飛距離に悩むゴルファー必見!飛び系アイアンってなに?選び方とおすすめモデル7選
EVEN 編集部
- 2024年11月07日
INDEX
飛距離に悩むゴルファーの大きな助けとなる飛び系アイアン!
この記事では、飛び系アイアンの特徴から選び方、最新モデルまで詳しく解説します。あなたに最適なクラブ選びに役立つ情報をお届けします。
飛び系アイアンの飛距離アップの秘密とは?
飛び系アイアンは、通常のアイアンよりも飛距離性能を重視して設計されたクラブです。主に以下の特徴を持っています。
- 飛距離重視の設計: 飛び系アイアンは、他のアイアンよりも飛距離を出すことを目的に設計されており、ヘッドスピードが速くないゴルファーにも飛距離を提供します。
- 低重心設計: 重心が低く設定されているため、ボールが高く上がりやすく、弾道が安定します。
- ロフト角が少なめ: 飛び系アイアンは、通常のアイアンに比べてロフト角が立っているため、同じ番手でもより遠くにボールを飛ばせます。
- 打感の工夫: 飛距離重視のため、打感やフィーリングがやや硬めになる傾向がありますが、最近では打感の向上にも工夫がされています。
- 大きめのヘッドサイズ: 飛び系アイアンは、通常のアイアンよりもヘッドが大きく設計されていることが多いです。ミスショットでも安定した飛距離と方向性を得やすくなっています。
飛び系アイアンの選び方
ヘッドサイズで選ぶ
飛び系アイアンを選ぶ際、まず注目すべきはヘッドサイズです。大きなヘッドは打点のブレに強く、ミスヒットを軽減します。例えば、ピンG730アイアンは、大型ヘッドを採用し、打ちやすさを実現しています。
ヘッドサイズの選択は、自身のスキルレベルと練習頻度に応じて行いましょう。練習時間が限られている方は、より大きなヘッドサイズを選ぶことで安定性を確保できます。一方で、、操作性が落ちる可能性があるため、自分に合っていて打ちやすいと感じるものを選びましょう。
構造で選ぶ
飛び系アイアンの構造は、主に中空構造と非中空構造に分けられます。中空構造は、フェース全体の薄肉化を可能にし、高い反発力を生み出します。
例えば、テーラーメイド P790アイアンは中空構造の先駆けとして知られ、高い飛距離性能と良好な打感を両立しています。一方、ブリヂストン HFアイアンも中空構造を採用し、飛距離性能と安定性を高めています。
一方、非中空構造のモデルでも、特殊な素材使用などにより、高い飛距離性能を実現しているものがあ、やさしさ、正確性、フィーリングなどのバランスをうまく安定させています。構造の選択は、求める性能と打感のバランスを考慮して行いましょう。
テクノロジーで選ぶ
最新の飛び系アイアンには、様々な先進テクノロジーが搭載されています。これらのテクノロジーは、飛距離、打感、操作性など、クラブの性能に大きな影響を与えます。
例えば、キャロウェイ パラダイム Ai SMOKEアイアンは、25万人分のスイングデータをもとに開発されたAIフェースを搭載し、飛距離アップとスピンの最適化を実現しています。また、ダンロップ スリクソン ZX4 Mk Ⅱ アイアンは、MAINFRAMEMk IIテクノロジーにより、高いボールスピードを生み出します。
各メーカーの特徴的なテクノロジーを比較検討しながら、最適なクラブを探すのも楽しいかもしれません。
価格帯で選ぶ
飛び系アイアンの価格帯は、モデルによって大きく異なります。高価格帯のモデルは最新のテクノロジーを搭載し、高い性能を発揮しますが、必ずしも全てのゴルファーに適しているわけではありません。高価格帯のモデルでは、カスタマイズオプションが豊富だったり、より洗練されたデザインを楽しめたりします。
予算と求める性能のバランスを考慮し、最適な価格帯のモデルを選びましょう。また、中古市場も視野に入れることで、コストパフォーマンスの高い選択ができる可能性があります。
適切なシャフトも選ぶ
飛び系アイアンの性能を最大限に引き出すには、適切なシャフトの選択が重要です。シャフトの硬さ(フレックス)や重さは、スイングスピードや打点の高さに大きく影響します。
例えば、スイングスピードが遅い方は、軽量で柔らかめのシャフトを選ぶことで、ヘッドスピードを上げやすくなります。逆に、スイングスピードが速い方は、重めで硬めのシャフトを選ぶことで、安定性が向上します。
多くの飛び系アイアンは、複数のシャフトオプションを用意しています。好みのアイアンに合った、自身のスイングに最適なシャフトも見つけましょう。
以上の選び方を踏まえ、おすすめの飛び系アイアンをこれから紹介していきます。
編集部おすすめ 飛び系アイアン7選
その1. PING G730アイアン
PING史上最も飛んで最もやさしい飛び系アイアンとして開発されました。たわみを最大化したフェースとストロングロフト設計により、インパクト時に打点がブレても高初速を生み出すのが特徴です。新キャビティ構造により慣性モーメント(MOI)が12%向上しています。
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スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
発売日 | 2024年4月4日 |
ヘッド素材 | 17-4ステンレススチール |
仕上げ | ハイドロパールクローム仕上げ |
ライ角 | 62度(#7) |
ロフト角 | 26.5度(#7) |
編集部コメント
