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「超深海・ベニアコウチャレンジ」山本啓人がジギングゲームの最深部に迫る!【後編】

いまあるすべてのタックル、そしてアングラーの能力をフル活用し、ディープウォーターに挑む! 前編に引き続き、山本啓人さんがジギング最深ゲームの魅力を紹介する。

「超深海・ベニアコウチャレンジ」山本啓人がジギングゲームの最深部に迫る!【前編】はこちら>>>

「超深海・ベニアコウチャレンジ」山本啓人がジギングゲームの最深部に迫る!【前編】

「超深海・ベニアコウチャレンジ」山本啓人がジギングゲームの最深部に迫る!【前編】

2021年12月30日

シャクってもジグは動かない前提

山本自身、ベニアコウゲームは模索中の部分が多い。しかし、同時に分かってきたこともある。攻略の基本はジャーク&フォール。ベニアコウはボトムに張り付いているばかりの魚ではなく、中層に浮くこともある。根魚を思わせる体型ながら、思いのほか遊泳層が広いのが特徴で、エサ釣りでは何本もついたハリの上の方にアタったりすることもある、という。

ジギングの場合は中層に浮いた魚を釣るのは至難。ボトムでしか釣りが成立しない、というイメージが正しいようだ。

「基本的にはボトムから15m以内を探ります。浅いところでは、ジグを上げて、フォールさせて喰わせる。これが一般にジグが動いて喰ってくるイメージだと思います。

でも、深海の場合はそう簡単ではない。ジャークしてもあまりジグは動かない、という考え方を前提に、ジグを持ち上げて落とし、アタリを出すように心掛けることが大事だと思います。

ラインで潮を切れるくらいなら、ジグが動いていると思っていい。それでも動いて数㎝くらいだと思います。それでもジグは動いている。

ただ、ゆっくり動くものを魚がエサと考えてくれないとするなら、やはり力を加えてしっかりシャクらないと。数㎝を時速2㎞で動かすのか、5㎞で動かすのかの差は出ると思うんです。圧倒的に5㎞のほうがジグに生物感が出るし、魚も気づくと思います。そういう意味で動かすことはやはり大切です。以上は上への動きについてですが、フォールに関しても、わずかなスピードの差でジグが横を向く、まっすぐに落ちていくという違いは出るはずですからね。

下に動かす場合、つまりフォールアクションは完全にジグの性能に頼ることになると思います。オシア スティンガーバタフライ イージーぺブルは1000m前後のラインを引っ張っていても、ある程度は底が取りやすく、リアから滑っていって横を向きやすいように出来上がっていると思います」

▲3月下旬、相模湾でキャッチした約7㎏のベニアコウ。「ボトムからひとシャクリめのフォールで喰ってきました!」。船上までの長旅を先導したのは、オシア スティンガーバタフライ イージーぺブル900gメッキコパー。
▲オシアジガーMX4 3号を巻き込んだオシアジガー4000のスプールがどんどん細くなっていく。実釣では高感度ラインが伝えてくれる情報が大いなる武器となる。

独特なフッキング。そしてファイトスタイル

「アブラボウズは深海のなかでは分かりやすいアタリが出ますが、それでもアカムツよりは小さい。ベニアコウはさらに小さいイメージです。アブラボウズは誘い上げているときでもガツンッと吸い込んできますが、ベニアコウは今のところフォールでしか釣ったことはありません。

ただ、ともに口はデカイので、いきなり重くなる、というアタリもあると思います。それでも自分の手に伝わる数十秒前には喰っていると思われるので、手元に伝わってきたときはすでにハリ先は立っていると思いますよ。

アブラボウズの場合は、完全に一回飲み込んでしまいますが、ベニアコウはまだよくわからない。吸い込む力もどのくらいかは、いまひとつ想像しきれないですね」

いわゆる着ドン、着底と同時にヒットしたとしても、その状況になること自体が必然と思われるほど条件は厳しい、と山本。それだけヒットチャンスが少なく、ヒットする条件の幅が狭い。それゆえ、深海でベニアコウを釣り上げることは船長の腕はもちろん、自分の力も大きい、という言葉には説得力がある。

待望のアタリがあったとする。それはどちらかと言えばアタリというより違和感と呼んだほうが正しいのかも知れない。ロッドをシャクってアワせたとしても、それはほとんど意味をなさない。山本は違和感を察知したら、ひたすらリールを巻く。それは10mでは足りず、ときに20mにも及ぶ。これがアワセとなる。十分な重みを感じ、魚と確信できても、そこからの道のりははるか遠い。

「ベニアコウは途中から浮いてくるのが特徴です。魚がジグを追い越して上に行ってしまったらバレやすくなる。それを防ぐためにもポンピングが出来ないんです」

基本は魚がジグを追い越さない速さで、等速を基本に巻き上げてくるファイトスタイル。山本の言葉にあるように、ベニアコウは最初はなかなかの抵抗を見せ、途中から腹を膨らませる。そのタイミングで魚体が浮き始めるため、ジグが常に先行して引っ張り上げるイメージで巻かないとバレやすくなってしまうのだ。アングラーに疲れが出だす頃合いで、早く巻かなければいけない。ここがキツい。

ヘビータックル、ヘビージグを使用して底を取ればヒットする、そんなイージーな世界ではないのが深海の釣り、ベニアコウゲームだ。それでも我こそは! と心に期するアングラーだけが達成感を味わうことができる。未知なる世界の扉はすでに開かれている(文中敬称略)。

▲強いだけ、硬いだけのロッドではダメ、と山本。粘りの中にパワーを秘めるオシアジガーインフィニティB61-10。軽く、強く、ブレないブランクスは、深海ゲームをサポートしてくれる。
▲ジグの重さに加え、ラインに掛かる水の抵抗がアングラーにのしかかる。ジャークするだけでもずっしり。高性能タックルの助けを得て、初めて満足のいく釣りが成立する
▲ベニアコウがヒットしたのは1000mに迫る水深。そこからのファイトはワクワクとドキドキ。楽しさと苦痛が入りまじる至福の時間だ。
▲途中から浮袋を吐き、急浮上を始めるのがベニアコウの特徴。フックアウトを避けるべく、常にジグが先行するように巻き上げることが、ファイトにおける最大の注意点だ。

出典

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SALT WORLD 編集部

SALT WORLD 編集部

近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。

SALT WORLD 編集部の記事一覧

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