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冬キャンプから学んだ備え/今月のレシピ【切り干し大根と干し椎茸の旨味ミルクスープ】| CAMMOCの「キャンプしてたら防災できた!」#33

キャンプの道具や知識には、防災に役立つことがたくさんあります。この連載では、防災士資格をもつCAMMOCからアウトドア好きのみなさんへ、もしものときに役立つちょっとしたヒントとアイデアレシピをお届けします。

冬キャンプが教えてくれた「もしも」の備え

オールシーズンのなかでも冬キャンプが大好きな私たち。焚き火の暖かさがいつも以上にありがたく感じ、澄んだ空気のなかで見る星もいっそう輝いて見えます。

なにより、冬キャンプは自然の厳しさを肌で感じる特別な体験ができます。同時に、十分な装備や心構えがないと、思わぬ事故やトラブルに見舞われることもあります。

そんな冬キャンプをとおして、「非常時や災害時に役立つスキル」が自然と身についていることに気付きました。実際に私たちが冬キャンプで経験したトラブル例と、そこから学んだことや役立ったアイテムを紹介します。

冬キャンプのトラブル例+対策

冬は10℃以下はもちろん氷点下の中、限られた装備で寒さをしのぐ必要があります。天気予報を見て行動しても「予想以上に寒かった」「暴風が発生した」など予期せぬ事態も起こりえます。

トラブル1:キャンプ場の水道が止まってる!洗いものができない!

冬場は凍結防止のため、水道をストップしているキャンプ場もあります。事前に聞いておくと安心ですが、急に使えなくなるケースも。

この経験から、夏場と同様に冬も水を多めにストックしておくようになりました。

冬場の洗いものや凍結対策に役立つアイテム

防水グローブ
お湯が出ないときや、凍てつく冷たさでの洗いものはしんどい……。そこで家でも活用しているのが「テムレスの透湿防水グローブ」。冷たさを肌にとおさず洗い物ができ、防寒にも役立ちます。

wash-U
水が使えないときに便利なスーパーアルカリイオン水「wash-U」。洗浄、除菌、消臭ができるので、食器や衣服の洗いもの、お風呂に入れないときに赤ちゃんから大人やペットの身体を拭くなど、さまざまなシーンに活用できます。

クーラーボックス、バッグ
屋外では水に限らず、食材や調味料なども凍ってしまうので、“凍らせないために”クーラーボックスに入れて保管しましょう。

トラブル2:就寝時足先が冷たすぎて眠れない!

寝袋に入っていても、足先や手先が冷たくてなかなか寝付けない……。

そのときに役立ったのは、湯たんぽやカイロ。やっぱり冬には欠かせないアイテムだと再確認しました。

使い捨てカイロは、ジッパー付きの袋などに密閉保存すると、翌日も再び使うことができます。

トラブル3:夜にトイレへ行くのがしんどい

寒いとトイレに行く頻度が増えるのはなぜでしょう……。とくにキャンプだと、真っ暗+極寒の中を歩いて行くのがしんどいんですよね。

そんなときこそ簡易トイレを試すチャンス!緊急事態として、ぜひ使ってみてください。簡易トイレの準備は大切ですが、持っているだけでなく、使い方を知っているといざというときにも落ち着いて行動できます。

トラブル4:焚き火で暖をとるも穴が空いた

寒いからといって焚き火の炎を大きく育てたら、飛び散った火の粉が服や椅子に飛び散り、一部が燃え溶けてしまったことも……。

冬は空気が乾燥し、枯れ葉が多いので、小さな火の粉でも大きな火災の原因になります。寒いからといって薪を足しすぎたり、近づきすぎないように注意しましょう。

トラブル5:ガス缶やバッテリーが使えない

気温が低い環境だと、ガス缶の気化が遅くなる影響で火力が落ちたり、ガスがつかないことも。対策としては、体温やカイロを使いガス缶を温めたり、寒冷地対応のOD缶を用意しましょう。

スマートフォンやバッテリー類も、気温が低いと性能が落ちて普段より早く電力を消費してしまい、復活にも時間がかかります。「大容量の電源が1台あるから大丈夫!」ではなく、予備バッテリーを複数台備えておくとより安心です。

冬こそ生きる力を養うチャンス

冬キャンプは、ただのアウトドアレジャーではなく、”生きる力” を養う絶好の機会でもあります。楽しみながら、防災にもつながる知識やスキルを身につけてみませんか?

今月のレシピ【切り干し大根と干し椎茸の旨味ミルクスープ】

寒い時期は出来る限り体を温めて、免疫力を下げないようにしたいですよね。そこで、手軽な乾物食材を使った簡単スープを紹介します。

切り干し大根と干し椎茸の戻し汁を使うので、少ない材料でも旨みをしっかり感じられるスープです。シャキシャキ食感で食べ応えもバッチリ!パスタやご飯を入れるのもオススメです。

材料

切り干し大根…10g
干し椎茸…10g
水…200cc
牛乳or豆乳…100cc
固形チキンコンソメ…1個
ブラックペッパー…適量

作り方

①切り干し大根と干し椎茸を水につけて30分ほど置いて戻す。

②戻し汁ごと鍋に入れて、牛乳、コンソメを入れて火にかける。スープが温まりコンソメが溶けてしっかり混ぜ合わさったら出来上がり。仕上げにブラックペッパーをふると、ピリッと良いアクセントになる。

クリエイターズユニット
CAMMOC(キャンモック)

左から、三沢真実、三宅香菜子、内舘綾子
「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。 著書「ラクして備えるながら防災 フェーズフリーな暮らし方(辰巳出版)」「うまみがギュッ!干すだけ簡単 はじめてのドライフード(山と溪谷社)」

HP:https://cammoc.com
Instagram:www.instagram.com/cammoc

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PROFILE

キャンモック

キャンモック

「キャンプのある暮らし」をコンセプトに空間やフードのコーディネート、キャンプ撮影の監修、防災講演など、多数メディアで活躍するクリエイターズユニット。無理なく無駄なく楽しくできる「SDGs防災キャンプ」を提唱。 https://cammoc.com/

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