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マグネシウムフレームの本格エアロロードバイク「ヴァースト・モデル R/1」|VAAST

2019年設立のアメリカンブランド、ヴァースト。その特徴はフレームにマグネシウムパイプを使用する点だ。1250gのアライトスーパーマグネシウムフレームを採用し、ほかの非鉄金属では実現しえない性能と乗り味を提供するエアロロードバイクが、今回紹介する「モデル R/1」だ。

スチールより軽く、チタンよりも強靭

素材となるアライトスーパーマグネシウムはアルミやスチールより軽く、チタンよりも強靭。また100%リサイクル可能なため他の素材よりも環境負荷が少ないという点でも優れ、ヴァーストが定義するサイクリング・エコロジーを発展させている。そんなフレームをメインに据えたR/1はスピード、エアロダイナミクス、重量、敏捷性、剛性において一線を画す。またヘッドチューブとシートチューブの角度はライダーが最適なポジションを取れるように設計されているため、ニュートラルなステアリングコントロールと快適性向上を達成している。

単にフレームセット(カーボンフォーク&カーボンシートポスト込み)のみのエアロダイナミクス性能を追求したわけでなく、ホイールやコンポを搭載した「エアロロード」としての完成度を実現。そのためコンポーネント系の違い(フォースA XS、アルテグラ、105)で3グレードの展開があり、あらゆるユーザーが風を切って走れるだろう。

ヴァースト・モデル R/1

24万8000円(フレームセット)

SPEC

フレーム:アライトスーパーマグネシウム
フォーク:フルカーボン
サイズ:XS(49)S(52)、M(54)、L(56)、XL(58)、XXL(60)
カラー:ムーンストーンホワイト
フレーム重量:1250g

現代ではかなり希少なアライトスーパーマグネシウム「AE81」を採用。再生可能な素材を使うことでヴァーストの理念を実現する。マグネシウム特有の性質がオンロードでの走りに好影響を与える
現代的なエアロカーボンシートポストに対応するフレーム形状。溶接痕も美しく処理されている
スラム・フォースAXS完成車にはオリジナルのステム&ハンドル一体型の「インテグレーテッドプロカーボン」ハンドルを採用。空力性能を向上させている
フロントフォークには振動吸収性を高めるカーボンを採用している。また上の完成車にはオリジナルカーボンホイール(リム高45mm)を履かせており、ハードなレーシングシーンにも対応する

ヴァースト・モデル R/1をインプレッション

山口博久:バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。自身の年齢によるスピードダウンを補うべく、完成車の品評をていねいかつ厳しく行う

バネ感を生かした乗り心地が特徴で軽快に進んでいく

このR/1にはいい意味で予想を裏切られた。マグネシウムという素材のイメージからはある程度肉厚なパイプを使い、硬いバイクをイメージしていたが、快適な乗り心地で扱いやすい素直なバイクという印象だ。具体的には肉薄のスチールバイクのようなバネ感があり、ヒルクライムでは体重を乗せていくとスーッと進んでくれる感覚だ。以前ヴァーストのオールロードのA/1にも試乗しているが、しっかりしたフレームに太いタイヤでクッション性を持たせていたのに対し、このR/1はまた違った乗り味のバイクに仕上がっている。今回の試乗車はSサイズと小さめだったにもかかわらず、ハンドリングがスムーズでダンシングをしたときの挙動がわかりやすいのが好印象。さらにチェーンステー長も410mmと短く、フレームがよれることなくパワーをホイールに伝えてくれる。

VAAST公式サイト

出典

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PROFILE

山口

Bicycle Club / 編集長

山口

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

山口の記事一覧

バイシクルクラブ編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。47歳を迎えた現在ではレースだけではなく、サイクリングを楽しむためために必要な走行環境やサイクルツーリズムなどの環境整備などにも取り組んでいる。

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