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13日から開幕するPGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」の注目はこの選手!

新シーズン開幕当初は若手に勢いがある

PGAツアー「ZOZO CHAMPIONSHIP」が明日13日から16日まで千葉県のアコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブで行われる。ディフェンディングチャンピオンの松山英樹や世界ランキング上位のザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワらトップ選手が参戦する中、PGAツアーに詳しいスイングコンサルタントの吉田洋一郎氏は“若手”に注目する。

「新シーズンが開幕したばかりのこの時期、トップ選手たちはまだエンジン全開とはいきません。徐々に調子を上げていけば良いというスタンスの選手が多いんです。その点、若手は勢いがあります。早く優勝したい、シード圏内に入りたいという気持ちが強いので、フォールシーズンから活躍が期待できます」(吉田氏)

トム・キム

注目の若手プレーヤーとして吉田氏がまず名前を挙げたのが、先週の「シュライナーズチルドレンズオープン」でツアー2勝目を挙げたばかりのキム・トムだ。

「練習ラウンドを見ましたが、ショットの正確性がすごかったですね。6番ホールのサードショットで残り150ヤードをピンに直撃させたかと思えば、続く7番ホールもベタピンにドン。とにかくアイアンが上手い。最近流行りのシャローとは一線を画すアップライトな軌道、高いトップからのダウンブロースイングでピンをデッドに狙っていくアイアンショットは必見です」(吉田氏)

韓国出身の20歳、キム・トム。2021年8月の「ウインダム選手権」でツアー初優勝を遂げた。

キャメロン・ヤング

2人目はツアー屈指の飛ばし屋、キャメロン・ヤングだ。昨シーズンはドライビングディスタンスで平均319.3ヤードを記録。キャメロン・チャンプ、ローリー・マキロイに次ぐ3位の数字をたたき出した。

今年の全英オープンでのキャメロン・スミスとの激闘も記憶に新しいキャメンロン・ヤングは25歳。

「コンパクトなトップからは想像できないほど飛距離が出ます。とにかく切り返しからの動きが素晴らしい。本人によると、ダウンスイングからフォローにかけての体のターンが重要で、腰や体を回転させるスピードで飛距離を出すとのことです。あと、アームローテションをしっかり入れているという話をしてくれました。それも爆発的な飛距離の秘訣だと思います」(吉田氏)

サヒス・ティーガラ

3人目はインド系アメリカ人のサヒス・ティーガラだ。大学時代にタイトルを総なめにして、2020年に鳴り物入りでプロ入りした。トップカレッジゴルファーに贈られるハスキンズ賞、ジャック・ニクラウス賞、ベン・ホーガン賞をすべて獲得した選手は彼を含めて5人しかない。

「きれいなスイングの選手が多い中、思いっきりナチュラルというか、個性的なスイングの選手です。背が高くて、リーチが長くて、見るからにポテンシャルが高そうですが、切り返しから体を思いっきり傾けて振り抜いていくスイングはまるでジュニアゴルファーのようです。それでいてしっかり体を回して、フェースローテションを使わずに中弾道のフェードを打っていきます。とにかくクセが強いですが、見ていて面白いですね」(吉田氏)

若手が躍進するPGAツアー

彼ら3人はPGAツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーの候補選手という点でも共通しており、すでに2勝を挙げているキムはもちろん、ヤングやティーガラも何度も優勝争いに加わっている。

インド系アメリカ人のサヒス・ティーガラは24歳。ジュニア時代に切磋琢磨した大西海斗との再会を喜んでいた。

PGAツアーで若手選手の活躍が目立つ理由について吉田氏は「大学ゴルフや下部のコーンフェリーツアーのレベルが上がっていることが大きいですね。とくにコーンフェリーはスコアをガンガン伸ばしていかないと勝てないので、そこで揉まれて攻撃的なゴルフを身につけた選手がレギュラーツアーでも活躍しています」と話してくれた。

現地で観戦する人も、テレビ中継で楽しむ人も、ZOZO CHAMPIONSHIPではぜひ3人のプレーに注目してほしい。

解説:吉田洋一郎

北海道出身。デビッド・レッドベターら欧米の一流コーチから直接学んだスイングコンサルタント。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。また、欧米のツアーに足を運び、選手の現状やツアーのティーチングについて情報収集を行っている。2019年ゴルフダイジェスト・レッス・ンオブ・ザ・イヤー受賞。

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PROFILE

フクダトモオ

EVEN / 副編集長

フクダトモオ

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

フクダトモオの記事一覧

1973年生まれ。業界紙記者、フリーライター、ゴルフ週刊誌編集を経て枻出版社へ。187センチの長身で、自称“用賀のビッグイージー”。スイング理論からPGAツアー、ギア、コース、さらにはゴルフ女子に至るまで守備範囲は広い。ベストスコア78、平均スコア90。

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