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日本最南端ゴルフリゾート小浜島で 美ら海とゆったり時間を味わう[MATSU-TABI]

日本最南端ゴルフリゾートのクオリティとは

EXILEのMATSUがゴルフ雑誌「EVEN(イーブン)」とともに、世界のゴルフディスティネーションを体感する連載企画「MATSU_TABI」。これまで世界各地のゴルフコースを訪れてきた当企画だったが、昨年、シリーズ初の国内リゾートを取材。幸運にも緊急事態宣言の僅かな合間に取材へとこぎつけた沖縄の離島、小浜島での取材の模様を取材時を振り返りながら、今後訪れてたいゴルフ旅として全2回で紹介する記事の前半をお届け。※本誌は「EVEN 2021年6月号(5月5日発売号)」で取材時の内容を加筆、修正したものです。内容は取材当時のもので一部、料金など変更となっている場合があります。

MATSU プロフィール

松本利夫(EXILE)。2001 年よりEXILE のメンバーとして活躍。2015年の年末をもってEXILEのパフォ
ーマーを卒業し、現在は、俳優業を中心に舞台、ドラマ、映画に出演。公式Instagramは@exile_matsu

八重山諸島・小浜島 とは

東京からは飛行機で石垣島まで約2時間半。石垣港から高速船に乗り換えて約30分程の行程。小浜島は周囲約16.6㎞、島内に約600人程が暮らす、信号機すらない小さな離島だ。

「絶景海上ビアガーデン」で乾杯

現地に到着して早々、初めて訪れたのが昨年オープンから大好評という海上ビアガーデン。透き通るような海上に浮かぶビアガーデンは、冷たいローカルビールと頬をなでる潮風、足元の透き通る海で、最高の映えスポットだ。海上ビアガーデンは「星野リゾート リゾナーレ小浜島」のホテルに隣接するビーチに備えられた海上のカウンター席で沖縄のクラフトビールと(990円)と「島野菜バーニャ・フレイダ」( ¥ 660円)を味わえるサービス。入場のみなら宿泊者は無料で利用でき、今年の夏にも開催が予定されている。

ゴルフの聖地セント・アンドリュースを訪れた前回の取材から約1年半。これまで海外ゴルフリゾートだけを紹介してきたのは国内に比べ海外リゾートの方がよりダイナミックな景色やホスピタリティ、クオリティをお届けできる、そんな思いがどこかにあったからだ。だが、上の写真のMATSUの表情がそれが完全なる誤りだったことを証明してくれた。日本にも世界に誇れる優れたゴルフリゾートはあるのだと。

沖縄本島よりもさらに南、石垣島や西表島を擁する八重山諸島の小浜島は、沖縄ブームを巻き起こした朝ドラ「ちゅらさん」のロケ地として有名な離島だ。周囲約17キロ、大人なら自転車で一周できるこの島には、周辺のエリアで唯一18ホールのゴルフコース「小浜島カントリークラブ」があり、観光客はもちろん地元のゴルファーにも親しまれている。しかもそこに隣接するのは「星野リゾート リゾナーレ小浜島」。2020年夏にグランドオープンしたラグジュアリなリゾートだ。コースまでは歩いて行ける程の距離にある同ホテルが今回の宿泊先。ホテルについて早々、案内されたのは、浅瀬に浮かぶカウンター席。冷えたビールと絶景にM A T SUもテンション爆アゲである。

広大な敷地内は電動キックボードで移動。
レストラン「Ooli Ooli(オ ーリ オーリ)」は、朝夕がビュッフェ、ランチにはボリューミーなハンバーガーなどがいただける。
星野リゾート リゾナーレ小浜島内にある、サンゴ礁の海につながるインフィニティタイプの「ビーチハウスプール」。
施設中央に横たわるラグーンを中心に宿泊棟が並び、プライバシーが確保されている。中央はメインプールの「ラグーンプール」
今回、MATSUが宿泊したのは、プライベートプールやサウナ、ジャグジーなどを備えたロイヤルスイート。

d a t a

星野リゾート リゾナーレ小浜島
日本最南端の八重山諸島に位置する離島・小浜島に昨年7月1日グランドオープン。36万坪の敷地にヴィラタイプ60室のみを配したプライベート感溢れるビーチリゾートだ。

