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黒潮が運ぶ夏のエキサイティングゲーム 三重県伊勢志摩沖のキハダキャスティング【SALTWORLD Field Report】

身近な海でチャレンジできる大物釣りとしてすっかり定着したキハダのキャスティングゲーム。フィールドやタックルが確立され、攻め方のパターンも増え、ゲームとしての精度は高くなる一方だ。今季初の1本を手にするため、三重県の志摩沖へと向かった。

昨年は当たり年も今年は苦戦。3度目の正直を狙う!

三重県の太平洋側に面する伊勢志摩沖から和歌山県紀伊半島沖にかけては黒潮の影響が濃く、毎年夏には大型のキハダが回遊してくる。昨年はキハダの当たり年であり、3日間の釣行で、5人で20キャッチという大当たりの釣行もあった。

今年は今回で3回目の釣行であるが、前半2回は天候にも泣かされて予定日程が削られるなど、苦戦を強いられていた。当日は今年2回目の乗船となる『ほっぺ毛丸』さんで、早朝に出船した。

船は『ほっぺ毛丸』さん。2日間お世話になった。

出船から40分ほどで鳥がパラパラと見え始めたかと思い始めたところ、無線で他船がヒットとの情報が入り、我々も気合が入る。そのすぐ後に鳥山を見つけキハダのボイルに遭遇。30~50kgクラスが乱舞し、「これはもらった!」と思うも誰もヒットせず、しばらく鳥山を追いかけ、何度か良いナブラにあたるがヒットしない。

ナブラ撃ちと誘い出しで辛抱強く狙い続ける

海面にはピチャピチャと、10cmに満たないイワシが肉眼で確認できるほどベイトが見られた。ベイトが多いことは喜ばしいはずだが、多すぎる感じを受けた。手を変え、品を変えアプローチするが徐々にナブラが減り、出ても続かない時間帯が過ぎていった。

しかし、ここ数年キハダを狙う遊漁船のほとんどがソナーを搭載しており、ナブラが沈んだ後でもキハダの反応を船長が指示し、アングラーはその方向にキャストするというスタイルが定着している。ほっぺ毛丸さんでも、今年のキャッチ数の半数はソナーによる誘い出しでの実績であり、辛抱強くキャストを続ける。

午後になり、ようやくCB-ONEの林さんにヒット、手慣れたファイトでグイグイと寄せる。難なくキャッチした三重でのキハダ1本目は42kg。いつものメンバー皆で喜んだ。その後も地合いが続き、古坂さんにもヒット。安定したファイトで寄せるも、残念ながら船べりまで寄せたところでフックアウト。夕方には私のTWZ165Fにもワンヒットあったが掛かりが浅く、すぐにフックオフ。ここで初日は終了となった。

初日に林さんがキャッチした42kg。ルアーは9月発売予定のスイミングポッパー、ディクソン200だった。
古坂さんのファイトシーン。船べりまで寄せるがあと少しのところでバレてしまった。サイズが良かっただけに残念である。

TWF185Fで待望の今季1本目をキャッチ!

2日目、前日のエリア付近を散策するが鳥の数が少なく、昨日あれだけいたベイトが見えない。何となく嫌な予感がし、時間が過ぎる。前日に比べキハダの浮きが悪く、出てもすぐに沈んでしまう状況が続いたが、澤船長が鳥の向かう方向とソナーを駆使し、回り込み誘い出しを行う。すると何度かバイトがあるものの、フッキングまでいかない状況が続いた。

帰港時間も迫り、船長から「帰りながら探します」のアナウンス。あきらめかけていた矢先に船長が船足を速める。遠くを見ると大鳥山が見えた。船長は風の方向とアングラーのキャスティング距離を測り、ドンピシャの位置に船をつけてくれ、2投目にヒット。今季初のヒットで緊張するも、ロッドの復元力を生かし慎重にファイト。ラストチャンスを生かし、今シーズン初キャッチとなる38kgを手にすることができた。

この1本は絶対にバラせない! 緊張感のなかロッドの力を信じて仕留めに掛かる。

来期発売予定のTWZ185Fに出た待望の1発は38kg。記念に澤船長とも2ショット!

キャストの対応力とラインシステム強化が釣果のカギ
狙うはさらなるサイズアップだ

前記したが、ここ数年キハダの狙い方は、ソナーを駆使した方法が導入されるなど変化してきている。以前は鳥山を探しボイルめがけてキャストし、沈んでしまえばあてもなく誘い出しという方法であったが、最近は沈んだ後も船長の指示方向にキャストし誘い出す。船長の指示方向に素早く対応するキャスティング精度と、キャスト回数も多くなるためラインシステムは完ぺきにして臨みたいところである。今年の夏シーズンは残すところあと1釣行、サイズアップを狙っていきたい。

タックルデータ

ロッド:FC84H、FC83MH
ルアー:TWZ200F、TWZ185F(プロト)、TWZ165F、サーチポップ200、ペンシルポッパー17cm(プロト)
フック:アシストフックフィネス プラグシングル2/0相当~4/0相当
ライン:YGK フルドラグ6号、8号
リーダー:YGK キャストマンアブソーバー130lb

今回のタックル。リールはステラ14000XGと18000Hを使用。
使用したルアー。上からTWZ200F、TWZ185F(プロト)、TWZ165F、サーチポップ200、ペンシルポッパー17cm(プロト)。
メロン屋工房HP

www.melon-ya.net/index.html

ほっぺ毛丸ブログ

https://hoppege.exblog.jp/

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

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