BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

「目的を持たずに走る」ことで、料理も人生もさらに輝く|コウケンテツのFind New Run

全国のランナーの新しいランとの向き合い方を応援する、第一生命が送る『Find New Run』。毎回様々な領域で活躍するランナー達が、ニューノーマル時代のランニングの新たな魅力を語る。 今回のランナーは、旬な食材を簡単かつ気軽に楽しめるレシピを提案し続ける人気料理家、コウケンテツさんだ。

つねに「楽しい演出」を心がけているコウさんにとって、ランニングはライフスタイルのなかで欠かせない存在。走ることとは何なのか。自身が手掛ける料理との関係、共通点を深堀りしながら、その魅力を語ってもらった。

「料理もスポーツもとことん追求したい」アスリート

爽やかな笑顔から語られたのは、こんなひと言だった。

「スポーツとなると、つい追い込んでしまう自分がいるんです。昔やっていた頃のアスリート精神がずっと残っているんですよね」

学生時代にはテニスに打ち込み、そのパフォーマンス向上のために毎日ハードなランニングをしていたが、19才のときに重度のヘルニアを患ったことでスポーツを辞めた過去をもつ。

「スポーツも料理も体力が必要ですから、つねに体を動かしたいと思っているんです。でも、最近は外に出る機会も少なくなってモヤモヤした日々が続いていました。それである日、ふともう一度ランニングしてみようかなと思って走り始めたんです」

ニューノーマルな環境下で、コウさんはランニングとの新しい付き合い方、魅力に気付いたという。

「ランニングといっても、ただプラプラと気楽に走るだけ。目的もコースもとくに決めずに、いままででは考えられないくらいゆるいですよ(笑)。でも、それが意外と続いていて、僕に合った走り方だと気付いたんです」

ニューノーマルで変化したランと料理への向き合い方

“マイペースでいい”という新しい発見は、料理に対する考え方にも通じていた。

「最近、エッセイを書くために40近い国々を取材させていただいたんです。そこでは、まったく新しい価値観や考え方に出会うことができました。

なかでも印象的だったのが、フランス・パリの夜ごはんですね。世界三大料理のひとつですし、どんな家庭料理が出てくるんだ!?って期待していたけど、「平日の夜は作らないよ」ってすまし顔で言われたんですよ(笑)」

日本では三食作るのが当たり前だと思っている人が多いなか、そんな価値観や決まりごとはどこにもないって言われたような気がした、とコウさんはいう。

「こうした海外で体験した視点のスイッチ、価値観の変化は、これまでと違うニューノーマルな生活のなかでのラン、料理の両方に共通するものだと思いました」

「もっと力を抜いていい」と伝えたい

以来、コウさんが手掛けるレシピや日々の食事は、少しずつ変化していった。

「スポーツも料理も、僕らは無意識のうちにハードに捉えてしまいがちなのかなって。だから続かないし、ツライ思いをしているんですよ。でも、だったらもっとラクにやってみようかなと思うようになって、その発想で始めたのがYouTubeです。

ここでは、ごはん作りにおいて“~しなければいけない”という考え方を、一切捨てました。たとえばチキンステーキには彩りを……よりも、むしろ茶色がよくない?という純粋な疑問から「Brown is beautiful」シリーズを提案したり、レシピだって、できるだけ工程を減らした簡単なものを配信したりしています。でも、そのほうがあきらかに反響があるんですよね。ああ、みなさんが求めていたのはこういうことなんだなと気付きました」

余裕をつくれば自分もまわりの人も幸せになれる

ランニングをキッカケとして力を抜けるようになったいま、仕事以外でも変化があるのだろうか。

「僕は“料理はたった一人だけの負担になってはいけない”と考えています。それもあって最近、じつは朝ごはんを作るのをやめたんですよ。というより、子どもたちに食べたいものを自分で作ってもらうようにしたのです。そうしたら今朝、娘がこれに肉まんを乗せて、レンジ加熱していて……(笑)」

そう言って見せてくれたのは、ロイヤルコペンハーゲンの高級皿だった。

「お値段も高いので(笑)、いままで子どもたちには使ってほしくなかったんですけど、朝気付いたら、ひとりでラップして、レンジ加熱して、ちゃんと紅茶まで入れててビックリ(笑)。でも、「お、自分で用意したの?」なんて笑いながら過ごして、ちょっとだけ子どもの成長を感じてみたり。こうしたことを楽しめるのも、僕自身が朝ごはん作りから開放されたことで、きっと余裕が生まれたからこそなんでしょうね」

当たり前を手放すことで見えてくるもの

身近で切り離せない当たり前を、あえて一度手放してみることが大きなキッカケになるとコウさんは語る。

「仕事や子育て、その他さまざまな環境のなかで料理を続けるのって、一般のママやパパにとってすごく大変なことですよね。料理家である僕にとっても大変なことですから。でも、少しくらい離れても失くなることはなくて、むしろ知らなかった多くのことに気付けるかもしれないですよね」

今日もまた、コウさんは決まりのない道をマイペースに走る。

「プロは辞めてからわかるようになるって誰かが言ってましたけど、僕のなかでは、料理もランもまさにそれ。いつも心がけている“楽しい演出”というのも、楽しいことは何か?を悩み考えるのではなく、柔軟でいることによって気付ける新しい視点や発想から、きっと自然に近づいていくものだと思います」

ときに立ち止まり、空を見上げ、ゆっくりとまた歩み出す。アスリートでも料理家でもなくなった彼の頭には、きっと新しいレシピが生まれている。

今回のランナー

コウケンテツ(料理家)

世界中のさまざまな「食」に精通し、食育や男性の家事・育児参加など、食べることによるコミュニケーションを積極的に提案。テレビ出演や講演会活動、『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ(ぴあ)』など著書多数。登録者数54万人のYouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」では料理初心者でも楽しめるヘルシーかつ簡単なレシピを配信し人気を集める。プライベートでは一男二女の父親。
koh kentetsu kitchen : https://www.youtube.com/channel/UC3p5OTQsMEnmZktWUkw_Y0A
Instagram:@kohkentetsu

 

第一生命の特設サイト『Find New Run』では、さまざまな領域で活躍するランナーたちが、ランニングを
通して見つかる新しい生活のヒントを教えてくれる。コンテンツは随時更新されるので、チェックしよう。

第一生命『Find New Run』

SHARE

PROFILE

RUNNING style 編集部

RUNNING style 編集部

ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。

RUNNING style 編集部の記事一覧

ランニング初心者から、サブ4を目指す中級者まで楽しめるランニング専門マガジン。トレーニングやアイテムの紹介、トレイルラン、イベントまでさまざまな情報をお届けする。

RUNNING style 編集部の記事一覧

No more pages to load