朝イチの練習で2mのパットの成功率を上げる!「すぐに活かせるパターの基本」
EVEN 編集部
- 2021年11月20日
パッティングはスコアを左右するカギ。そこでパッティングが苦手な人が今すぐ取り入れられる、基本的なパターのテクニックをご紹介します。今回はラウンド当日の練習法です。朝のグリーンで入れごろ外しごろの「2m」のパットを練習しておくと、本番で自信をもってストロークできるようになります。
朝の練習でその日のタッチを必ず確認しよう
たとえ同じコースであっても、その日の状況によってグリーンのスピードは異なります。そのため、スタート前のパッティンググリーンではその日のタッチを確認することが大切で、「2m」の距離を「40cm」オーバーさせる練習がオススメです。
2mはアマチュアで4割くらいの成功率。にも関わらず「このくらいの短いパットは入れたい!」と自分にプレッシャーをかけてしまいやすい距離なのです。緊張すれば当然ミスもしやすくなり、結果的に外してしまって期待があったぶんだけ落ち込む。という悪循環が起こります。そこでこの2mの距離を平常心で打てるようしておきましょう。
ここでは分かりやすく40cmとお伝えしていますが、アメリカのパターコーチであるデーブ・ペルツが「カップを43cmオーバーするタッチが最もカップインする確率が高い」という実験データを発表しています。それは、傾斜や芝目、ボールマークやスパイクマークなどボールの転がりに作用する不確定要素の影響を最も受けにくい距離だということだそうです。ですから、40cmオーバーするタッチを練習すべきなのです。
練習方法は2m先とさらにその40cm先にマーカーやティなどの目印を置いて、奥の目印でピタッと止まるようなタッチを打つことに集中してください。
【1】2mの距離を40cmオーバーさせる
40㎝は一般的なグリップ約2本分。ジャストタッチで狙ってしまうと、カップ周りで芝目や傾斜の影響を受けやすくなる。
【2】カップを狙わずマーカーなど目印を置こう
カップに入れるのが目的ではないので、練習グリーンの端など人がいないところでできる。目標はマーカーやティなどが適している。
左手一本練習も効果的!
手先でのストロークを防ぎたいなら、左手一本で練習すると良い。本番では左右の手の力感がちょうど良くなる。難しければ、右手で左手をサポートしよう。
「振り子型」と「直線型」、どちらも右手に頼ってストロークしてはいけない。右手を使いすぎると手首が曲がって安定性を損なう。軽く添える程度の力感で。
教えてくれた人:吉田洋一郎(スイングコンサルタント)
アメリカやヨーロッパに足を運び世界中のスイング理論を研究している。デビッド・レッドベターなど約100名の一流コーチから直接メソッドを学んだ経験を持つ。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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