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豪快に、繊細に、マグロを追い求める~佐野ヒロム・ツナゲームスタイル徹底解説【第4回】

世界を股にかけて活躍するオフショアゲーム界の第一人者のひとり、佐野ヒロムのツナゲームスタイル。最終回となる今回は、ツナゲームへの想いを語ってもらった。また、佐野氏にツナゲームにチャレンジするうで欠かせないアイテムもご紹介する。

※編集部注 2021年9月現在、日本国内におけるクロマグロの遊漁は禁止されています。本記事は来年以降の再開(詳細は未定)に向けた参考としてご活用いただければ幸いです。

豪快に、繊細に、マグロを追い求める~佐野ヒロム・ツナゲームスタイル徹底解説【第3回】はこちら>>>

豪快に、繊細に、マグロを追い求める~佐野ヒロム・ツナゲームスタイル徹底解説【第3回】

豪快に、繊細に、マグロを追い求める~佐野ヒロム・ツナゲームスタイル徹底解説【第3回】

2021年09月19日

変化を受け入れ、変わらないものは大切に

「マグロゲームにも、変わっていくものと、変わらないものがあると思います。道具やノットは日々進化していますし、釣り方も進化しています。一方で、マグロが泳ぐフィールドは昔からそこにあり、温暖化などの影響を受けて環境は変化しているのかもしれませんが、変わりません。変わっていくことに対しては柔軟に対応して積極的に取り入れ、変わらないもの、変わってはいけないものに対しては、それをしっかりと守るべく行動をしなければならないと思っています」

これはまさに、佐野のマグロのみならず、釣りそのものに対する姿勢であろう。数多くのメーカーのテスターを引き受け、タックルやルアーの開発に参加し、釣り方やノット、ファイト方法を研究する。一方で、みなさんご存じのように、佐野はキハダやクロマグロのリリースを積極的に行っている。

マグロをリリースするなんていうことは、ほんの数年前までは考えられなかったことだ。でも佐野は、誰よりも先にそれを実践し、継続している。

そんな佐野の行動に賛同したメーカーは、佐野の意見を積極的に取り入れ、予算を惜しみなく注ぎ込んで商品を開発する。それが回り回って、たとえば我々アングラーが安心してモンスタークラスのクロマグロに対峙できるような、本当に素晴らしい道具の開発につながっているということは、案外知られていないことなのかもしれない。

最後に、佐野にとってマグロゲームとは何か、聞いた。

「未だに憧れですね。夢です。夢だからこそ、これからもこの釣りは大切にしていきたいと思っています。キハダはとにかくカッコいい。長いヒレが最高です。100㎏クラスを釣ってみたいですね。クロマグロはまさに華形のターゲット。キングです。モンスターと対決してみたいですね。そのための日々のノット研究は欠かせません。そんな夢を、これからもずっと追い求めていきたいと思っています。この夢は、決して変わることはありません」

▲佐野にとって、クロマグロやキハダは華形のターゲットで、常に憧れであり、夢。このゲームが末永く続けられるよう、このクロマグロはリリースした。

佐野ヒロム・セレクション

最後に、佐野氏が使用するアイテムの数々をご紹介しよう。ツナゲームにチャレンジするときの参考にしてほしい。

▲PEラインは佐野が絶大なる信頼を置く「オッズポート」。リーダーはキャストマンアブソーバーを使用。
▲PEラインとリーダーの結束はFGノット。編み込みは基本9セット18回。PE6号までは16~18回、7号以上20回、12号は20~24回。
▲佐野がラインを巻く作業でメインで使うのが、こちらの糸巻き工場。ラインの性能を損なうことなく巻くことができる。
▲ノットはオーシャンノッターを使用して組む。「誰でも綺麗に精密に、そして素早くノットを作ることができます」
▲ラインをリールに巻く際は、専用の器具を必ず使う。これは魚矢の「IK500」糸巻き工場。
▲とくにモンスタークラスのクロマグロ狙いの場合は、歯によるリーダーブレイクを防止するために、ザイロンをリーダーの先に付けている。
▲スイベル、スプリットリングは各サイズ多めに用意。どちらもスタジオオーシャンマーク製だ。
▲マグロ狙いでは必ずスイベルを付ける。通常はオーシャンスナップスイベル、モンスター狙いのみベインズ別注。
▲トラックスプリットリング。ルアーやフックに付けるのが大変なぐらい強い。Mスペックは主にキハダ狙いで使用。
▲フックバランスやルアーの姿勢調整で使用するシンカー。タングステン製のプロトもテスト中。
▲プラグ用フックはスタジオオーシャンマークのオーシャンツイン。シンキング用はヴァンフックのボルトロック。
▲マグロはベリーのフックへのヒット率が圧倒的に高く、アシストの長さは10㎜または15㎜。
▲太軸の大型フックを使用したクロマグロ専用オーシャンツインのプロトタイプをテスト中。
▲昨シーズンからはテイルのフックはシングルで上向きにセッティングして試している。
▲オーシャンプライヤーのヘビーバージョン(プロトタイプ)。太軸スプリットリングも扱いやすい。
▲フックリムーバーとオーシャングリップはフックを外す際の必携。危険も少なく、フックを痛めずスムーズだ。
▲ESS製フレームは元々は軍用のため、耐久性に優れる。サイズはやや大きめで光が入りづらいモデルをセレクト。レンズは光量で色や明るさを変えている。
▲グローブは薄手でストレッチ性が高く、フィット感があるもの。濡れても滑らないので、疲れない。
▲爪先を保護するため、ダイワ製シューズを愛用。夏用は通気性に優れ、冬用は足が濡れないことも重要。
▲キハダ狙いなどでは、ギンバルはライトなCB ONE製を使用。ライフジャケットに関してはもはや言うまでもない。
▲キンバルは、モンスター狙いの際はソウルズ製を使用。ロッドの位置を下げられ、安定したファイトが可能。
▲グローブはキャストの際のみならず、ハンドドラグも駆使するのでファイトの際などにも手指の保護に欠かせない。

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

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