PING史上最強の飛び系アイアンと言えるG730。打感の良さと飛距離性能の高さに驚き。ミスヒットしても大きな飛距離ロスがなく、安定感抜群です。ワイドソールのおかげでバンカーショットも楽に打てるので、スコアアップを目指すアベレージゴルファーにおすすめのアイアンだと感じました。
その2. ゼクシオ 13 アイアン
ゼクシオ 13 アイアンは、チタンフェースの4ピース複合構造による徹底した低重心設計が特徴です。アイアン版「REBOUND FRAME」を採用し、高く伸びる弾道でやさしく大きく飛ばせる設計になっています。
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スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
発売日 | 2023年12月9日 |
ヘッド素材 | フェース:チタン
ボディ:SUS630+高比重タングステンニッケルウエイト(#5-7)SUS630(#8-SW) |
仕上げ | ミラー+サテン+レーザー |
ライ角 | 62.5度(#7) |
ロフト角 | 28度(#7) |
編集長のコメント
ゼクシオ 13 アイアンは、打ちやすさと飛距離性能を両立したモデルだと感じました。特に中・高齢者や女性ゴルファーにとっては、楽に振り抜けて高弾道が出せるので魅力的だと思います。カラーもネイビーとレッドから選べて、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントですね。
その3. テーラーメイド Qi アイアン
テーラーメイド Qi アイアンは、従来のキャビティ構造と中空構造モデルの良いところを融合させ、飛距離と直進性の向上を実現しています。番手ごとに最適化された重心設計である「FLTD CGデザイン」を採用しています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
発売日 | 2024年2月2日 |
ヘッド素材 | ステンレススチール450SS鋳造(#4-#8) ステンレススチール431SS(PW-SW) |
仕上げ | NO DATA |
ライ角 | 63度(#7) |
ロフト角 | 28度(#7) |
編集者のコメント
直進性と飛距離性能に驚きました。特に印象的だったのは、フェース下部でのミスヒットでも飛距離が落ちにくい点です。100切りを目指すゴルファーや、スコアメイクを重視する中級者にとって、非常に心強い味方になるでしょう。また、新たに追加された4番アイアンは、ユーティリティが苦手な方にとって魅力的な選択肢になりそうです。
その4. ブリジストンゴルフ 233HF アイアン
233HF アイアンは、高初速・高弾道で狙い撃つ、中空高機能アイアンとして開発されました。異なる2種類のポリマー素材をヘッド内部の上下に分けて配置し、ソフトな打感と軽量化を図っています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
発売日 | 2023年9月8日 |
ヘッド素材 | ボディ:軟鉄(S25C)、ポリマー、発泡ポリマー、タングステンウエイト フェース:Ultimate Strong Metal 2.0 |
製法 | 軟鉄鍛造中空 |
ライ角 | 62度(#7) |
ロフト角 | 28度(#7) |
編集長のコメント
納得できる完成度でした。中空構造でありながら、2種類のポリマーの組み合わせで打感の良さを実現している点は、特筆に値します。7番で28度という攻めすぎないロフト設定も、実戦で使いやすそう。飛距離を求めながらも、安定性も大切にしたいゴルファーには、真剣に検討する価値のある一本だと感じました。
その5. キャロウェイ PARADYM Ai SMOKEアイアン
PARADYM Ai SMOKEアイアンは、AIを活用して開発されたAiスマートフェースを搭載しています。25万のスイングデータをもとに設計され、飛距離アップ、スピンの最適化、弾道のバラつきの抑制を実現しています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
発売日 | 2024年2月9日 |
ヘッド素材 | 17-4 ステンレススチール / Ai スマートフェース / フェースカップ(#4-#8)
17-4 ステンレススチール / フェースプレート(#9-SW) |
仕上げ | NO DATA |
ライ角 | 62.25度(#7) |
ロフト角 | 28度(#7) |
編集部のコメント
PARADYM Ai SMOKEアイアンは、最新テクノロジーを駆使した次世代アイアンという印象。マッスルバックのようなシャープな見た目ながら、中空構造で抜群のやさしさを実現しているのが興味深いですね。AIによる最適化で、様々なスイングタイプのゴルファーに対応できる汎用性の高さも魅力的だと感じました。
その6. ヤマハ inpres DRIVESTAR TYPE/S アイアン
ヤマハのinpres DRIVESTAR TYPE/S は、「つかまりすぎを抑えて飛ばす」飛距離性能を追求したアイアンです。反発効率を最大化する最新テクノロジーに加え、ソール後方に77gの大容量タングステンウェイトを配置し、超深重心+低重心化により、圧倒的な飛距離を高弾道で実現しています。
スペック
項目 | 仕様 |
