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エロイカジャパン2022、2年ぶり開催。ヴィンテージ自転車で走る100㎞

日本でのコロナ禍も終わりが見えてきて、昨年までは中止されていたサイクルイベントも続々再開している。5月21~22日の週末には、多くのイベントが集中した。どれに出るか迷ったサイクリストも多いかもしれないが、ヴィンテージ自転車好きの編集部ニシヤマが迷わず参加表明したのは、エロイカジャパンだ。

2年ぶりのエロイカジャパン、北軽井沢で開催

北軽井沢を舞台にウールジャージ&旧車でライドを楽しむ。と聞こえはエレガントだが、コースはえぐい。30㎞、100㎞、160㎞のコースが設定されているが、100㎞だと獲得標高は2500m。走りきれるのか……と不安がよぎる。70㎞で1000m上るとか、ちょうどいいくらいのがないの?と思うが、これが本家のレギュレーションらしい。

感染予防対策として、前夜祭は開催されなかった。またコンパクトな開催を目指してあまり大きく告知しなかった印象だ。それでも約200人の参加者が集まった。

編集部ニシヤマ。笑っているのではなくひきつっている。理由は後ほど PHOTO:Masayuki rocky Tsuyuki

編集部ニシヤマの出場車

エロイカはイタリア発祥のヴィンテージ自転車イベントだ。パーツの年代にこだわりたい人はそれもよし、それっぽい自転車で走るのもありで厳しいレギュレーションがあるわけではない。この日持ち込んだのは、70年代の片倉シルクの27インチフレームだが、650Bにインチダウンして1×10に改造したレストモッドなグラベルバイク。本当は三連勝のロードで来たかったがレストアが間に合わなかった。参加車は最近作られたクロモリロードからランドナー、プロムナード車までいて、こんなのでもさほど浮いてなかった。興味を持ってくれた参加者もいてうれしい。

いよいよスタート、ベストドレッサーは初代バイシクルクラブジャージ

スタートは朝8時だが、北軽井沢に当日入るのは厳しかったので前日は近所のRVパークで車中泊。前日の夜は激しい雨でクルマの屋根にあたる雨音が気になって眠れなかった。朝になっても雨はあがらず、不眠&運動不足の不安もあって、正直スタートしたものか迷った。

しかし、雨もあがりスタート前のみんなのワクワク感が伝染してきて元気が湧いてきた。急遽ウールジャージを着こんでスタート!

さきほどまでの雨模様が嘘のように晴れる。山間の天気は曇りといっても雨が降ったりやんだりだろうと思っていたが、うれしい誤算だ。スタートからしばらくはゆるやかな下り基調で、自転車最高!とこのときは思った。

異変は上り坂になって、体も温まってきたころ。上半身が異様に痒くなってきた。襟をつかんで胸元を見てみるとじんましんで腫れあがっている。もとより肌が弱めのアトピー体質だが、コロナ禍の運動不足で体質が悪化し、ウールジャージにかぶれる体質になってしまったようだ。数年前は大丈夫だったのに、このエロイカジャージはもう着られないかもしれない。

幸いエイドステーションなどでカラダが冷えてくるとかゆみは引いてくる。北軽井沢の涼しい気候でなかったらリタイアしたかもしれない。

静岡県富士宮市から参加の橋本さん

他の参加者のバイクやスタイルを見るのも楽しいエロイカ。ベストドレッサー賞をあげたいのは、初代バイシクルクラブジャージを着て参加の橋本さん。創刊号からの愛読者とのことでありがたい限り! バイクも旧型カンパニョーロがもっとも似合う国産フレーム、エベレスト。オーナーとともにサイクリスト人生を過ごしてきた佇まいがカッコイイ!

とにかく坂がえぐい! 獲得標高は2500m

辛いまっすぐな上り。カメラの前だけダンシング PHOTO:Masayuki rocky Tsuyuki

峠っていう響きは嫌いじゃないけど、熱心なヒルクライマーではないので、1日の獲得標高としては人生最高レベル。100kmの中にアップダウンが凝縮されている感じで「平坦な道はなかった」という感想だ。嬬恋パノラマラインとか、まっすぐ上っていく道はクルマでは最高だが、自転車は生殺しに近い苦しさ。「拷問!」「イジメ!」とかうめきながらみんな走っていた。かなり鍛えた脚でも、物足りなかったとはぜったい言わせないという主催者の意地がうかがわれる。

お待ちかねのグラベル

グラベルのブームの前から、未舗装路を走るということをコンセプトのひとつとして展開していたエロイカ。やがてイタリアのプロロードレースでもグラベル区間が設けられていくようになった経緯がある。イタリアだとグラベルは石灰質の小石からなる「ストラーデ・ビアンケ(白い道)」だが、日本だとぐちゃぐちゃのストラーデ・ネーレ(黒い道。特に雨上がりは)になっちゃうのが難しいところ。ここを細いチューブラータイヤで行くのはなかなかに大変。2kmほどのグラベル区間が3セクションくらいあったが、これくらいが限度だろう。わがシルクグラベルは、この区間ばかりは絶好調だった。

PHOTO:Masayuki rocky Tsuyuki

走るエリアの景観はすばらしく、下りの解放感と最高の景色のコンビネーションは天国、ジワジワと上る直線は地獄という、上っては下るの繰り返し。

ようやく最後のチェックポイント、嬬恋にある愛妻の丘。残りは約20km。ちなみにチェックポイントは3カ所あって補給も受けられた。メニューは、尻焼温泉ではおにぎりと塩漬けキュウリと卵汁。草津温泉湯畑では温泉饅頭、バナナ、けんちん汁。愛妻の丘ではパウンドケーキ、温泉饅頭、バナナ、ウィダーインゼリーなど。

夕方6時近くなってようやくゴール! 午後3時くらいには……と思っていたが、まるで遅かった。間違いなく近年で一番キツかったライド。疲れすぎてクルマのハンドルを握ったまま寝落ちしたら怖いので、やむなくまた車中泊して翌日帰ってきた。

こんなコース二度と走りたくねーぜ!って走っているときは思ったけど、来年は三連勝を仕上げてぜひリトライしたい! 体力&体質も改善して……。

DATA

エロイカジャパン2022

開催日:2022年5月22日

開催地:北軽井沢(群馬県吾妻郡長野原町)

主催:エロイカジャパン事務局

https://eroica.cc/ja/japan

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 編集部員

ニシヤマ

自転車暦35年。中学時代からの、生粋のヲタクランドナー乗り。近年は、バイシクルクラブのツーリングやeバイク関連の連載やムック製作を担当。国内発売のeバイクの多くに試乗。貧脚&ラクが好きなのでeバイクと親和性高い。FUNQ「eBIKELIFE」管理人

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自転車暦35年。中学時代からの、生粋のヲタクランドナー乗り。近年は、バイシクルクラブのツーリングやeバイク関連の連載やムック製作を担当。国内発売のeバイクの多くに試乗。貧脚&ラクが好きなのでeバイクと親和性高い。FUNQ「eBIKELIFE」管理人

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