大きなミスを減らす3つの実戦テクニック「すぐに活かせるパターの基本」
EVEN 編集部
- 2021年11月22日
パッティングはスコアを左右するカギ。そこでパッティングが苦手な人が今すぐ取り入れられる、基本的なパターのテクニックをご紹介します。今回はすぐに取り入れられる実戦テクニックです。次のラウンドで試してみてくださいね。
意識や考え方の工夫でミスを避ける
パッティングで一番やってはいけないミスは、大オーバーや大ショートです。タッチが合わない日はいつもと違うリズムでストロークしているのが原因かもしれません。いつもと違うリズムだと、インパクトでパンチが入ったり、反対に緩みのミスも起きやすくなります。
そんな時は、頭の中でリズムを唱えるのが効果的です。テークバックからフォローまでクラブが等速で動けば大きなミスを防ぐことができます。ただし、「イーチ」とゆっくり数えるとテークバックが大きくなりやすいので「イチッ」「ニッ」と短く数えるのがポイントです。
また、フックラインとスライスラインでの意識ですが、打ち損じたとしても入る可能性のある方向に打って行くことが大切です。スライスラインで右に押し出しでしまったら、カップからどんどんボールが離れていってしまい、打った瞬間に入る可能性を失ってしまいます。ですから、フックラインでは押し出しのミスを良しとして、スライスラインでは引っ掛けのミスを良しとするような意識で打ちましょう。
その1:緊張からくる硬直を和らげる
【1】手をブラブラ
左手→右手の順番でグリップしていき、右手を握る前に、脱力してブラブラさせる。グリップを握る力感もソフトに。
【2】小さく足踏み
打つ前に、ほんの小さくカカトだけを浮かせてパタパタと足踏みする。グリーン上なので大きな足踏みは厳禁。
その2:リズムは「イチッ、ニッ」
【○】ストロークのリズムが狂うとインパクトで急激に力が入ったり、緩みやすくなる。テークバックとフォローを1:1で等速で動かせば急な加減速を防げる。
【×】テークバックで「イーチ」と、リズムを取ってしまうのは逆効果。バックスイングが大きくなりやすく、大オーバーも緩んで大ショートの原因にもなってしまう。
その3:フックラインは「押し出す」、スライスラインは「つかまえる」
【1】フックライン
反対にフックラインでは、引っ掛けてしまうとカップインの可能性はなくなるため、ミスしても押し出すようなイメージでストロークする。
【2】スライスライン
スライスラインではつかまえるイメージを持ってストロークする。押し出してしまうとカップインの可能性はなくなる。
教えてくれた人:吉田洋一郎(スイングコンサルタント)
アメリカやヨーロッパに足を運び世界中のスイング理論を研究している。デビッド・レッドベターなど約100名の一流コーチから直接メソッドを学んだ経験を持つ。
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PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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