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発売日 | 2024年9月20日 |
ヘッド素材 | X37精密一体鋳造、タングステンウェイト(#5-#9,PW)
8620一体鋳造(AW-SW) |
仕上げ | NO DATA |
ライ角 | 61.75度(#7) |
ロフト角 | 25度(#7) |
編集部のコメント
本当に驚きの飛距離性能ですね。7番で180ヤード近く飛ぶのに、高弾道で止まりも良いんです。しかも、前モデルより短くなったことで振りやすくなっているのがポイントです。トップラインが薄めでアスリートに好まれるデザインで、中上級者も納得の顔となっています。
▼23年当時の記事
その7. ヤマハ inpres DRIVESTAR TYPE/D アイアン
ヤマハゴルフの inpres DRIVESTAR TYPE-D は、TYPE-S と同様の先進技術を搭載しつつ、よりワイドソールとなっています。大きめのヘッドで、安心感があり、つかまりやすい設計で、特にダフりに強い形状です。低重心化のためのタングステンウェイトは41gとTYPE/Sよりも軽量です。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
発売日 | 2024年9月20日 |
ヘッド素材 | X37精密一体鋳造、タングステンウェイト(#5-#9,PW)
8620一体鋳造(AW-SW) |
仕上げ | NO DATA |
ライ角 | 61.75度(#7) |
ロフト角 | 25度(#7) |
編集部のコメント
TYPE/Dは、TYPE/Sよりもさらに扱いやすく設計されています。実際に使ってみると、その寛容性の高さに驚かされますよ。特に、アイアンが苦手な方や、もっと飛距離を出したい中級者の方におすすめです。ただし、スピン量が少なめなので、グリーン攻略時には注意が必要かもしれません。
【Q &A】飛び系アイアンに関するみんなの疑問と答え
飛び系アイアンって本当に飛ぶの?
飛び系アイアンは、従来のアイアンと比べて確かに飛距離性能に優れています。その秘密は、ロフト角の増加とヘッドの設計にあります。
飛び系アイアンは、通常のアイアンよりもロフト角が大きく設定されています。例えば、従来の7番アイアンが32°のロフト角であるのに対し、飛び系アイアンでは25°程度まで立っていることがあります。これにより、ボールがより高く上がり、結果として飛距離が伸びるのです。
さらに、ヘッドの設計も飛距離アップに貢献しています。低重心設計により、ボールが上がりやすくなり、高反発素材の採用でボール初速が上がります。これらの要素が組み合わさることで、飛び系アイアンは確かに「飛ぶ」アイアンとなっているのです。
初心者でも飛び系アイアンを使えるの?
初心者の方でも飛び系アイアンを使用することは可能ですが、メリットとデメリットを理解した上で選択することが重要です。
飛び系アイアンのメリットとしては、ミスヒットに強い点が挙げられます。大型ヘッドやウェイト配置の工夫により、芯を外してもボールが大きく曲がりにくく、飛距離のロスも抑えられます。これは、まだショットが安定していない初心者にとって心強い特徴です。
一方で、デメリットとしては、コントロールの難しさがあります。飛び系アイアンは飛距離性能に特化しているため、思ったよりも飛んでしまい、グリーンを超えてしまうことがあります。また、スピン量が少ないため、グリーン上でボールを止めるのが難しい場合もあります。
初心者の方は、まずは基本的なスイングの習得に集中し、その後自分のプレースタイルに合わせてクラブを選ぶことをおすすめします。
飛び系アイアンを使う時の注意点は?
飛び系アイアンを選ぶ際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
- スイングタイプとの相性:飛び系アイアンは「払い打ち」のイメージでスイングすることが重要です。ダウンブローよりも、ボールを拾い上げるようなスイングが適しています。
- 他のクラブとのバランス:飛び系アイアンはロフト角が立っているため、他のクラブとの距離感のギャップに注意が必要です。特に、ピッチングウェッジとの距離差が大きくなりすぎないよう、セッティングを考慮しましょう。
- グリーン周りでの使用感:飛び系アイアンは、グリーン周りでのアプローチや寄せでは扱いにくい場合があります。スピン量が少ないため、ボールの止まりが悪くなる可能性があります。
これらのポイントを踏まえて購入を決めることをおすすめします。
▼紹介したアイアンに関する記事を含む、2024年最新アイアンの試打記事
まとめ
飛び系アイアンは、飛距離性能に特化したクラブとして人気を集めています。ロフト角の増加やヘッド設計の工夫により、確かに飛距離アップが期待できます。初心者でも使用可能ですが、コントロールの難しさなどデメリットもあるため、自分のレベルやプレースタイルに合わせて選択することが重要です。クラブ選びの際は、スイングタイプとの相性、他のクラブとのバランス、グリーン周りでの使用感などを考慮し、試打を重ねて最適なクラブを見つけましょう。
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PROFILE
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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