沖縄県八重山郡竹富町小浜2954
☎0570-073-055(10~18時)https://risonare.com/kohamajima

海外の非日常感と国内という安心感

タイプの異なるヴィラタイプの60室が点在する「星野リゾート リゾナーレ小浜島」。旅好きな御仁なら「リゾナーレは星野ブランドの中ではファミリー向けでは」というイメージがあるかもしれない。それは間違いではないが、正解ではない。少なくともリゾナーレ小浜島は離島という、ある種隔絶された地にあるリゾートであり、さらに36万坪という広大な敷地にあるため、食事の際にメインダイニング「オーリ オーリ」で宿泊客と顔を合わせるくらいで、ほとんどの時間をゆったりと離島ならではのプライベートな時間を過ごすことができる。これは小さな子供連れでも、プライベート感を重視したいカップルにも嬉しい。そこに星野グループならではのもてなしが加わるのだからどんなタイプの旅にも応えられるポテンシャルがある。

「これまで何度も沖縄は訪れていますが、その多くは仕事。休みが取れてリゾートに行くとなると海外でした。今回初めて沖縄の離島を訪れて、透き通るような海の色と静けさに感動しました。海沿いに広がる熱帯の木々が茂る林。そこに続く一本道を抜けて、目の前に広がる誰もいない白い砂浜と青い海。これまで訪れた海外のどんなビーチリゾートよりも美しく感じました。しかもここは日本語が通じる国内で安心感もある。海外旅行どころか仕事以外で飛行機に乗る事も、外でご飯を食べることも控える自粛生活を続けてきましたが、改めて、リラックスできる旅の大切さを痛感しました。この喜びはお金や時間に替えられないと思う」とMATSU。

今回の取材中、何度も「これは子どもが喜びそうだなぁ」と口にしていたMATUS。この感動を家族と共有したい、そんな思いを抱かせるのが、この島、そして星野リゾート リゾナーレ小浜島の本質なのかもしれない。早朝6時に羽田を出発した取材チームは、お昼に現地入りした後、そのままホテルの館内施設やアクティビティを視察、感動的な景色とゆったりした島時間にすっかり夜も更けたはずだが、あれ? 19時を過ぎてもまだ明るい。実は小浜島と台湾は世界地図で見れば目と鼻の先。日本なので時差はないが、感覚的には1時間程日中が長い、気持ちだけでなく実際すごす時間も感覚的には海外だ。

離島・小浜島でのゴルフは控えめに言って最高

島内のどこに宿泊しても10分もあればアクセスできる小浜島カントリークラブ。さらに星野リゾート リゾナーレ小浜島なら、フロントから約1分程で到着。これは滞在時間が限られるゴルフ旅に重要な要素だ。小浜島の南東部に配された自然の地形を生かした18ホールは、その平均気温の高さから日本一温暖なゴルフコースを自称する。また、7番ホールは最西端、12番ホールは日本最南端ティで来場するゴルファーの映えスポットとなっている。

「ラフの芝が元気なこと、海沿いの風を考慮したクラブ選択、各所に配された池に手こずります。海越えホールこそありませんが、時折見える海の色やコース上のガジュマルの木、本州では見かけない南国特有の鳥などがリゾートゴルフ気分を高めてくれますね。南国なのでグリーンはコーライかと思ったら、チャンピオンドワーフという特別な芝らしくて独特でした」と久しぶりの楽園ゴルフをMATSUも満喫した様子だ。

担当からオーダーを受けたシグニチャーホールでもある、写真の9番は見事フェアウェイキープ。

「八重山諸島唯一の18ホールフルのゴルフコースなので、近隣の島から訪れる観光客やローカルのゴルファーも多いですが、それでも基本的に沖縄本島などに比べて、ゆっくりとプレーが楽しめます。基本的に日帰りのお客様が中心なので、定期船のある15時にはコースは空きます。初心者向けのプランも用意していますが、今後はそうした空き時間に、小浜島に宿泊される方に向けたプランなどもご用意する予定です」と支配人の森垣 賢氏。上質なリゾートで離島のゴルフ、正直に言って最高だ。

プレー当日のお天気は晴天。時折ホールから見える青い海に感動しながら離島での最高のプレー体験を堪能した。

見晴らしの良い開放的なリゾートコースと思いきや、コースの各所に池があり戦略性も高い。ホテルに隣接し、目が覚めて5分後にティオフも可能な環境がうれしい。

小浜島カントリークラブ

沖縄県八重山郡竹富町小浜2954
0120-83-6314(7時半~18時)営業 通年営業 
https://risonare.com/kohamajima/golf/

6,590ヤード、パー72の18ホール。年間平均最高気温は約32度、平均最低気温が16度で年間を通しプレーが
楽しめる日本一温暖なゴルフコース。グリーンの芝はチャンピオンドワーフ。平日プレー料金(宿泊客)13,5
00円~

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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