イタリアのオヤジに聞く! ロードバイクを若くカッコよく乗る心得10

オヤジサイクリストとして、カッコよく生きる! 人生を謳歌する国、イタリアならではのアンチエイジングのコツをロードバイク大好きイタリア人、マルコさんに聞いた。

オヤジが輝いている国、イタリア。人生をエンジョイすることに関して、日本より進んでいることは認めざるを得ない。そんなイタリア人のマルコ・ファヴァロさんに今回モデルを務めてもらったのだが、いい機会なのでイタリアのオヤジは、なぜカッコイイのか? そしてアンチエイジングのコツを聞いてみた。

オヤジなので、いい加減で乗ってますと謙遜するマルコさんだが、けっこうバリバリ走れる。主催するヴィンテージライドの試走のためにローギヤ42×23Tの仮想ヴィンテージギヤで獲得標高3000mを走るというから驚きだ。

そんなマルコさんから、ポジティブなエネルギーをもらった。アンチエイジングは気持ちしだい。心得を10挙げてもらったので、ニッポンのオジサンもできることから始めてみよう。

POINT1:アンチエイジングの80%は気持ちしだい!

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若々しさの源の80%は心。老けるというのは、大きくは頭の中の問題。自分が歳を取ったと思ったらアウト。クヨクヨしない。いつも好奇心を持って、新しいことにチャレンジする。楽しくポジティブに走る。そして生きる喜びを感じること。それこそがアンチエイジング!

POINT2:若者とは真っ向勝負しない

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歳をとれば、体力が落ちてくるのはあたりまえ。ロードバイクに乗るとムキになりがちだけど、大人はムチャしない。若者と本気で勝負しても、負けてブルーになるのがオチ。大人は大人の走りを楽しむ。テキトーではなくて(ちょうど)いい加減で走ることが大事。

POINT3:まず家から外に出よう!

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イタリア人が大好きなのが、外に出るということ。日光に当たって、皮膚から外気を感じる。するとドーパミンが出てきて幸福感に包まれる。スポーツ自転車は、その道具として広く普及している。お爺さんになっても、外に出たい。だから電動アシスト車も大歓迎。マルコもお爺さんになったらぜったい乗る。

POINT4:自転車とは旅、そして青春

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自転車とは旅、旅とは自由の証。そして二次的な青春。家から外に出て、日常から離れ、自然を感じて、景色の中に身をおく。ストレスを感じていたら、そこから物理的に離れることで、ストレス発散になる。愛車にまたがれば、いつでも自転車に乗った少年に戻れる。

POINT5:若者にカラダでは勝てないので着るもので勝負

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肉体で勝負しようにも、若者には勝てない。なので、大人はファッション勝負。オヤジであるからこそ、ダサくしてはいけない。オヤジこそエレガントに。イタリア人にとって洋服は、日本人の着物。なのですごく決まりが厳しい。制限された自由のなかで、引き算の美学を追求する。そしてオヤジに欠かせないのがサングラス。これで女の子を目で追っているのがバレない。

POINT6:地元レストランで地元のものを楽しむ

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イタリアのオヤジサイクリストもおいしいものが大好き。峠の上には必ずレストランがあって、そこで食べるために連れ立ってヒルクライムする。知らない場所に行ったら、地元のレストランで、地元の味を探検する。新鮮で良質な食材からビタミンをとって、疲れたカラダを癒す。

POINT7:いろいろな世代のサイクリストと楽しむ

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エロイカは、おじいさんが昔乗った自転車を納屋から出して乗る。そして乗れるよう機材をセルフメンテする。エロイカに出る若者が、おじいさんに直し方を聞いたりと、古いロードがコミュニケーションツールにもなっている。イタリアの村のチームは、幅広い世代の集まり。ライドは平等社会で誰とでも仲よくなれる。若者に教えることで、こちらもエネルギーをもらえる。

POINT8:オジサン臭に注意! 汗対策は万全に

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人からいちばん嫌われるのは匂い。だから脂汗は大敵。サイクリストは、普段から汗をかいているから、幸いサラサラして匂いのない汗。それでも油断は禁物。腋に毛があると、そこで発生した菌が匂いを発生する。なので男性でも腋毛はトリミング。イタリアのサイクリストはみな剃っている。

POINT9:年齢を重ねてもエロさを忘れない

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いつまでもエロさを忘れない。イタリアでは、どんなに年をとっても女はオンナ。それに応えて男もオトコらしくあるべき。美しい女性を見るのはタダ。オンナのフェロモンを感じてエネルギーをもらう。エロというのも大事なコミュニケーションツールのひとつ。

POINT10:みんなでワイワイと楽しんで乗る

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イタリアだと、一匹狼のロードバイク乗りはガチで練習をしている若者のみ。オジサンの一匹狼はまずいない。だいたい群れてワイワイ走っている。老化防止にもっとも効果的なのはコミュニケーション。人とのやりとりが、断酒よりもダイエットよりも健康に効く。一人でしんみりしてないで、みんなで楽しんで走る!

オシャレは1日にしてならずだけど、編集部ニシヤマは、とりあえずワキ毛を剃ることからイタリアのオヤジを真似てみる!

●マルコ・ファヴァロさん
サイクリストとして、イタリアの文化を日本に紹介。カペルミュールのモデルや、欧州レースの実況、ウェブコラム執筆、ライドイベントの主催など、幅広く活動している。日本在住20年以上、50歳。
http://ciclistaingiappone.jp

(出典:『BiCYCLE CLUB 2018年10月号 No.402[付録あり]』)

(ライター:千葉泰江)

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