サイズや重さの影響は? 意外と知らないゴルフボールの常識

ゴルフは自身で使うボールを選べるスポーツであり、何を使うかで結果も異なってくる。コアの大きさやカバーの素材、コンプレションにディンプルの大きさやサイズなどゴルフボールはテクノロジーの塊なのだ。今回はそんなゴルフボールの常識をお教えしよう。

まずは公認球のルールから。

サイズは1.68インチ以上!

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ボールもクラブ同様、英国の「R&A」、米国の「USGA」、日本の「JGA」が規定する用具の規則に基づいて開発される。具体的にはボールの直径1.68インチ(42.67mm)以上とされており、反対に言えば、これ以上小さいボールは「ゴルフの伝統と監修に反する」性能を発揮する、つまり飛びすぎてしまうのだ。ボールは小さいほど飛ぶことの裏付けでもあるのだ。

重さは1.62オンス以下!

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サイズと同様に、ボールの重さも1.62オンス以下(45.93g)以下とすることがルール。ここから見えてくることは、ボールは重くすればするほど、飛ぶという事実だ。このため多くのゴルフボールは、この基準に触れないギリギリの重さで製造されている。手にして明らかに重さの違いを感じるボールが存在しないのは、それがゴルフボールの「常識」だからなのである。

意外と知らない「対称性」「飛距離制限」「初速制限」!

対称性
見た目に均一な球体となっているか、R&Aによって定められたテスト方法により、ボールの回転軸を2種類変えて飛行テストを実施し、その差が規定以内であること。(※参考資料「ダンロップ社」公式ホームページ)

トータル飛距離の制限
「標準総合距離(R&Aテスト内規)」で定められた条件下で、R&Aによって承認された機器のテストで、その規定された距離を越えてはならない。(※参考資料「住友ゴム工業」公式ホームページ)。サイズや重さの規定をクリアしても結果として飛びすぎるボールはルール違反ということになるのだ。

初速の制限
「一定の条件下規定された上限(R&Aテスト内規)を越えてはならない(※参考資料「住友ゴム工業」公式ホームページ)」。これは一定のヘッドスピードで打った時に、ボールの反発性を高め過ぎて、規定を超える初速で飛ぶボールを制限するためのルールだ。

公式球のルール、ご理解いただけただろうか? では続いて、ボールのサイズと重さがどのようにプレーに影響が出るのかわかりやすく解説しよう。

重いボールほど、初速が上がる!

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軽いボールよりも重いボールの方が運動エネルギーは大きくなり、初速が出るため遠くまで飛ぶ。また軽ければ力が伝わりやすくスピン量が増え、浮力が上がる。

小さいボールは空気抵抗が減り、遠くまで飛ぶ!

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小さいボールは大きいボールに比べて空気抵抗が減るため、重さが同等なら、大きいボールに比べて遠くまで飛ばしやすくなる。

ボールの重さでグリーン上の転がりが変わる!

ボールの重さでグリーンの転がりがjpg

ヘッドスピードが遅いパッティングでは、同じ振り幅で傾斜のあるラインをストロークした場合、下りのラインなら重い方が転がり、軽い方が転がらない。

意外と知られることのないゴルフボールの常識、お分かりいただけただろうか? 基本を知ることでベストだと思っていたボールよりマッチするボールを見つける事ができるかも知れない。アマチュアゴルファーの方々は是非自分にマッチするボールを探してみてほしい。

(出典:『EVEN 2018年9月号』

(ヤマダタケシ)

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