JCL TEAM UKYOが拠点をイタリア・ミラノへ、2024シーズンは現地有望選手も迎え新体制
Bicycle Club編集部
- 2023年10月08日
JCL TEAM UKYOが、2024シーズンの新体制を発表。本拠地をイタリア・ミラノへと移し、ジェネラル・マネージャーとして新たにアルベルト・ボルピ氏を迎える。ボルピ氏は今夏ジロ・デ・イタリアでバーレーン・ヴィクトリアスをチーム総合優勝に導いた監督(Sports Director)の1人で、ロサンゼルスオリンピック出場などで自身も選手として活躍したキャリアをもつ。
チーム発足2年目はヨーロッパを軸にシーズンを戦う
2020東京オリンピック・パラリンピックで自転車全競技の運営責任者を務めた片山右京チーム代表が率いる「日本国籍チームとして史上初のツール・ド・フランス出場、そして表彰台に登ること」を目標に、日本トップクラスの選手が集結して2023年に発足した自転車ロードレースチームです。
自転車は、SDGsの精神を体現するエコでクリーンな乗り物として、世界的にも評価されており、日本国政府も、令和3年5月に「第2次自転車活用推進計画」を閣議決定するなど、「サイクルスポーツの振興等による活力ある健康長寿社会の実現」、「サイクルツーリズムの推進による観光立国の実現」など、自転車を通じた日本国の活性化を大きなテーマとしております。
チーム発足1年目となった今シーズンは、日本国籍のチームとして初めて、ツール・ド・フランスの主催者であるアモリ・スポル・オルガニザシオン(通称:ASO)が主催する「Saudi Tour / サウジツアー」に参戦し、世界トップクラスのチームが勢ぞろいするなか大きな逃げをつくり、一時バーチャルリーダーとなるなど奮闘しました。同じくASOが主催するUCIプロシリーズ「Tour of Oman / ツアーオブオマーン」にも参戦し、山本・小石選手がUCIポイントを獲得しております。
世界に挑戦するため着実にステップアップし、2年目となる2024シーズンではこの活動をさらに加速させて参ります。JCL TEAM UKYOは、3大ツールのひとつであるジロ・デ・イタリア開催地でもあるイタリア・ミラノ近郊レッコに本拠地を構え、ヨーロッパを軸にシーズンを戦います。
ジェネラル・マネージャーとして新たに陣頭指揮を執るのは、今夏ジロ・デ・イタリアでバーレーン・ヴィクトリアスをチーム総合優勝に導いた監督(Sports Director)の1人である“アルベルト・ボルピ(以下、ボルピ)”です。自身も選手として、ジロ・デ・イタリアでステージ表彰台を経験、ロサンゼルスオリンピック代表に選出されるなど輝かしいキャリアを持っています。さらに、3大ツールで勝利をあげた世界的チームである FASSABORTOLO、BARLOWORLD、LIQUIGAS DOIMO – LIQUIGAS CANNONDALE などにおいてリーダーシップを発揮してきた実績ある人物です。
こうした取り組みを通じて、自転車競技の本場であるヨーロッパの文化とより深く関わり、日本に伝承することは当然ながら、JCL TEAM UKYOの運営母体であるジャパンサイクルリーグ(通称、JCL)が主催する、美祢・秋吉台カルスト国際ロードレース(UCI1.2)、競輪場を活用したバンクリーグ、東京丸の内でのナイトレースなど国内の土壌をつくり、日本とヨーロッパの自転車文化の架け橋となる活動につなげてまいります。
JCL TEAM UKYO は、2023 ナショナルチャンピオンに輝いた山本大喜選手(ロードレース)と小石祐馬選手(タイムトライアル)を中心に、岡 篤志選手、増田成幸選手、石橋 学選手、アール・ネイサン選手のほか、現地有望選手を新たに迎え入れた体制で挑戦いたします。
アルベルト・ボルピ
競技者としての主な経歴:1984年 ロサンゼルスオリンピック出場
監督としての主な経歴 :2000-2005 FASSA BORTOLO、2006-2009 BARLOWORLD、2010-2014 LIQUIGAS DOIMO – LIQUIGAS CANNONDALE、2016- BAHRAIN VICTORIOUS
山本大喜選手のコメント(2023 ナショナルチャンピオン、ロードレース)
「イタリアに拠点を構え、ヨーロッパでレースを走れることにとてもワクワクしています。自分らしく攻めた走りで世界に挑戦していきます!」
小石祐馬選手のコメント(2023 ナショナルチャンピオン、タイムトライアル)
「ワールドチームから監督がきて、体制も大きく変わるので新しい環境でチャレンジしていくのがとても楽しみです」
レッコ(イタリア拠点)
イタリア共和国ロンバルディア州にある都市であり、自転車ロードレースも多く開催されているエリアです。この地に居を構えるトップ選手も多くおり、信号が少なく、平坦でも上りでも恵まれた練習環境があります。拠点の近くでは、UCI 1.1(ワンデイレースのトップ2カテゴリー) Coppa Agostoni – Giro delle Brianze という1946年からある歴史あるレースが開催されており、毎年ワールドツアー(トップカテゴリーチーム)が多数参加しています。
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