
”多摩川のタイガー・ウッズ”ことJumi氏が目指すゴルフとダンスと音楽を融合したG-POPカルチャーとは

EVEN 編集部
- 2025年05月02日
コロナ禍以降、YouTube動画でゴルフを覚えるという、デジタルレッスンネイティブな若いゴルファーが増えている。プロゴルファーに芸能人、ティーチングプロなど、数多のゴルフインフルエンサーたちが活躍している中にあって、そのキャッチーな肩書がどうにも頭から離れず、活躍をウォッチしている人物がいる。”多摩川のタイガー・ウッズ”を自称し、YouTuber、TiKTokerとしてゴルフ動画をアップしている「Jumi Golf」の主宰者、Jumi(ジュミ)氏だ。
世界を制したトップダンサーがゴルフで目指すもの

「なんだ、見た目を寄せただけのゴルフ芸人かいっ!」と見誤ってはいけない。彼はその動画内で、本家の仕草や佇まい、18番であるスティンガーショットの打ち方など、細部まで本家に寄せながらもユーモアたっぷりで役に立つコンテンツを展開しているのだ。その徹底ぶりは、クラブやヘッドカバー、マーカーといった”小道具”にまで及び、タイガーを探求、それでいて活動拠点を庶民的な多摩川の河川敷コースとし、「多摩川の」とエリアを限定することで、親しみやすいキャラクターを貫いている。
実はこのJumi氏、数年前まではアメリカ・ニューヨークで活躍する世界的なトップダンサーであり、アーティストのバックダンサーを務めていたほどの人物で、スイングの特徴や仕草を再現するのもお手のものというわけである。しかも、ゴルフは4歳から始め、元々はプロゴルファーを目指していたというガチ勢でもあるのだ。
ある意味では、このような演出をせずにストレートにゴルフのレッスン系動画で再生数は伸ばせそうにも感じるのだが、彼の中で一貫しているのが「笑いやパフォーマンスを交えたエンターテイメント色の強いゴルフ動画は少ない、やるからには誰もやっていないことをやりたい」というフロンティアスピリッツ。そんなJumi氏の思いが結実したミュージックビデオがこのほど完成し、先日、お披露目された。
ゴルフ×音楽×ダンスを掛け合わせた「G-POP」のMV『Down the Fairway』
ゴルフに音楽、まではあってもダンスまでの融合を模索した試みは世界的にも珍しいだろう。Jumi氏とその仲間、そして”ホームコース”である多摩川の河川敷コースをロケ地に撮影したMVは、全編にわたり、ゴルフをもっと自由に、楽しくしたいという彼の思いが見て取れる。

このMVのリリースに合わせて、全5曲のゴルフミュージックアルバム『GOLF IS DOPE』も各種音楽配信サービスで配信、MV中でメンバーが着用しているウエアの発売など、様々なアプローチを通じて、ゴルフ×音楽×ダンスを掛け合わせた”G-POP”の担い手として、新境地を切り開いている。
ストリートファッションとゴルフウェアの融合がゴルファーにとって身近になったように、それらと親和性の高いカルチャーである音楽やダンスもまた、近い将来当たり前となる時代が到来するのかもしれない。ダンスに続きゴルフでも、開拓者として邁進するJumi氏の活躍をぜひ見守っていただきたい。

Information
Jumi Golf Official
https://www.youtube.com/@jumiheike/
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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