まっすぐ打てないのは目線がズレてる!?簡単チェック方法をご紹介「すぐに活かせるパターの基本」
EVEN 編集部
- 2021年11月12日
パッティングはスコアを左右するカギ。そこでパッティングが苦手な人が今すぐ取り入れられる、基本的なパターのテクニックをご紹介します。今回は構えた時の「目線」に注目。自分ではなかなか気づきにくい目線のズレについて解説していきます。
ボールは左目の真下に置く
ターゲットに対してスクエアに構えるためには、左目の真下にボールを置くことが大切。目線やボール位置がずれるとアドレスのバランスも悪くなってしまいます。
【1】頭の位置も目線のズレにつながる
前傾が深すぎて頭が前に出たり、反対に上体を起こしすぎて頭が上がると、目線がズレやすくなり、構えのバランスも崩れる。
【2】目線がボールより手前だと右を向きやすい
【3】目線がボールを追い越すと左を向きやすい
「目線」のズレにはなかなか気づけない
ジャスティン・ローズやトミー・フリートウッド、ヘンリック・ステンソンなど、世界トップクラスの選手たちが師事しているパッティングコーチのフィル・ケニオン。彼が最も重視しているのがアドレスです。
「どんなに良いストロークをしても、構えが適正でなければカップインしない」という考えの持ち主で、理想の形や向きで構えられているかを入念にチェックしていくのです。
私が以前ケニオンのインストラクタープログラムを受講した際、目線の向きを可視化する専用のゴーグルがあり、実際に計測してみました。すると、目線が目標よりも右を向くクセがあり、そのせいでストロークの軌道がブレて、目標方向に対して真っ直ぐ構えられていないということが分かりました。
人はそれぞれ目標の見方のクセをもっています。しかし、自分でそのクセに気付くことは難しいので、目線がズレていないかを確認する必要があります。ケニオンのように最新機器のゴーグルを使うのは現実的ではありませんが、パターのシャフトを使って簡易的に目線の向きを確認することができます。
前傾姿勢を作ったら、シャフトを目線のラインに合わせて持ち、ターゲットラインに重なるかを確認します。パッティング練習では目線を都度チェックすることも大切です。
「目線」のズレを確認する方法
目線の向きに合わせてシャフトを持ち、ターゲットラインと重なれば正しい。頭を少し傾けただけでも目線の向きが変わってしまう。
【1】頭が傾くと目線がズレる
頭が右や左に傾くと、両目のラインがズレてしまう。打ち出しの方向が定まらない原因は目線かもしれない。
【2】シャフトを使って目線がズレていないかを確認しよう
スクエアに構えるためには、アドレス時に両目のラインをターゲットラインに揃えることが必要。目線の向きがズレていないかを確認しよう。
教えてくれた人:吉田洋一郎(スイングコンサルタント)
アメリカやヨーロッパに足を運び世界中のスイング理論を研究している。デビッド・レッドベターなど約100名の一流コーチから直接メソッドを学んだ経験を持つ。
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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