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真鯛を釣るために特化したルアーフィッシング!タイラバフィッシングのタックル

前回、スーパーライトジギングについて書かせてもらったが、今回はタイラバフィッシングについてご紹介させていただく。

「タイラバ」とは、名前の通り真鯛を釣るために特化したルアーフィッシングで、鉛やタングステン素材のオモリに、スカートと言われるラバーをセットして使用するルアーである。

魚をイミテートするルアーフィッシング から、かけ離れた姿を初めてみたときは、「本当にこれでタイが釣れるのか?」と思ったものである。

しかしながら、釣り業界でも、各社が専用の竿や仕掛けを出し続けていることからわかるように、今ではタイを釣るためのルアー釣りの中では特化した存在。筆者も初めてまともなタイを釣ったのは、このタイラバであった。

スーパーライトジギングの釣りの際にも、今では必ず一本は持っていくほど信頼感のあるタックル。今回は、そんな魅力的なタイラバの紹介をさせていただこうと思う。

▼前回「スーパーライトジギング」の記事もチェック

オフショアの入門にぴったりな、スーパーライトジギングとタイラバとは!?

オフショアの入門にぴったりな、スーパーライトジギングとタイラバとは!?

2022年12月05日

タイ釣りルアーのタイラバ

上は鉛素材、下はタングステン素材のタイラバ

タイラバは、見れば見るほど不思議なルアーで、基本はベイトタックルにセットして、海底まで落として、着底と同時に巻き上げてくることを繰り返すだけの釣り。重要なことは、巻き上げスピードと一定にハンドルを回すだけの釣りであるが、その時の状況でスカートのカラーやオモリのカラーやウェイトを変えたりすることで、釣果の差がでることがある釣りである。

また、ルアーフィッシング ではマストの、「合わせを入れる」は基本NGの釣りで、魚のあたりが出ても、そのまま合わせを入れず魚が乗るまで巻き続ける不思議な釣りである。
掛けラバと言われる「合わせを入れる」ものもあるが、ここでは一般的なタイラバをご紹介。

過去、プロアングラー(釣りプロの意味)の取材に同行した際には、様々な要素を考えながら釣りをしているシーンを目撃し、その日同船していた釣り人と較べても、大きな釣果の差がでたのを覚えている。

この釣りは、単純なようで奥の深い釣りのため、どっぷりハマってしまう人も多いのである。

左の玉と右のスカートをジョイントして使用

タイラバに使用しているリールと竿はどのようなもの?

タイラバは基本的にベイトリールを使用。
ベイトロッドには、指で挟む為に「トリガー」というものが付いている

タイラバのタックルは、ベイトリールとベイトロッドの組み合わせが基本となる。スピニングリールで「キャスラバ」と言われる、キャストして広範囲を探る釣りもあるが、基本は上記タックルが一般的である。

船を風に任せながら釣りをする「ドテラ流し」と言われる釣り方で実施をするため、真下に落とすことが基本となる。
ドテラ流し:船を流しながら釣りをする方法で、常に船下が新しいポイントになる。

タイラバのラインについて

フロロカーボン3〜4号にPEラインと結束して使用。

関東では、PE0.61号に対し、基本34号のフロロカーボンを使用するひとが多い。大阪湾などの船では、フロロカーボン2号で実施しているところもあるようだ。

ラインの太さは、自身の好みと船のレギュレーションで決めてほしい。

タイラバ時の釣果と料理

写真は、真鯛とメイチダイ、ハタ類、カサゴ

釣りの後の楽しみは、美味しい魚料理である。タイラバで釣果をだして、釣り人の特権である「最高の魚料理」を楽しんでみてはいかがだろうか!?

 

前回のスーパーライトジギングに続き、タイラバの紹介をさせていただいた。自然界にない形のものに魚が反応するこの釣りは、本当に面白い釣りだとつくづく思う。

タイラバに近いルアーは、バスフィッシング にある「ラバージグ」ではないだろうか。ラバーの「ヒラヒラ」した姿に魚という生き物は興味を示し、思わず口を使ってしまうのだろう。

正解は魚に聞いてみないとわからないが、そんなことを考えながら遊ぶのも釣りの楽しさではないだろうか。

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PROFILE

JP

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長年にわたり釣り業界のメディアに携わり、現在はフリーランスとして活動。時間ができれば釣りをはじめキャンプなどのアウトドアの趣味を楽しんでいる。 釣りは川釣りから海釣りまで、さまざまな釣りを経験してきたが、最近はブラックバスやスーパーライトフィッシング、マダイの一つテンヤといったジャンルを好んで釣行する、フリーランスアングラー。

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