ストロークの基本は2つ。あなたは振り子型?直線型?「すぐに活かせるパターの基本」
EVEN 編集部
- 2021年11月16日
パッティングはスコアを左右するカギ。そこでパッティングが苦手な人が今すぐ取り入れられる、基本的なパターのテクニックをご紹介します。今回は振り子型と直線型というストロークのタイプについて。どちらが良い悪いではなく、自分の体の動きやイメージにどちらが合うかで決めていきます。
あなたに合うストロークはどっち?
上半身の回転によってストロークしていく「振り子型」と、胸は正面を向いたまま左手主体でストロークする「直線型」。振り子型は手や腕の動きを抑えて上半身の大きい筋肉を使ってストロークするので、再現性が高いのがメリットです。一方で直線型は真っ直ぐにストロークするイメージがしやすい利点があります。
自分の体に適しているかどうかで判断する選び方として1つ挙げられるのが、下半身を固定したまま上半身がスムーズに回転できるかどうかです。上半身を回そうとして下半身も一緒に動いてしまうと安定したストロークはできません。そんな方には直線型が合っているといえます。
振り子型は上半身の回転を使ってストロークするため、軸をブラさないことがポイントになります。そのため、支点や軸をイメージすることが必要です。一番分かりやすいのは背骨で、胸の面が入れ替わるように動く際に軸のイメージをしやすくなります。胸の中心を支点にする場合は、胸からパターが生えているようなイメージをもつと良いでしょう。
直線型はヘッドをまっすぐに動かすのでフェース管理がポイントになります。左手の甲とフェース面が同じ向きのイメージで、左手甲を目標方向に向けたままフォローまで変えないようにすることでフェース面をスクエアに保ちやすくなります。
振り子型タイプ
【1】フェースが開閉する
ヘッド軌道は緩やかなイントゥイン軌道になる。多少フェースの開閉を伴うのでイメージとしてはショットに近くい。
【2】ピンタイプのパターが合う
【3】胸や背骨などの支点をイメージする
上半身の回転によってストロークしていく振り子型。上半身に支点をイメージしてストロークすると安定する。胸や背骨など、スムーズに回転しやすい場所を選ぶ。
【×】支点から、パターだけを動かすイメージは間違い。上半身が回転することで、ストロークする意識。
直線型タイプ
【1】フェースは開閉しないヘッド
軌道は直線に近くなる。フェースを開閉せずにそのまままっすぐストロークするイメージが出しやすい。
【2】マレット型のパターが合う
【3】左腕主体で低く直線的にヘッドを動かす
直線型は上半身が回転せず、手を主体として動かしていく。胸を正面に向けたまま左腕の付け根を支点に、なるべく低くストレートな軌道になるようにストロークする。
【×】フォローで左ヒジが抜けた形になるとヘッドが上がってしまい、再現性を損なう。ミスヒットや再現性を損なう原因に。
教えてくれた人:吉田洋一郎(スイングコンサルタント)
アメリカやヨーロッパに足を運び世界中のスイング理論を研究している。デビッド・レッドベターなど約100名の一流コーチから直接メソッドを学んだ経験を持つ。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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