもらい、ライフジャケットを装着し、浅瀬で軽く練習してから沖へ。

初挑戦の方もいましたが、みなさんすぐにコツをつかみ、キラキラ光る海上をスイスイ進んでいきます。

無人島に上陸し、キレイなシーグラスを見つけたり、岩に付着している貝などを観察して、再出発。

カキの養殖場やイカダ釣り場を通りながら、きえさんに鳥羽湾についてをいろいろと教えてもらい、ゴール!まだまだ漕いでいたいほど充実した時間でした。

伊勢志摩国立公園の歴史文化と里山里海の暮らしをたっぷりと味わった2日間。新しい発見や知らなかった出会いの連続で、この2日間で感じた伊勢志摩の自然の圧倒的なエネルギーを思い出せば、「また頑張ろう」と前向きな気持ちになれるのでした。

>今回コラボした「プレイアースアドベンチャー」のレポート記事はこちらから!
>株式会社ゴールドウインの「National Parks of Japan」特設Webサイトはこちらから!

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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