「マークアンドロナ」の「コード」コレクションに、「CDE」シリーズが新たに加わる

EVEN / 編集長

水上貴夫

2024年02月14日

今、最も注目されるブランド「マークアンドロナ」。フォロワー的なアパレルは雨後の筍状態、掃いて捨てるほどいる。だが、このブランドのディレクターは全くそんなこと気にしていないだろう。なぜなら彼は止まらない。次から次へと新たな一手を、チャレンジをし続けているのだから。

次なる一手はワカモノの心も掴む

同ブランドの「CODE（コード）」のコレクションに新しいスタイルが加わった。コードとはそもそもマークアンドロナの機能性を特化させつつ、スポーティでモダンなデザインに落とし込んだコレクション。あえてスカルを配さない斬新なルックスが注目を集め、既存のファンのみならず20～30代の世代から大きな支持を受けている。

そのコードに今シーズン「CDE」シリーズが投入された。このニューシリーズのコンセプトは“カジュアルシック”。カジュアルな着こなしにトレンドを取り入れながら、同ブランドらしい上品な雰囲気を醸す。このシャツもコンフォータブルなフィット感と印象的なグラフィックがストリートカジュアル然としつつも、どこまでもエレガントな趣だ。

巧妙にして洒脱、ファン層が更に広がりそうだ。これがこのブランドのディレクターの本気である。

身幅と肩幅にゆとりを持たせたドロップショルダー型のオーバーシルエットで、首周りはソフトにフィットする締まりのあるパターン設計。吸汗速乾性が特徴の「COOLMAX」繊維を使ったメッシュ調素材を採用し、ドライなタッチと程よいストレッチ感が備わる。裾はバタつきを抑えるアジャスト機能付きのため、ボトムインしない着こなしも可能。シャツ38,500円、ハット20,900円