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「モロー・パリ」のミニトートを買わない理由はない

雑誌「LEON」の編集をやっていた頃、とてもお世話になった上司の前田陽一郎さんから久しぶりに連絡を貰った。どのくらい世話になったかというと、彼がいなければソッコーであの雑誌を辞めていただろうし、そうするときっと僕は今ココにいない。

フランスの偉大なブランドが本格上陸!

その恩人からの超久しぶりの連絡である。嬉しいやら緊張するやらだが、何でも、日本本格上陸となった「モロー・パリ」のブランディングやマーケティングのお手伝いをされているとのこと。「展示会に遊びに来なよ」ってなお誘いである。行かない理由は微塵もない。あるわけがない。

さて、件のモロー・パリである。18世紀にパリで活躍した家具職人、ルイ・モローとマルタン・ギョーム・ビエネによって生み出された高級家具や革製品がその出自。かの皇帝ナポレオン1世のお抱えメゾンだったという華麗なる経歴を誇り、「モワナ」、「ゴヤール」、「ルイ・ヴィトン」らと並び称される存在なのだ。そんなブランドが本格上陸である。注目しない理由も微塵もない。

聞けば、近年、そのクラフツマンシップが高い評価を受けるというだけあって、つくりが極めて丁寧。手に取ると上質なプロダクトだけが醸す優雅さに気づく。今回取り上げたミニトートはサイズ感もバッチリで上部にジップも備わるので実にゴルフ向きだ。

偉大なブランドで使い勝手良し。買わない理由は、やはり微塵もない。

パリに現存する4大モノグラムブランドとしても注目を集める。ジップタイプとフックタイプの2種類ある。サイズはH24×L38×W14cm。各121,000円

【お問い合わせ先】
モロー・パリ日本橋三越本店(03-3241-2400)

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PROFILE

水上貴夫

EVEN / 編集長

水上貴夫

モノ誌、ファッション誌を渡り歩き2008年に『Real Design』を作りたいと、枻出版社に入社。わずか1年半で編集長となるもその数か月後、朝4時に担当役員から「来週から『EVEN』の編集長やって」といわれて早10年を数える。もうすっかりゴルキチ。

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