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ゴルフは手で打つ?体で打つ? 永遠のテーマを解説#3

ゴルフスイングには2タイプある

ゴルフには手を返すスイングと、体を回すスイングの2つがあります。それらは自分の骨格によって合う合わないがあるので、実は自分に合うスイングというのは元々決まっているのです。どちらが自分に合うのか、そしてそれぞれのスイングの作り方を全4回に分けてご紹介します。

#1⇒タイプ判別方法とそれぞれのスイングについて

#2⇒それぞれのグリップ、テークバックについて

#3では、それぞれのダウンスイングからインパクトまでを解説していきます。

ダウンスイングでのそれぞれの手の意識

・Eタイプ(=手を返すスイング)は、腕を回しながら戻す意識

Eタイプは、腕を回しながら(フェースは開きながら)テークバックしているため、インパクトまでに意識的に腕を戻しながらダウンスイングする。腕が戻りきらないと、スライスの原因になる。

・Fタイプ(=体を回すスイング)は、手を下に落とす意識

元々腕が回転しているため、Eタイプに比べ、スイング全体を通して腕の回転がほとんど無いFタイプ。トップから直線的にインパクトに向かうと、クラブが上から入り過ぎてしまうため、一度手を下に落とす意識で、正しいスイングプレーンに乗せる。

インパクトの形はそれぞれのタイプで大きく異なる

・Eタイプ(=手を返すスイング)は、インパクト直後にやや伸び上がる

Eタイプは、前述の通りトップからインパクトまで腕を回転させ続け、開いたフェースを元の位置に戻す必要がある。そのため、クラブをリリースする際に体にブレーキをかけることで、ヘッドを走らせる。この腕の回転を助ける動きが体の伸び上がりの正体。ただし、インパクトの瞬間に伸び上がってはいてはいけない。あくまでもインパクトの後に伸び上がっていく。インパクトでは左手が自分を向く。

・Fタイプ(=体を回すスイング)は、インパクト後まで前傾が保たれる

Fタイプは、体を回転させ続けることでボールを捕まえて、ヘッドスピードも出していく。そのため、前傾はインパクト後までキープされる。ただし、クラブのリリースは必要で、インパクトの瞬間はハンドファーストの度合いが緩くなる。リリースさせずに手が前に出過ぎてしまうと飛距離ロスやスライスの原因になる。インパクトでは、左手がチョップのような形になる。

どちらのタイプも共通してインパクトまでは前傾はキープされる

EタイプもFタイプもインパクトまでは下半身が先行して回っていくことが大切。ダウンスイングでは、左のお尻を後ろに引くようにして腰を回す。Eタイプはインパクト直後から伸び上がっていく。インパクトまでに伸び上がってしまい、腰が元の位置より前に出てしまうのはNG。キャディバッグを左のお尻で押すドリルで、正しい腰の回転を体感しよう。

突っ込みを無くすためのに意識するポイント

ゴルフスイング中のミスの代表格が「突っ込み」。すなわち、軸が目標方向側に動いてしまうことだが、その対策はそれぞれのタイプで異なる。Eタイプは、インパクトでサンバイザーが体の右側を向くように頭を残す意識。Fタイプは右脇腹の側屈を使うことで軸をキープする。

今回はここまで。#1〜3のアドレスからインパクトまでで、一通りの説明は終わりです。理解できましたか?#4ではこれまでの全ての動きをおさらいします。お楽しみに!

#3で説明した内容を動画でチェックして、理解を深めよう!

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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