BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

アイウェア専業フランスブランドのエスプリと堅実さ|Bollé

1888年にフランス・オヨネで創業したじつに120年以上の歴史を持つアイウェアブランド。サイクリングやスノースポーツにおけるプロテクションを追求した革新的な製品開発にはヨーロッパ圏を中心に定評がある。サイクリングでは長年にわたりプロチームへの供給を通じて開発を推し進めており、現在はフランスのオールラウンダー、ヴァランタン・マドゥアスが愛用することでも知られる。

往年の名モデルをモダンにアップデート

長きにわたるブランドの歴史の中でも、90年代のbolléを彩ったのがMICRO EDGE。多くのチャンピオンが愛用し、サイクリストのビジュアルを形作った。当時のトレンドをゆく細いレンズシェイプの先鋭的なデザインは、今見ると斬新にすら感じられる。しかしレンズを始めとした細部は2020年代のモデルらしくbolléの最新技術を詰め込みアップデート。とりわけ、世界で初めてAIを駆使して開発された偏光レンズ「VOLT+」はbolléの最新中の最新テクノロジーだ。肉眼よりも30%ほどコントラストや色を強調して見えるようにしてくれる。レンズのシェイプは細長いが、水平視野をしっかりと確保しており、ライドの集中を乱すことはない。ノーズピースとテンプルチップにより、フィット感の微調整が可能なのもうれしいところ。

<IMPRESSION>
大ぶりなレンズのアイウェアがトレンドになって久しい。しかしたくさんの人が着用するようになると、顔の大部分を覆うビッグレンズサングラスは今となっては没個性的でもある。MICRO EDGEの細いレンズシェイプは、かえって新鮮に見える。大きめレンズのアイウェアに閉口している、細いレンズシェイプのアイウェアを探していた人にとっては朗報となるモデルだ。着用する前には、細長いレンズの見え方が気になるが、一度かけて走り出してしまえば、視界は良好。レンズ上下の切れ目も視野に入ることは無く、むしろ頬にも当たりにくく好印象。ツルの部分がオフセットしているのは、LIGHTSHIFTERでも確認できる通り。かつてのMICRO EDGEが主流だったのはプロトンにヘルメットが定着する前であったことを考えると、しっかりと21世紀のサングラスとしてのアップデートが加えられていることがわかる。温故知新とはこのことか。

 

MICRO EDGE
価格:3万7400円(税込)
レンズ:VOLT+
カラー/レンズカラー:マットテールメタリック/VOLT+ ルビー 、マットチタン/VOLT+ ウルトラバイオレット
重量:31g(実測値)
製品情報はコチラ

 

フルリムモデルから軽やかな派生モデル登場

セミフレームレススタイルのLIGHTSHIFTERは、その名のとおりbolléの定番モデルSHIFTERの軽量バージョン。bollé独自のThermogrip®ラバーをテンプルに採用し、ズレの心配もない。ノーズパッドは3段階に調整可能で、多くのサイクリストにベストフィットをもたらす。耳の上のツルがヘルメットと干渉することを防ぐSカーブテンプルなど、サイクリング用アイウェアとして細かな気配りがなされる。自転車大国フランスで120年以上も続くアイウェアブランドのエスプリが先鋭的なデザインに凝縮されている。

<IMPRESSION>
好みにもよるところだが、ライドパフォーマンスを重視する際には、アイウェアはフルリムよりもハーフリムモデルを選ぶ。たとえ重量が変わらなくとも、レンズ下部までフレームのあるモデルだと重心が下にあり、振り返ったり首を振るときなどにアイウェアの存在を重量以上に感じてしまうからだ。高速巡航時、走るラインに集中したいときなどはなるべくそうしたストレスを抱きたくない。
好みにもよるところだが、気持ちよくサイクリングを楽しみたいときには、アイウェアはハーフリムよりもフルリムモデルを選ぶ。差別化の難しいハーフリムと比べて、フルリムのアイウェアには個性的で魅力あるデザインのものが多いからだ。「セミフレームレススタイル」をうたうLIGHTSHIFTERはまさにこの双方をかなえる一本。SHIFTERの系譜というbolléらしさを引き継ぎつつ、最小限のアンダーリムは装着感が軽い。特徴的なデザインのbolléアイウェアにあって、個性がありながらも落ち着いたデザインは顔なじみも良く、多くのサイクリストに支持されそうだ。言うまでもなく、ライディングポジション時の視界の広さ、レンズの歪みのなさは一級品。

 

LIGHTSHIFTER
価格:2万460円(税込)
レンズ:ポリカーボネイト 単色
カラー:マットブラック/ TNS アイス、シャイニーホワイト / TNS ガン、マットピンク/ブラウンブルー、マットバーガンディーピンク / TNS ゴールド
重量:31g(実測値)
製品情報はコチラ

 

アウトドア全般をカバーするアイウェア

アウトドアアクティビティ全般に最適なCERBER。カジュアルなルックスに、テンプルチップやノーズピースにbollé独自のThermogrip®ラバーを使用するなど、本格的なスポーツ性能をもたせている。CERBERは本体素材の45%がバイオマスから作られる意欲作でもある。別途bolléが誇る偏光レンズVolt+バージョンもあり。

 

CERBER
価格:1万8150円(税込)
レンズ:PCレンズ
カラー/レンズカラー:ブラックマット/スカイブルー、ダークトータス/シャイニーブラウン
重量:26g(実測値)
製品情報はコチラ

 

bolléブランドサイト

SHARE

PROFILE

小俣 雄風太

小俣 雄風太

アウトドアスポーツメディアの編集長を経てフリーランスへ。その土地の風土を体感できる方法として釣りと自転車の可能性に魅せられ、現在「バイク&フィッシュ」のジャーナルメディアを製作中。@yufta

小俣 雄風太の記事一覧

アウトドアスポーツメディアの編集長を経てフリーランスへ。その土地の風土を体感できる方法として釣りと自転車の可能性に魅せられ、現在「バイク&フィッシュ」のジャーナルメディアを製作中。@yufta

小俣 雄風太の記事一覧

No more pages to load