ホイールが回らない原因は何? ブレーキキャリパーやケーブル、ブレーキシューやパッドの調整方法
Bicycle Club編集部
- 2021年10月07日
キャリパー装着の確認とケーブルの調整(機械式の場合)
ホイールがきちんと装着されていても、ブレーキキャリパーの位置が悪いと片効きになってホイールが回らなくなる。リムブレーキの場合は、左右のブレーキシューが均等にリムに当たるように調整が必要だ。キャリパー自体を動かすか、アジャスターボルトで調整する。ブレーキケーブルの引きで動かないように、キャリパー自体もしっかり固定しよう。機械式ディスクブレーキの場合も同様に調整する。
ブレーキシューに擦っていないか確認しよう
リムブレーキ(機械式)の調整方法
キャリパーのズレが大きい時は、固定ナットを緩めて締め直す。フォーククラウンの後ろから5mmのアーレンキーを差し込んで緩める。
キャリパーが動くようになったら、ブレーキレバーを握る。
キャリパーがリムを挟んだ状態で、固定ナットを締める。これでキャリパーの位置が真ん中になる。微調整はアジャスターボルトで行う。
ディスクブレーキ(機械式)の調整方法
機械式ブレーキの場合、ディスクローターに対してブレーキパッドが平行に当たっているか、下からスリーブ内のパッドを確認する。
取り付けボルトを緩めてレバーを握ると、パッドとローターが平行になる位置になるので、その状態でボルトを固定する。
左右どちらかのパッドがローターに擦っている場合は、内側のダイヤルをアーレンキーで回し、左右の突き出し位置を調整する。
トラブルに備えて携帯工具を
シンプルなものから多機能なものまで、携帯ツールもさまざまな種類がある。3~8mmのアーレンキーがあれば大半の作業は対応できるが、クリート調整用のプラスドライバー、ディスクブレーキ用のトルクスレンチ、自分のホイールに合ったニップル回しなど、自分の持っている機材に合う工具が入っているものを選択するようにしたい。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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