
歩いて、聞いて、学んで。知ることでもっと好きになる、1泊2日の尾瀬歩き【#1】

ランドネ 編集部
- 2025年02月22日
まだ見ぬ尾瀬の魅力を探るべく、長蔵小屋別館に宿泊する特別な旅へ。2日間、尾瀬に滞在して見つけた新たな尾瀬の魅力を紹介します。
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教えてくれたのは
尾瀬インタープリター 萩原舞さん
尾瀬のビジターセンターに勤めていた経験をもち、尾瀬愛にあふれている。尾瀬とその周辺地域の知られざるスト
ーリーを伝える活動を行なっている
雨の尾瀬、晴れの尾瀬。それぞれの良さを体感した日
「今日から明日にかけて、あまり天気が良くないみたいですね」
そんな会話から始まった、1泊2日の尾瀬を歩く旅。尾瀬といえば、やわらかい空気に包まれたあの湿原、遠く先まで長く続く木道。あの絶景を待ちわびていた参加者たちは少しだけ残念そうな顔を浮かべていた。歩き始めると、シトシトと雨が降り注ぎ、みんなで「あ〜、やっぱり!」と声をあげる。


着々と歩みを進めていくこと2時間弱、パッと目の前が開けて尾瀬沼に到着したことに気がつく。降ったり止んだりをくり返していた天気だったが、まるで尾瀬に歓迎してもらえたかのように雲が開けていった。
「すごい!」。
参加者一同は、うれしそうにスマホを構える。そのときの表情と空気感、これらを引き出してくれる尾瀬のチカラについ感動してしまう。

そこから少し歩くと、今回の旅で宿泊する長蔵小屋別館に到着。趣のある建物、温かい山小屋の雰囲気、体の疲れがドッと抜ける感覚がする。
先ほどの曇天はどこへ行ったのやら完全に快晴となった尾瀬の天気にワクワクしている参加者たちは、荷物を置いて小屋の外へ。尾瀬沼に浮かぶ水草が太陽の光を浴びてきらめく姿に感動したり、さっきまで霧かかっていた燧ヶ岳がくっきりと姿を現すそのようすに、目が釘付けになったり。魅力という言葉でまとめるにはもったいないほどの感動を体感していた。

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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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